手を上げて祝福している主イエス | ルカによる福音書 24章44-53節

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ルカによる福音書 24章44-53節

イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 24章50節~51節

手を上げて祝福している主イエス

きょうは、主イエスが天に上げられた昇天日です。よみがえられた主イエスは、40日にわたって弟子たちに現れ、御自分の復活を示し、神の国について教えられました。そして天に上げられ、その10日後の五旬祭の日、一つ所に集まって祈っていた弟子たちの群れに聖霊が降りました。弟子たちが全世界に福音を宣べ伝え始めた、ペンテコステの出来事です。

ルカ福音書は、主イエスが弟子たちを「祝福しながら」天に上げられたと言います。それを受けて使徒言行録は、「天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる」という御使いたちの言葉を書き留めます(使徒1章11節)。主イエスは祝福するお姿で再び来られるということですが、これはすなわち、天に上げられた主が今も天にあって私たちを祝福してくださっているということです。この主が、聖霊によって世の終わりまでいつも私たちと共にいてくださいます(マタ28章20節)。

私たち自身は小さく無力で、罪深く愚かな者にほかなりません。けれども、この主が共にいてくださって、罪赦され、力を与えられて、福音を宣べ伝えることができます。私たちは、主の祝福に支えられて、主の復活の証人として罪の赦しを得させる悔い改めの福音を宣べ伝えます。

【祈り】

天にあって祝福しておられる主を仰いで歩む日々であらせてください。

望月 信(鈴蘭台教会)