神はわたしを力づける | 詩編 23編

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詩編 23編

死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。
あなたの鞭、あなたの杖、
それがわたしを力づける。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 23編4節

神はわたしを力づける

詩編23編はよく知られている有名な詩編の一つです。これを暗唱する人も多くいるでしょう。また、ある国では、私たちが知っている「詩編歌」以外の別の曲をつけて、たびたび賛美します。この詩編の表題―「賛歌」―そのものです。

私たちにいつ歌を歌うのかと問いかけられたら、喜びが溢れるとき、希望に満たされるとき、平穏なときなどだと言えるでしょう。しかし、著者であるダビデは、「死の陰の谷を行くとき」と記されているとおり、死ぬほど厳しい状況の中で歌っていることが分かります。事情を詳しく説明しなくても、そのとき歌えることは、人間的に見ればありえない状況だったと思います。しかし、ダビデは違いました。自分の置かれている環境より、神に対する信頼は厚く、神を賛美しています。そんなことがどうしてできるのでしょうか。神に対する信頼があるとしても災いがなくなることはないでしょう。災いを目の前にしても恐れないダビデの信仰に憧れます。それができる理由は何でしょうか。何があっても、どのような状況であっても、ダビデにとっては神だけが拠り所であり、力づけてくださるお方です。私たちと同じ人間であるダビデが神を近くに感じてきたように、私たちも力づけてくださる神を信頼しましょう。

【祈り】

主よ、あなたを信頼し、その信仰によって生かしてください。

黄 敬秀(長久手伝道所)