御言葉によって励まし合う | テサロニケの信徒への手紙一 4章

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テサロニケの信徒への手紙一 4章

このようにして、わたしたちはいつまでも主と共にいることになります。ですから、今述べた言葉によって励まし合いなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙一 4章17節~18節

御言葉によって励まし合う

復活の主キリストの再臨の時にはキリストに結ばれて死んだ者たちが復活し、生きて主を待ち望んでいた者たちも共に引きあげられます。そうして、「わたしたちはいつまでも主と共にいることになります」。その時こそが神の国の完成の時、「神が我らと共におられる」インマヌエルの時です。私たちの希望はここにあります。

キリストの十字架と復活を信じ、キリストに結ばれている者にとっても、死は嘆き悲しみです。しかし、キリスト者にとって、もはや死は希望のない悲しみではありません。なぜなら私たちはキリストにある復活の希望を抱くものであるからです。

パウロはテサロニケの教会に対して、「この言葉によって励まし合いなさい」と勧めます。私たちはひとりで聖書を読んで慰めや励ましを与えられることを経験します。しかし、同時に私たちは、教会で兄弟姉妹として御言葉をもって互いに慰め励まし合います。そのようにして励まし合いつつ希望に向って共に歩むのがキリストの教会です。私たちは心から主の再臨を祈り求め、その時を待ち望みつつ一日一日を歩みます。

松田 基教(多治見教会)