暗闇と絶望のなかに光は必ずある | ヨナ書 2章

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ヨナ書 2章

わたしは感謝の声をあげ
いけにえをささげて、誓ったことを果たそう。
救いは、主にこそある。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨナ書 2章10節

暗闇と絶望のなかに光は必ずある

ヨナは神の命令に背き、その結果、海に放り込まれてしまいました。しかし神は、ヨナをそのまま放置することなく、巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられました。そして、ヨナは一命をとりとめたのでした。

ヨナは、三日三晩、魚の腹の中にいました。そのとき、自分は本当に滅びると思ったのではないでしょうか。魚の腹の中は暗闇でした。この暗闇は、神との関係が一切断たれている状態をさします。その暗闇の状態のなかでヨナは神に祈ります。その暗闇の絶望のなかで、ヨナが必死で祈り助けを求めると、神はその祈りに応えてくださいます。ヨナは確信します。神がわたしを滅びの穴から引き上げてくださると。ヨナは神の働きを感じて、自分が救われたことを主に感謝し、「救いは、主にこそある」と主をほめたたえるのでした。そして、ヨナは陸地に吐き出され、命が助かったのでした。

こうして話はふりだしに戻ります。いや、神の御心の道がスタートします。この間、ヨナの死の危機と救出の体験がありました。暗闇と絶望のなかでヨナは必死に祈りました。神はその祈りを聞き、助けてくださいました。ここに主の憐れみがあります。この憐れみを信じて、きょうを生きて前に進みましょう。

【祈り】

主よ、どうか、わたしの祈りを聞き、助け導き、憐れんでください。

潮田 祐(盛岡伝道所)