永遠に生きておられる大祭司 | 出エジプト記 40章

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出エジプト記 40章

あなたは、彼らの父に油を注いだように、彼らにも油を注ぎ、わたしに仕える祭司としなさい。彼らがこのように、油を注がれることによって、祭司職は代々にわたり、永遠に彼らに受け継がれる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 40章15節

永遠に生きておられる大祭司

主は大祭司としてアロンを、また、その子らを祭司として、お立てになりました。彼らは、油を注がれて、罪の贖いの儀式を民のために行います。この祭司職が、レビ族であるアロンの子孫に受け継がれました。それは、後の世代まで、ずっと続きます。こうして祭司職は継続され、主イエスの時代に至っても続いており、洗礼者ヨハネの父ザカリアも祭司でした。

しかし、レビの系統の祭司制度によって、人が完全な状態に達することはできません(ヘブ7章11節参照)。祭司自身、罪人であり、自らのための贖いが必要です。たとえ無傷でも動物犠牲では罪を完全に取り除くことができず、繰り返し献げられなければなりませんでした。

しかし、主イエス・キリストの到来によって、祭司制度が完成されました。新しい契約の下で立てられ、油注がれた大祭司イエスは、ただ一度ご自身を献げて、私たちの罪を完全に贖ってくださいました。しかも、永遠に変わらず生きておられます。この大祭司によって、私たちは聖なる者、また、完全な者とされるのです(ヘブ10章14節参照)。

久保田 証一(尾張旭伝道所)