イザヤ 17章
その日には、人は造り主を仰ぎ、その目をイスラエルの聖なる方に注ぐ。 イザヤ書 17章7節
真の神を仰ぎ信頼しなさい
ダマスコは完全に破壊される。これが、ダマスコに対する神の託宣でした。彼らは、真の神に信頼する代わりに、偶像や自らの力に頼ったのです。ダマスコの成功と繁栄は一時的なもので、神の裁きの前には、何の役にも…
イザヤ 18章
そのとき、貢ぎ物が万軍の主にもたらされる。
…
万軍の主の名が置かれた場所
シオンの山へもたらされる。 イザヤ書 18章7節
神の憐れみと契約のゆえに
これは、ヒゼキヤ王の時代に与えられた預言で(王下19、20章)、クシュとはエチオピアのことです。 アッシリアの軍隊が、自国に向かって南下していると聞いたクシュの王は、近隣諸国と同盟を組むために使者を送りま…
マタイ 16章21-28
それから、弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」 マタイによる福音書 16章24節
自分の十字架を背負って
いよいよエルサレムへ向かうことを決意された主イエスは、これからご自分が多くの苦しみを受けて殺されること、そして3日目に復活することを弟子たちに打ち明け始められました。ところが、その言葉を聞いた弟子のペ…
イザヤ 19章
主は、必ずエジプトを撃たれる。しかしまた、いやされる。彼らは主に立ち帰り、主は彼らの願いを聞き、彼らをいやされる。 イザヤ書 19章22節
裁きの恵みを受けて
刑罰は、犯した罪への報いという一面を持つとともに、人を悔い改めへと導く教育的な面も備え持っています。 私が保護司をしていて出会った受刑者の中に、仮釈放を希望しないという人がいました。多くの前科のある累…
イザヤ 20章
この海辺の住民は言う。
「見よ、アッシリアの王から救われようと…望みをかけていたものがこの有様なら、我々はどうして逃げ延びえようか。」 イザヤ書 20章6節
世の勢力に望みを置くな
自分たちの力では対抗できない軍事大国の支配・脅威の中で、中小の国々は同盟を結ぼうとします。 イザヤの時代には、アッシリアの支配・脅威に対して同盟を結んで対抗しようとした国々がありました。それはここで「…
イザヤ 21章
厳しい幻が、わたしに示された。…
それゆえ、わたしの腰は激しくもだえ
産婦の痛みのような痛みにとらえられた。 イザヤ書 21章2節~3節
預言者イザヤの痛み
主は預言者イザヤに、バビロンについての恐ろしい一つの幻を示されました。その幻はイザヤの目には、バビロンを襲ういくつかの破滅的な出来事が重なり合うように見えていたのではないかとわたしは思います。だとし…
イザヤ 22章
その日には、お前たちは
森の家の武器に目を向けた。
…
しかし、お前たちは…遠い昔に都を形づくられた方を
見ようとしなかった。 イザヤ書 22章8節、11節
無信仰の古い喜びにとどまるな
このエルサレムについての託宣は、「どうしたのか」という、驚きあきれるイザヤの言葉で始まります。「騒音に満たされ、どよめく都、喜びに浮かれた町」、それはイザヤにとって異様な光景でした。敵襲を受けても滅…
イザヤ 23章
ティルスは王冠を戴き…世界に重んじられていた。
それを定められたのは万軍の主である。
ティルスの誇る美しさをことごとく汚し…。 イザヤ書 23章8節~9節
「70年」をどのように受け取るか
現在は遺跡と化しているティルスは、かつては地中海交易によって大きな繁栄を享受した都市国家でした。このティルスの繁栄は確かに主なる神によって与えられた繁栄でした。しかし、気をつけてください。聖書は、主…
詩編 23編
死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。
あなたの鞭、あなたの杖、
それがわたしを力づける。 詩編 23編4節
神はわたしを力づける
詩編23編はよく知られている有名な詩編の一つです。これを暗唱する人も多くいるでしょう。また、ある国では、私たちが知っている「詩編歌」以外の別の曲をつけて、たびたび賛美します。この詩編の表題―「賛歌」―そ…
マタイ 18章15-20
「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。」 マタイによる福音書 18章15節
兄弟を得るために
もし教会の誰かがあなたに対して罪を犯したとしたら、あなたはどのように対処するでしょうか。事を荒立てないようにして、その人とは距離を置こうとするでしょうか。それとも、その相手に復讐しようとするでしょう…
使徒 21章
彼らは皆、妻や子供を連れて、町外れまで見送りに来てくれた。そして、共に浜辺にひざまずいて祈り、互いに別れの挨拶を交わし、…戻って行った。 使徒言行録 21章5節~6節
共に祈り励まし合う信仰の友によって
使徒パウロと一行はエルサレムに向けて旅を続けていました。エフェソの教会の長老たちに別れを告げる説教のなかで、彼を待ち受ける苦難と決められた道を走り通す決意について語りました。彼らは非常に悲しみながら…
使徒 22章
「『主よ、どうしたらよいでしょうか』…主は、『立ち上がってダマスコへ行け。しなければならないことは、すべてそこで知らされる』と言われました。」 使徒言行録 22章10節
的を射た人生を生きるために
聖霊によって告げられていたとおり、エルサレム神殿の境内でユダヤ人たちによって暴行を受けたパウロは、その後、千人隊長に引き渡されました。そのとき同胞であるユダヤ人たちに、彼がどのようにキリストと出会い…
使徒 23章
その夜、主はパウロのそばに立って言われた。「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。」 使徒言行録 23章11節
主の導きに従順に従うことによって
パウロを逮捕した千人隊長は、なぜ彼がユダヤ人から訴えられているかを知るために、祭司長たちと最高法院全体の招集を命じ、パウロを彼らの前に立たせました。死者の復活があるかないかについてファリサイ派とサド…
使徒 24章
数日の後、フェリクスはユダヤ人である妻のドルシラと一緒に来て、パウロを呼び出し、キリスト・イエスへの信仰について話を聞いた。 使徒言行録 24章24節
抱いている希望について伝える
パウロはユダヤ人たちの陰謀によってエルサレムで命の危険にさらされますが、その計画が実行される直前に千人隊長に報告されました。ただちにその夜、彼はカイサリアにいたローマの総督フェリクスのもとに送り届け…
使徒 25章
そこで、フェストゥスは陪審の人々と協議してから、「皇帝に上訴したのだから、皇帝のもとに出頭するように」と答えた。 使徒言行録 25章12節
幻の実現に向けて前進する
2年もの間、パウロは総督フェリクスによってカイサリアで軟禁されていましたが、ようやく事態は進展し、ローマで証しするという幻の実現に一歩近づいていきます。 きっかけになったのがフェリクスの後任としてフェ…
詩編 24編
どのような人が、主の山に上り
聖所に立つことができるのか。 詩編 24編3節
礼拝者に求めることは
「どのような人が、主の山に上り、聖所に立つことができるのか」と、問いかけられています。「主の山」と「聖所」を契約の箱が置かれている所だとすれば、神の臨在と深く関連があり、それと関係ある「主の山」に上…
マタイ 18章21-35
「あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」 マタイによる福音書 18章35節
「義務」ではなく「心から」
ある家来が、王に対して1万タラントンの借金をしていました。その家来が返済の猶予を願い出ると、王はこの家来を憐れに思って彼の借金を帳消しにしてやりました。なぜ王は、この家来の願いを聞き届けてやったのでし…
創世記 12章
主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷
父の家を離れて
わたしが示す地に行きなさい。
…アブラムは、主の言葉に従って旅立った。 創世記 12章1節、4節
信仰の旅路 ― 信仰への旅立ち
きょうから3回、「信仰の旅路」という主題でお話しします。アブラム(アブラハム)の信仰の旅路は、主なる神がアブラムに語りかけるところから始まりました。アブラムだけでなく、私たちの信仰への旅立ちも神の言葉…
創世記 15章
主は彼を外に連れ出して言われた。
「天を仰いで、星を…数えてみるがよい。」そして言われた。「あなたの子孫はこのようになる。」 創世記 15章5節
信仰の旅路 ― 回復してくださる神
信仰の旅路は、安易でも平坦でもありません。アブラム(アブラハム)も失敗と挫折を繰り返し経験しました。飢饉を避けてエジプトに逃れ、信仰者として恥ずかしい経験もした。いつまで待っても子が与えられない。 今…
創世記 25章
アブラハムの生涯は175年であった。アブラハムは長寿を全うして息を引き取り、満ち足りて死に、先祖の列に加えられた。 創世記 25章7節~8節
信仰の旅路 ― 満ち足りて死に
アブラハムの長い信仰の旅路の終わりです。息子のイサクとイシュマエルによってサラが葬られているマクペラの洞穴の墓所に葬られました。長寿を全うしただけでなく、神が彼のために計画していたことが満たされ「充…
使徒 26章
「今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神に祈ります。このように鎖につながれることは別ですが。」 使徒言行録 26章29節
キリストのために生きる最高の人生
アグリッパ王とベルニケが、カイサリアのフェストゥスを表敬訪問したとき、パウロのことが話題に上りました。アグリッパ王がパウロの話を聞いてみたいと言ったため、再びパウロに証しの機会が与えられました。 熱心…
使徒 27章
「『パウロ、恐れるな。あなたは皇帝の前に出頭しなければならない。神は、一緒に航海しているすべての者を、あなたに任せてくださったのだ。』」 使徒言行録 27章24節
絶望のなかで希望を語る信仰
待ち望んでいたローマへの旅が、遂に実現することになりました。パウロや他の囚人たちは百人隊長ユリウスに引き渡され、ローマに向かい船出しました。しばらくの期間、「良い港」に停泊した後、再び船出しました。…
使徒 28章
パウロは、自費で借りた家に丸2年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、…教え続けた。 使徒言行録 28章30節~31節
摂理の神に導かれて歩む人生
パウロたちの乗った船は難破しましたが、神の約束のとおり全員無事にマルタ島に上陸できました。島の住民は彼らを親切にもてなしてくれました。滞在中、島の長官プブリウスの父親が熱病と下痢で苦しんでいるのを知…
マタイ 20章1-16
「このように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」 マタイによる福音書 20章16節
後にいる者が先になる
あるぶどう園の主人が、労働者を雇うために夜明けに広場に行き、そこにいた人びとを1日1デナリオンの賃金で雇いました。そして、その後も、9時、12時、3時、5時に広場にいた人びとを前と同じ賃金で雇ってぶどう園に…
イザヤ 24章
月は辱められ、太陽は恥じる
万軍の主がシオンの山、エルサレムで王となり
長老たちの前に、主の栄光が現されるとき。 イザヤ書 24章23節
裁きを恐れ栄光の神を仰ぐ
イザヤはユダの民に、厳しい神の裁きの預言を語ります。 きょうの箇所で繰り返し語られるのは、地上の荒廃です。民も祭司も、僕も主人も同じ運命と言われ(2節)、地上の高貴な民が弱り(4節)、地上の喜びや楽しみ…
イザヤ 25章
主はこの山ですべての民の顔を包んでいた布と
すべての国を覆っていた布を滅ぼし
死を永久に滅ぼしてくださる。 イザヤ書 25章7節~8節
死を永久に滅ぼす圧倒的な喜び
主の厳しい裁きを語ったイザヤは、ここで一転して主を喜びほめたたえています。 当時のユダの国は、周辺の力のある国々から攻め込まれる中にありました。しかし、それでも彼が主を喜んでいるのは、地上で力を持つ都…
イザヤ 26章
あなたの死者が命を得
わたしのしかばねが立ち上がりますように。
…あなたの送られる露は光の露。
あなたは死霊の地にそれを降らせられます。 イザヤ書 26章19節
苦難の中で命の平和を与える神
当時のイスラエルは、アッシリアやバビロンといった他国からの圧迫を受けていました。「あなた以外の支配者が我らを支配しています」と言われる現実です(13節)。 イザヤは、そのような国々への主の罰と滅びを語り…
イザヤ 27章
その日が来ると、大きな角笛が吹き鳴らされ、…
エジプトの地に追いやられた者も来て
聖なる山、エルサレムで主にひれ伏す。 イザヤ書 27章13節
終わりの日に向けて主を待ち望む
「その日」という言葉がきょうの箇所で繰り返されています。「その日」とは、主が決定的な御業をなさる日です。終わりの日を思わせる表現です。 「その日」、主に激しく刃向かってきたレビヤタンや海にいる竜も完全…
イザヤ 28章
これもまた万軍の主から出たことである。
主の計らいは驚くべきもので
大いなることを成し遂げられる。 イザヤ書 28章29節
苦難の中で主のすばらしさを味わう
イスラエルの民の歩みが厳しく問われています。民の宗教を司る預言者と祭司が強い酒に酔っていると言われます。都エルサレムでも神との契約が全く失われてしまったような現実が述べられるのです(15節)。 しかし、…
詩編 25編
わたしの若いときの罪と背きは思い起こさず、慈しみ深く、御恵みのために、主よ、わたしを御心に留めてください。 詩編 詩編25編7節
慈しみ深い神を信頼せよ
本日の詩編は、信仰告白(8~15節)と、それを囲む祈り(1~7、16~22節)で構成されています。詩人は、「神は恵み深く正しくいまし、罪人に道を示してくださいます」(8節)と告白します。それは、ダビデがこれま…
毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2023年9月は香川県高松市にある「高松東教会」です