終わりの日に向けて主を待ち望む | イザヤ書 27章

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イザヤ書 27章

その日が来ると、大きな角笛が吹き鳴らされ、…
エジプトの地に追いやられた者も来て
聖なる山、エルサレムで主にひれ伏す。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 27章13節

終わりの日に向けて主を待ち望む

「その日」という言葉がきょうの箇所で繰り返されています。「その日」とは、主が決定的な御業をなさる日です。終わりの日を思わせる表現です。

「その日」、主に激しく刃向かってきたレビヤタンや海にいる竜も完全に倒されます。そして主は、わたしはもはや憤っていないと言われ(4節)、苦難の中を歩んだ信仰者に繰り返しご自身との和解を呼びかけられます(5節)。

イスラエルの民はそこに至るまで、その罪の故に数多くの苦しみを経験させられることになります。もし自分たちの都が荒れ野になれば、民は力なく呆然と立ち尽くすほかはないでしょう。

しかし、そのような苦難を経た中でも、「その日」、民は一人ひとりが主によって拾い集められると言われます。そして新しいエルサレムで主を喜び礼拝すると言われるのです。

イザヤは、「その日」を待ち望むようにと民に語っています。神の救いの業を待ち望めと言うのです。

今や私たちはイエス・キリストにあって、日々神の救いの業を期待することができます。神はイエスにあって、きょう、罪の弱さのある私たち一人ひとりに和解の手を差し伸べられ、主に心からひれ伏す導きをお与えになるのです。

【祈り】

天の父よ。今日も恵みによってあなたにひれ伏す者にさせてください。

宮﨑 契一(那覇伝道所)