抱いている希望について伝える | 使徒言行録 24章

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使徒言行録 24章

数日の後、フェリクスはユダヤ人である妻のドルシラと一緒に来て、パウロを呼び出し、キリスト・イエスへの信仰について話を聞いた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 24章24節

抱いている希望について伝える

パウロはユダヤ人たちの陰謀によってエルサレムで命の危険にさらされますが、その計画が実行される直前に千人隊長に報告されました。ただちにその夜、彼はカイサリアにいたローマの総督フェリクスのもとに送り届けられました(23章)。

その5日後、大祭司アナニアの一行はカイサリアに来て総督にパウロを訴え出、「彼は『ナザレ人の分派』の首謀者であり非常に危険な人物です」と告発しました。その後、パウロに弁明の機会が与えられたとき、彼は聖書を信じ、復活の希望を神に対して抱いていることなど確信をもってフェリクスに語りました。

その数日後、フェリクスはユダヤ人である妻ドルシラと来て、キリストへの信仰についてさらに聞くためにパウロを呼び出しました。彼が先の弁明で述べたことから興味を抱いたのでしょう。しかしパウロが正義や来るべき裁きについて話すと彼は恐怖を抱き、そこでやめさせました。

結果はどうであっても、パウロは要求する人に対して、常に彼が抱いている希望について、確信をもって伝える備えをしていた信仰者でした。

「あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい」(1ペト3章15節)。

【祈り】

主よ、私たちが抱いている希望について、確信をもって伝えることのできる知恵と勇気をお与えください。

後藤 公子(中津川伝道所)