リジョイス聖書日課 2018年8月

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2018年8月の聖書日課

マタイ 6章

「また、あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、…』」 マタイによる福音書 6章7節~9節

天におられるわたしたちの父よ

私たちは、ひどい病気ではないかという不安な気持ちで病院に行くことがあります。原因が分からないと不安です。医者は病気の原因をつきとめ、薬を出して治すことができますし、不安の理由も病人以上に知っています…

マタイ 23章

「だが、あなたがたは『先生』と呼ばれてはならない。あなたがたの師は一人だけで、あとは皆兄弟なのだ。また、地上の者を『父』と呼んではならない。あなたがたの父は天の父おひとりだけだ。」 マタイによる福音書 23章8節~9節

わたしたちの父よ

たとえば、教師が生徒に「ここを直せばあなたはよくなる」と話します。親は我が子に「もう少し努力すれば必ずよくなる」と熱く語ります。けれども、語った本人は口先だけで、自分はしていないことがあります。上に…

ヨブ 42章

「これは何者か。知識もないのに
神の経綸を隠そうとするとは。」
そのとおりです。
わたしには理解できず、わたしの知識を超えた
驚くべき御業をあげつらっておりました。

あなたのことを、耳にしてはおりました。
しかし今、この目であなたを仰ぎ見ます。 ヨブ記 42章3節~5節

御名をあがめさせたまえ

神の御名が正しくあがめられるとはどういうことでしょうか。それは、人が神について正しく知ること、そして神の栄光が地上に現されることです。神は栄光に満ちたお方ですから、栄光が増えたり減ったりすることはあ…

マタイ 6章

「だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」 マタイによる福音書 6章31節~33節

御国を来たらせたまえ

主イエスは、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい」と弟子たちに教えられました。これは「御国を来たらせたまえ」と祈ることと同じです。 御国とは神の支配のことです。この祈りは、「ますます神のものとし…

マタイ 14章13-21節

「あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」…「ここにはパン5つと魚2匹しかありません。」イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い…5つのパンと2匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。 マタイによる福音書 14章16節~19節

食べる物を与えなさい

群衆が主イエスの後を追ってきていました。そこは人里離れた場所であり、夕食の時刻が近づいていました。「それぞれが自分で村へ食べ物を買いに行くために群衆を解散させてください」と、弟子たちはもっともな提案…

マタイ 26章

更に、二度目に向こうへ行って祈られた。「父よ、わたしが飲まないかぎりこの杯が過ぎ去らないのでしたら、あなたの御心が行われますように。」 マタイによる福音書 26章42節

御心が行われますように

主イエスは十字架に向かう前夜、ゲツセマネの園で悲しみもだえて祈られました。「わたしは死ぬばかりに悲しい」と、弟子たちにおっしゃいました。この祈りの格闘の後、主イエスは御父の心に従い、十字架へと進まれ…

箴言 30章

二つのことをあなたに願います。
わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。

貧しくもせず、金持ちにもせず
わたしのために定められたパンで
わたしを養ってください。
飽き足りれば、裏切り
主など何者か、と言うおそれがあります。
貧しければ、盗みを働き
わたしの神の御名を汚しかねません。 箴言 30章7節~9節

日用の糧を与えたまえ

天の父に霊的な事柄だけでなく、生活に必要な一切を求めるように、「日用の糧を与えたまえ」と祈るように主イエスは教えてくださいました。これは日毎の祈りです。けれども、真剣さが自分には欠けていると感じるこ…

マタイ 18章

そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。7回どころか7の70倍までも赦しなさい。」 マタイによる福音書 18章21節~22節

われらの罪をも赦したまえ

何度まで他の人を赦すべきかと、ペトロは主イエスに尋ねました。当時の律法では同じ罪について3回まで赦しました。ペトロは7回と言うのです。これで十分だろうと彼は思ったはずです。 しかし、よく考えてみると、指…

2コリント 12章

また、あの啓示された事があまりにもすばらしいからです。それで、そのために思い上がることのないようにと、わたしの身に一つのとげが与えられました。それは、思い上がらないように、わたしを痛めつけるために、サタンから送られた使いです。この使いについて、離れ去らせてくださるように、わたしは三度主に願いました。 コリントの信徒への手紙二 12章7節~8節

こころみにあわせず

使徒パウロにサタンから使いが送られました。パウロには、それはとげのように邪魔でした。体に負っていた自分の病気をとげと呼んだのです。それがなければ神のためにもっと働くことができるとパウロは思ったはずで…

ローマ 11章

ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。
「いったいだれが…。」
すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。 ローマの信徒への手紙 11章33節~36節

国と力と栄えとは

ローマの信徒への手紙の中で、パウロは神の民イスラエルの歴史を異邦人の救いと関係させて語ります。 神はまずイスラエルをご自身の選びの民とされましたが、彼らは約束の救いを拒んだため、代わりに異邦人が救いに…

2テモテ 2章

「わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、
キリストと共に生きるようになる。
耐え忍ぶなら、
キリストと共に支配するようになる。
キリストを否むなら、
キリストもわたしたちを否まれる。
わたしたちが誠実でなくても、
キリストは常に真実であられる。
キリストは御自身を
否むことができないからである。」 テモテへの手紙二 2章11節~13節

アーメン

使徒パウロは伝道者として数多くの苦労を重ねました。投獄、むち打ち、石打ち、難破…。そして今、パウロは福音のため牢屋に入れられ、殉教の死を覚悟しています。助けてくれるはずの友人たちさえ彼を見捨てました。…

マタイ 14章22-33節

イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」イエスが、「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。 マタイによる福音書 14章27節~29節

恐れることはない

主イエスが弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸に向かわせられた時のことでした。ガリラヤ湖の真ん中あたりで舟は逆風と高波に翻弄され始めました。命の危険におびえ、長時間、悪戦苦闘していたその時、主が湖上を…

出エジプト 16章

イスラエルの人々はそれを見て、これは一体何だろうと、口々に言った。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。モーセは彼らに言った。「これこそ、主があなたたちに食物として与えられたパンである。」 出エジプト記 16章15節

これこそ、主が与えられたパンである

主なる神によって奴隷の家であるエジプトから導き出されたイスラエルの人たちは、荒れ野で空腹を覚え、モーセに不平を述べ立てました。それで主は、夕方にはうずらを、朝にはマナを与えて、忍耐強く彼らを養われま…

出エジプト 17章

彼は、その場所をマサ(試し)とメリバ(争い)と名付けた。イスラエルの人々が、「果たして、主は我々の間におられるのかどうか」と言って、モーセと争い、主を試したからである。 出エジプト記 17章7節

主はわれわれの間におられるのかどうか

モーセと主に不平を述べ立てていた人びとは、今度はのどの渇きに我慢できなくなり、「飲み水を与えよ」と言いました。主はモーセに岩を杖で打つようお命じになり、モーセが打つと水が出て、飲むことができました。 …

出エジプト 18章

モーセは若い頃、エジプトから逃亡してミディアンの地にたどり着くと、その地の祭司エトロのもとに留まり、その娘ツィポラと結婚しました。主がイスラエルの人びとをエジプトから導き出された後、エトロは家に戻っていたツィポラと2人の息子をモーセのもとに連れてきました。主がイスラエルを救い出されたことをモーセが語ると、エトロは主をほめたたえます。
ミディアン人はイスラエル人にとって異邦人であり、後にイスラエル人は彼らの仕打ちに対して報復さえしています(民31章)。そのミディアン人エトロが、ここではモーセの話を聞いて、主をほめたたえます。エトロはモーセに貴重な助言も与えています。
民族としては敵であっても、その中に主をたたえ、主の民に助言さえ与える者がいる。この事実は、主の救いが全世界を対象とすることを指し示しています。
忘れてならないのは、モーセがエトロに、主があらゆる困難からイスラエルを救い出されたことを語り聞かせた点です。異教徒に主の救いを語り聞かせることによって、主の民が起こされ、賛美が生まれます。
出エジプト記 18章8節~10節

主の恵みを喜ぶ異邦人

モーセは若い頃、エジプトから逃亡してミディアンの地にたどり着くと、その地の祭司エトロのもとに留まり、その娘ツィポラと結婚しました。主がイスラエルの人びとをエジプトから導き出された後、エトロは家に戻っ…

出エジプト 19章

「あなたたちは見た。
わたしがエジプト人にしたこと
また、あなたたちを鷲の翼に乗せて
わたしのもとに連れて来たことを。」 出エジプト記 19章4節

鷲の翼に乗せて主のもとに

イスラエルの人びとは、エジプトを出て三月目にシナイの荒れ野に到着しました。エジプトを脱出するにあたって、主がエジプトになされたこと、そして、今日に至るまで導いて来られたことを人びとは見てきました。十…

出エジプト 20章

モーセは民に答えた。「恐れることはない。神が来られたのは、あなたたちを試すためであり、また、あなたたちの前に神を畏れる畏れをおいて、罪を犯させないようにするためである。」 出エジプト記 20章20節

罪を犯させないようにするため

シナイ山で十戒が与えられた時、雷鳴がとどろき、稲妻が光り、角笛の音が鳴り響いて、イスラエルの民は非常に恐れました。主が直接お語りになるなら、自分たちは死んでしまうと思ったからです。しかし、モーセは、…

出エジプト 21-23章

もし、その他の損傷があるならば、命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足、やけどにはやけど、生傷には生傷、打ち傷には打ち傷をもって償わねばならない。 出エジプト記 21章23節~25節

目には目を

昔、『目には目を』という外国映画を見ました。妻の診療を断わった医師に男が復讐をし、最後は医師が砂漠に取り残されるというあらすじでした。徹底的に復讐しようとする男の執拗さには恐ろしさを覚えました。 聖書…

マタイ 15章21-28節

女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。 マタイによる福音書 15章27節~28節

謙虚で不屈な信仰

主イエスが異邦人の地におられたとき、カナンの女が悪霊に取りつかれた娘の癒やしを求め、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫びながらついてきました。イエスこそダビデの子、約束のメシアであり、娘…

出エジプト 24章

「しかし、モーセだけは主に近づくことができる。その他の者は近づいてはならない。民は彼と共に登ることはできない。」 出エジプト記 24章2節

主に近づけるのはだれか

モーセたちは主のもとに登るように命じられましたが、モーセ以外は遠く離れていなければなりませんでした。モーセがいかに重要な務めを担っていたかがわかります。 モーセの存在はイスラエルの中であまりにも大きく…

出エジプト 25-31章

箱を担ぐために、アカシヤ材で棒を作り、それを金で覆い、箱の両側に付けた環に通す。棒はその環に通したまま抜かずに置く。この箱に、わたしが与える掟の板を納めなさい。 出エジプト記 25章13節~16節

契約の箱

「神の箱」、また「契約の箱」と呼ばれる箱が幕屋の中に置かれました。この箱の上には蓋として「贖いの座」が置かれました。主はここから民に語ると言われましたから、イスラエルの人びとにとって、この箱はこの上…

出エジプト 32章

宿営に近づくと、彼は若い雄牛の像と踊りを見た。モーセは激しく怒って、手に持っていた板を投げつけ、山のふもとで砕いた。 出エジプト記 32章19節

神と人との仲介者

主はシナイ山でモーセと語り終えられると、神の指で掟の記された石の板をモーセに授けられました。その間、モーセの帰りが遅いことを不安に思った民がアロンに迫り、アロンは金の子牛を造ってしまいます。民はそれ…

出エジプト 33章

「お願いです。もしあなたがわたしに御好意を示してくださるのでしたら、どうか今、あなたの道をお示しください。」 出エジプト記 33章13節

主の道をお示しください

ここでモーセが示してほしいと主に願っている道は、これから先どのような旅が続くのか、という道のことではありません。主がそのご計画を実行していかれる際のなさり方という意味での道です。詩編に、「主は御自分…

出エジプト 34章

「あなたたちは、彼らの祭壇を引き倒し、石柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒しなさい。あなたはほかの神を拝んではならない。」 出エジプト記 34章13節~14節

ほかの神を拝んではならない

イスラエルの民は、偶像礼拝を行う異教徒たちの土地に入って行きます。彼らが行う偶像礼拝を主は禁じておられます。それだけでなく、その偶像を壊すようにさえ命じています。たいへん厳しい命令ですが、民が偶像礼…

出エジプト 35-39章

「見よ、主は、ユダ族のフルの孫、ウリの子ベツァルエルを名指しで呼び、彼に神の霊を満たし、どのような工芸にも知恵と英知と知識を持たせ、金、銀、青銅による細工に意匠をこらし、宝石をはめ込み、木に彫刻するなど、すべての細かい工芸に従事させ、更に、人を教える力をお与えになった。」 出エジプト記 35章30節~34節

神の霊の幅広いお働き

臨在の幕屋の建設に当り、主は献納物を携えて来るようお命じになります。心動かされた人びとは、進んで主への献納物を持ち寄りました。主は、知恵と英知と知識を与えた人びとを細かい工芸に従事させ、人を教える力…

出エジプト 16章13-20節

イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。」 出エジプト記 16章15節~17節

あなたはメシア

主イエスがフィリポ・カイサリア地方に行かれたとき弟子たちに尋ねられました。「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」。彼らは洗礼者ヨハネ、エリヤ、エレミヤなどと答えました。しかし、主の最大の関心…

出エジプト 40章

あなたは、彼らの父に油を注いだように、彼らにも油を注ぎ、わたしに仕える祭司としなさい。彼らがこのように、油を注がれることによって、祭司職は代々にわたり、永遠に彼らに受け継がれる。 出エジプト記 40章15節

永遠に生きておられる大祭司

主は大祭司としてアロンを、また、その子らを祭司として、お立てになりました。彼らは、油を注がれて、罪の贖いの儀式を民のために行います。この祭司職が、レビ族であるアロンの子孫に受け継がれました。それは、…

1テサロニケ 1章

そして、あなたがたはひどい苦しみの中で、聖霊による喜びをもって御言葉を受け入れ、わたしたちに倣う者、そして主に倣う者となり、マケドニア州とアカイア州にいるすべての信者の模範となるに至ったのです。 テサロニケの信徒への手紙一 1章6節~7節

苦しみと喜び

テサロニケのキリスト者たちは、「ひどい苦しみの中で、聖霊による喜びをもって御言葉を」、福音を受け入れました。苦しみと喜びは、普通は正反対のものです。私たちは、喜びがあれば苦しみはない、苦しみがあれば…

1テサロニケ 2章

わたしたちの主イエスが来られるとき、その御前でいったいあなたがた以外のだれが、わたしたちの希望、喜び、そして誇るべき冠でしょうか。実に、あなたがたこそ、わたしたちの誉れであり、喜びなのです。 テサロニケの信徒への手紙一 2章19節~20節

誇るべき冠

パウロとテサロニケの教会の人びとの関係は、主にある兄弟姉妹としての関係でした。それは、決して一方的なものでも、上下関係によるものでもありません。彼らは、互いのことを自分のことのように思いやり、祈り、…

1テサロニケ 3章

ところで、テモテがそちらからわたしたちのもとに今帰って来て、あなたがたの信仰と愛について、うれしい知らせを伝えてくれました。 テサロニケの信徒への手紙一 3章6節

信仰と愛

パウロは、テサロニケのキリスト者たちのことを心配してテモテを派遣していました。そのテモテが戻って来て、困難や迫害の中でも「信仰」を堅く保っていると報告します。苦難の中での彼らの信仰の動揺を心配してい…

1テサロニケ 4章

このようにして、わたしたちはいつまでも主と共にいることになります。ですから、今述べた言葉によって励まし合いなさい。 テサロニケの信徒への手紙一 4章17節~18節

御言葉によって励まし合う

復活の主キリストの再臨の時にはキリストに結ばれて死んだ者たちが復活し、生きて主を待ち望んでいた者たちも共に引きあげられます。そうして、「わたしたちはいつまでも主と共にいることになります」。その時こそ…