主イエスの証人は地の果てへ | 使徒言行録 1章

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使徒言行録 1章

「あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 1章8節

主イエスの証人は地の果てへ

使徒言行録の著者ルカは第1巻としてルカによる福音書を記しました。主イエスの降誕が最初に告げられたのは野宿をしていた羊飼いです。そしてこの時、復活の主イエスご自身が「エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」と弟子たちに告げられます。天に上げられる直前の主イエスの言葉は、弟子たちにとってどれほど衝撃的だったでしょうか。

エルサレムとは主イエスが十字架にかかられた場所です。ユダヤで主イエスは拒否されました。そしてユダヤ人とサマリア人は良い関係ではありません。しかし、聖霊が降ると主イエスの福音は、それらの場所を越えて地の果てに至ると言われます。

当時の弟子たちの頭の中の世界地図はせいぜいローマ帝国の周辺までだったでしょう。しかし、当時の「地の果てを越えた」ここ日本で、私たちは主イエスの福音を聞いています。聖霊のお働きが確かにあり続け、証人が起こされ続け、弟子たちの思いを遥かに越えて、主イエスの言葉が実現しています。

この聖霊の働きは主イエスが再び来られ神の国が完成する時まで止むことがありません。

【祈り】

聖霊の働きによって主イエスの福音が広がり、私たちへと至っていることを感謝します。

大宮 季三(横浜中央教会)