創世記 24章
僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 24章15節
信仰と祈りを用いて進展する主の約束
大西 良嗣(宝塚教会)
僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 24章15節
大西 良嗣(宝塚教会)
2023年5月の聖書日課をまとめて表示します。
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大西 良嗣が担当した聖書日課をまとめて表示します。
子孫を増やし、カナンの地を子孫に与えると、主がアブラハムに約束してくださいました。その約束の実現には、息子イサクのために妻を迎える必要があります。ただし、カナンの娘を妻として迎えれば、やがてカナン人と同化して、約束の実現はうやむやになってしまうでしょう。一族の住む故郷のナホルの町にいるアブラハムの一族から妻となる人を連れて来ることが、最善の方法です。アブラハムが全財産を任せるほどに信頼する年配の僕が、この重大な任務を帯びて遣わされました。
しかし、イサクの妻としてふさわしい女性をどうやって見つけ出したらよいでしょうか。僕は祈ります。「水を自分にも、らくだにも飲ませてくれた娘こそ、あなたがイサクの妻となる人としてお決めになったものとさせてください」。驚くべきことに、僕がまだ祈り終わらないうちに、リベカがやってきて、僕にもらくだにも水を飲ませます。彼女は一族の娘でした。家族もリベカ自身も、彼女がイサクの妻となることに同意します。「このことは主の御意志ですから」(50節)と言って、彼らも主の御心に従うのです。
こうして、アブラハムへの約束が前進します。僕の信仰と祈りを用いながら。
【祈り】
主よ、あなたの御国の完成を待ち望みます。約束の進展に私たちの信仰と祈りを用いてください。