摂理の神に導かれて歩む人生 | 使徒言行録 28章

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使徒言行録 28章

パウロは、自費で借りた家に丸2年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、…教え続けた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 28章30節~31節

摂理の神に導かれて歩む人生

パウロたちの乗った船は難破しましたが、神の約束のとおり全員無事にマルタ島に上陸できました。島の住民は彼らを親切にもてなしてくれました。滞在中、島の長官プブリウスの父親が熱病と下痢で苦しんでいるのを知り、その家に行き、祈り、手を置いて癒しました。それにより、島のほかの住民たちも癒してもらうことになったのです。難破という試練は、思いをはるかに超えて主の御業が豊かに現れる機会となりました。

3ヶ月後、再びローマに向けて出航し、遂に彼らはローマに到着しました。主にある兄弟たちが迎えに来てくれたのを知ったパウロは神に感謝し、大いに勇気づけられました。

ローマでの2年間は「きょうの聖句」が示すように、軟禁状態であるとはいえ、訪問する人びとをだれかれとなく歓迎し、全く自由に神の国を宣べ伝え、イエス・キリストについて教え続けることができる、実に豊かな福音宣教のときとなりました。「ローマでも証しをしなければならない」との主の御言葉は、このようにして完全に成就したのです。

私たちが信じる神は、主の召しに従う者の歩みを導いてくださるだけでなく、その過程で、私たちの思いをはるかに超えた恵みを待たせておられる、生きておられる摂理の神です。

【祈り】

主よ、私たちもあなたの導きに従順に従うことができるように、御言葉によって導いてください。

後藤 公子