詩編 12編
主は言われます。
「虐げに苦しむ者と
呻いている貧しい者のために
今、わたしは立ち上がり
彼らがあえぎ望む救いを与えよう。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 12編6節
私はひたすら神の言葉に依り頼みます
後登 雅博(高蔵寺教会)
主は言われます。
「虐げに苦しむ者と
呻いている貧しい者のために
今、わたしは立ち上がり
彼らがあえぎ望む救いを与えよう。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 12編6節
後登 雅博(高蔵寺教会)
2023年5月の聖書日課をまとめて表示します。
「詩編」の聖書日課をまとめて表示します。
後登 雅博が担当した聖書日課をまとめて表示します。
詩人は深い苦しみの中にあります。親しい信仰の友は消え、もはや友とは呼べない人が苦しめてきます。神を認めない者らは尊大に振る舞い、それでも平気です。神への畏れはなく、自分こそが主人だからです。
神への畏れが無いために、世界には悪がはびこっています。本来、神をほめたたえるために与えられた唇からも、聞こえてくるのは偽りばかり。尊大な者の言葉は人を生かすことなく、死に至らしめます。
このような有り様を神が見過ごしにされるはずがありません。神の言葉は真実です。神は、人とは異なり、御自分を偽ることができません。二枚舌を使うこともされません。神が語られたとおりのことが成ります。私たちは苦難においても、神の真実の言葉に依り頼むだけです。そこにはまことに憩いがあります。
逆らう者は、なおその悪しき行いを改めようとはしません。それでも私たちは神のもとに留まり続けなければなりません。私たちは神の言葉の真実によって救いを得るからです。
御言葉に対して「アーメン」と唱えましょう。神は、私たちのために天より助けを与えてくださいます。神があなたのために立ち上がってくださいます。神の助けはすぐそこまで来ています。
【祈り】
神よ、あなたを求める人に助けをお与えください。神に望みを置く人を御心に留めてください。アーメン