リジョイス聖書日課 2023年5月

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2023年5月の聖書日課

わたしの街のこの教会 Vol.72 鈴蘭台教会

わたしの街のこの教会 Vol.72 鈴蘭台教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2023年5月は兵庫県神戸市にある「鈴蘭台教会」です。

創世記 16章

「やがてあなたは男の子を産む。
その子をイシュマエルと名付けなさい
主があなたの悩みをお聞きになられたから。」 創世記 16章11節

人の愚かさを超えた主のご計画

あなたの子孫を増やして大いなる国民にするとの約束を与えられて、カナンの地にやって来てから、アブラムは10年待ちました。しかし、約束の実現に不可欠な子どもが生まれません。サライは自分の女奴隷ハガルにアブ…

創世記 17章

アブラハムの家の男子は、家で生まれた奴隷も外国人から買い取った奴隷も皆、共に割礼を受けた。
創世記 17章27節

諸国に広がる永遠の契約のしるし

15章でアブラムは、主を信じて義と認められました。すでに義と認められたアブラムに、きょうの箇所では契約のしるしとして割礼を受けるように命じられます。 この時、アブラムは99歳です。多くの子孫を与えると約束…

創世記 18章

「アブラハムは大きな強い国民になり、世界のすべての国民は彼によって祝福に入る。」 創世記 18章18節

約束の祝福をもたらす大胆な執り成し

18章には二つのエピソードが記されています。ひとつは、アブラハムとサラのもとに3人の人がやって来て、来年の今ごろサラに男の子が生まれていると告げるものです。89歳になっていたサラには信じられず、ひそかに笑…

創世記 19章

ロトはためらっていた。主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。
創世記 19章16節

罪の混沌でなおも主が憐れむ

家畜の財産が増えてアブラハムと共に住むことができなくなったロトは、よく潤った低地の町ソドムに住むようになっていました。契約が結ばれる公の場である町の門の所に座り、娘を町の男に嫁がせるなど、ロトはソド…

創世記 20章

アブラハムが神に祈ると、神はアビメレクとその妻、および侍女たちをいやされたので、再び子供を産むことができるようになった。 創世記 20章17節

人の弱さを超える主の憐れみ

寄留者としてカナンの地に滞在していたアブラハムは、土地の人々を恐れて、「どこへ行っても、わたしのことを、この人は兄ですと言ってくれないか」と妻のサラに頼んでいました(13節)。それが身を守る手段と考え…

詩編 9編

虐げられている人に
主が砦の塔となってくださるように
苦難の時の砦の塔となってくださるように。 詩編 9章10編

わたしの神はどこまでも憐れみ深い神

神を第一としない者がふくれあがっています。神を信じていなくても、案外不自由なく事が運ばれていきます。それどころか、主を信じる人が心を責められ、落ち着き無く過ごすのです。「主よいつまでですか」の叫びは…

ヨハネ 14章1-14節

イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」 ヨハネによる福音書 14章6節

生ける神への道である主イエス

主イエスは、御自分の最後が近いことを知り、弟子たちと最後の食事をされました。イエスは、弟子の一人であるイスカリオテのユダが自分を裏切るであろうこと、それによって自分は世を去るであろうということ、弟子…

列王上 19章1-8節

彼はえにしだの木の下で横になって眠ってしまった。御使いが彼に触れて言った。「起きて食べよ。」 列王記上 19章5節

えにしだの木の下での休息

ここはエリヤの生涯の中でも最も暗い失意と絶望の時です。この直前の18章に、有名なバアルの預言者たちとの対決の場面があります。それは圧倒的な勝利に終わるものの、イゼベルの恐るべき追撃を招くことになりまし…

エレミヤ 1章

主の言葉がわたしに臨んだ。
「エレミヤよ、何が見えるか。」
わたしは答えた。
「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます。」 エレミヤ書 1章11節

春を告げるアーモンドの花

薄紅をまとったアーモンドの白い花は、どの木よりも早く開花して春を告げます。しかし、若き預言者エレミヤが見ていたアーモンドの枝には、まだ花は咲いていなかったのではないでしょうか。凍てつく冬の寒さの中で…

創世記 21章

主は、約束されたとおりサラを顧み…彼女は身ごもり、年老いたアブラハムとの間に男の子を産んだ。 創世記 21章1節~2節

主の御業を経験し強められる

かつてアブラハムもサラも、息子が生まれることを信じられずに笑いましたが、今やイサク(「彼は笑う」という意味)が生まれて、彼らに喜びの笑いが与えられました。 ところが、女奴隷であったハガルとアブラハムの…

創世記 22章

アブラハムは答えた。
「わたしの子よ、焼き尽くす献げ物の小羊はきっと神が備えてくださる。」 創世記 22章8節

主が備えた小羊と祝福の約束

イサクが誕生したことで、アブラハムの子孫が海辺の砂のように増えるという約束が、実現に向けて動き出しました。ところが、神は独り子イサクを焼き尽くす献げ物とするようにお命じになります。 かつてアブラハムは…

創世記 23章

その畑とそこの洞穴は、こうして、ヘトの人々からアブラハムが買い取り、墓地として所有することになった。 創世記 23章20節

主の約束が必ず実現することを知る者

サラは127年の地上での生涯を終えました。長年にわたって彼女と連れ添ったアブラハムは、胸を打ち、嘆き悲しみました。二人は主の約束の実現を待ち望み、サラが90歳という高齢でイサクを産むという奇跡を共に経験し…

詩編 10編

立ち上がってください、主よ。
神よ、御手を上げてください。
貧しい人を忘れないでください。 詩編 10編12節

小さい者を神が忘れることはない

神の正義が問われています。神に望みをかけている人が失われようとしています。敵の力が強大なときに、貧しい人には何ができるでしょうか。「神はお忘れになった」と嘆くしかないのでしょうか。それとも、「神は必…

ヨハネ 14章15-21節

「父は別の弁護者を遣わして…くださる。…この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。」 ヨハネによる福音書 14章16節~17節

いつも共にいてくださる主イエス

主イエスは、去っていく御自分の代わりに「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である」と約束されました。「弁護者」は、…

創世記 24章

僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。 創世記 24章15節

信仰と祈りを用いて進展する主の約束

子孫を増やし、カナンの地を子孫に与えると、主がアブラハムに約束してくださいました。その約束の実現には、息子イサクのために妻を迎える必要があります。ただし、カナンの娘を妻として迎えれば、やがてカナン人…

創世記 25章

「二つの国民があなたの胎内に宿っており
二つの民があなたの腹の内で分かれ争っている。

兄が弟に仕えるようになる。」 創世記 25章23節

それでもなお主の約束が受け継がれる

アブラハムが死に、サラのために買い取った洞穴に葬られます。主の約束によれば、彼らが葬られたカナンの地は、やがて子孫に与えられます。息子イサクはアブラハムの全財産を受け継ぎ、アブラハムと同様に神に祝福…

創世記 26章

「わたしはあなたと共にいてあなたを祝福し、…あなたの父アブラハムに誓ったわたしの誓いを成就する。」 創世記 26章3節

主が誓われた契約を継承する

26章は、イサクが主人公として描かれる唯一の章です。三つのエピソードが記されます。妻を妹だと偽る出来事、井戸をめぐる争い、ゲラルの王アビメレクとの契約締結の三つです。たいへん興味深いことに、そのいずれ…

ルカ 24章44-53節

イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。 ルカによる福音書 24章50節~51節

手を上げて祝福している主イエス

きょうは、主イエスが天に上げられた昇天日です。よみがえられた主イエスは、40日にわたって弟子たちに現れ、御自分の復活を示し、神の国について教えられました。そして天に上げられ、その10日後の五旬祭の日、一…

詩編 11編

主は正しくいまし、恵みの業を愛し
御顔を心のまっすぐな人に向けてくださる。 詩編 11編7節

わたしの魂は救い主なる神を仰ぐ

わたしは果たして神の御前に正しくあると言えるでしょうか。悪者どもが攻撃を仕掛けようとしています。これに、耐えることができるでしょうか。最後まで神への信仰を守り通すことができるでしょうか。 いえ、自分の…

詩編 12編

主は言われます。
「虐げに苦しむ者と
呻いている貧しい者のために
今、わたしは立ち上がり
彼らがあえぎ望む救いを与えよう。」 詩編 12編6節

私はひたすら神の言葉に依り頼みます

詩人は深い苦しみの中にあります。親しい信仰の友は消え、もはや友とは呼べない人が苦しめてきます。神を認めない者らは尊大に振る舞い、それでも平気です。神への畏れはなく、自分こそが主人だからです。 神への畏…

ヨハネ 17章

「彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。」
ヨハネによる福音書 17章11節

主イエスの祈りに支えられて

「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」(16章33節)と言われた後に主イエスは、天を仰いで祈られました。この祈りは、大祭司の祈りと呼ばれています。主イエス…

ヨナ 1章

「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている。」 ヨナ書 1章2節

それでも神の御心が為されていく

神は、「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ」と預言者ヨナに言われました。神はニネベの町の人たちが悔い改めるようにヨナを遣わされたのでした。しかし、ヨナは神の命令に従わず、タルシシュ行きの…

ヨナ 2章

わたしは感謝の声をあげ
いけにえをささげて、誓ったことを果たそう。
救いは、主にこそある。 ヨナ書 2章10節

暗闇と絶望のなかに光は必ずある

ヨナは神の命令に背き、その結果、海に放り込まれてしまいました。しかし神は、ヨナをそのまま放置することなく、巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられました。そして、ヨナは一命をとりとめたのでした。 ヨナは…

ヨナ 3章

神は彼らの業、彼らが悪の道を離れたことを御覧になり、思い直され、宣告した災いをくだすのをやめられた。
ヨナ書 3章10節

思い直される憐れみ深い神

ヨナは神のご命令に背きますが、神はヨナをご自身の道へと戻されます。それがニネベでの宣教でした。ヨナは神の命令どおりに直ちにニネベに行き、「あと40日すれば、ニネベの都は滅びる」と教え、「粗布をまとい、…

ヨナ 4章

「わたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、12万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。」 ヨナ書 4章11節

どこまでも人を愛される主

ヨナは神のご命令どおりにニネベの町に行って、悔い改めのメッセージをしました。するとニネベの人たちはヨナのことばを神のことばとして受け止めて、悔い改めたのでした。すると、ヨナはこのことが大いに不満でし…

使徒 1章

「あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
使徒言行録 1章8節

主イエスの証人は地の果てへ

使徒言行録の著者ルカは第1巻としてルカによる福音書を記しました。主イエスの降誕が最初に告げられたのは野宿をしていた羊飼いです。そしてこの時、復活の主イエスご自身が「エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマ…

使徒 2章

彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 使徒言行録 2章42節

教会の熱心に仲間が加えられる

「酒に酔っているのではありません」(15節)という言葉から始まるペンテコステの日のペトロの説教。約束された聖霊が注がれたその日に洗礼を受けた人は、3千人という驚くべき数にのぼりました。 そして「彼らは、…

ヨハネ 7章37-39節

イエスは立ち上がって大声で言われた。「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。」 ヨハネによる福音書 7章37節

渇いている人は主イエスのもとに

主イエスは、「御自分の時」、すなわち、十字架の死と復活によって神の栄光を現す時がまだ来ていないことを知っておられました。それゆえ、仮庵祭が近づいてもガリラヤにとどまっておられました。しかし、このとき…

使徒 3章

ペトロはヨハネと一緒に彼をじっと見て、「わたしたちを見なさい」と言った。 使徒言行録 3章4節

主イエスの名による視点

彼はどんな思いでその眼差しを向けていたのでしょうか。神殿の門のそばに「置かれた」生まれつき足の不自由な男は神殿の境内に入ろうとするペトロとヨハネを見ます。 ペトロとヨハネは反対に「彼をじっと見て」「わ…

使徒 4章

「ほかのだれによっても、救いは得られません。わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。」 使徒言行録 4章12節

わたしたちが救われるべき唯一の名

毎日あらゆる広告が目の前を飛び交います。「これを食べて健康になろう!」、「これに入会して人間関係を広げよう!」、「老後の蓄えのためにこれをしよう!」、「仕事がうまくいくためにこれを買おう!」。それら…

使徒 5章

「行って神殿の境内に立ち、この命の言葉を残らず民衆に告げなさい」と言った。
使徒言行録 5章20節

神から出た束縛されない命の言葉

現代人の1日の情報量は江戸時代の人たちの1年分、平安時代の人たちの一生分と言われます。現代は人から出る多くの言葉が溢れかえっています。ある言葉は人を傷つけ、多くの言葉は消えて行きます。 多くの人びとをい…