的を射た人生を生きるために | 使徒言行録 22章

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使徒言行録 22章

「『主よ、どうしたらよいでしょうか』…主は、『立ち上がってダマスコへ行け。しなければならないことは、すべてそこで知らされる』と言われました。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 22章10節

的を射た人生を生きるために

聖霊によって告げられていたとおり、エルサレム神殿の境内でユダヤ人たちによって暴行を受けたパウロは、その後、千人隊長に引き渡されました。そのとき同胞であるユダヤ人たちに、彼がどのようにキリストと出会い、回心し、人生を変えられたかを証しする機会が与えられました。

パウロはガマリエルのもとで厳しい教育を受けて熱心に神に仕える者でした。その確信に基づきキリスト者たちを激しく迫害し、獄に投じ、死に至らせました。そしてさらなる迫害を計画し、ダマスコへ向かっていたとき、天からの強い光に照らされ、復活の主イエスと劇的に出会いました。

「主よ、あなたはどなたですか」という彼の問いに、「わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスである」と主は答えられました。次に、彼が発した問いは「主よ、どうしたらよいでしょうか」、直訳すると「主よ、何をなすべきでしょうか」でした。それまで、キリスト者を迫害することが律法にかなうことだと考え、全力で迫害してきました。しかし、それは、全く的外れの行為であり、むしろ反対に主を迫害していたことに気づかされた瞬間でした。私たちの限られた人生が的を射たものになるために、主は私たちにもご自身を現してくださいました。

【祈り】

あなたは救い主、主です。あなたに、なすべきことを日々問いつつ歩む信仰を与えてください。

後藤 公子