信仰と愛 | テサロニケの信徒への手紙一 3章

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テサロニケの信徒への手紙一 3章

ところで、テモテがそちらからわたしたちのもとに今帰って来て、あなたがたの信仰と愛について、うれしい知らせを伝えてくれました。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙一 3章6節

信仰と愛

パウロは、テサロニケのキリスト者たちのことを心配してテモテを派遣していました。そのテモテが戻って来て、困難や迫害の中でも「信仰」を堅く保っていると報告します。苦難の中での彼らの信仰の動揺を心配していたパウロにとって、これはうれしい知らせでした。

テモテは、彼らの「信仰」についてだけではなく彼らの「愛」についても報告しています。教会の兄弟姉妹のために、あるいは隣人のために、自らを犠牲にし、見返りを求めない、そのような愛の姿がテサロニケの教会にありました。

「信仰と愛」、これは神が私たちに求めておられることを端的にあらわした言葉です。「愛のない信仰」でも「信仰のない愛」でもありません。「信仰と愛」、二つのことは本来、切り離すことはできないはずです。しかし、切り離されないはずのこの二つのことを、私たちは切り離してしまうことがあります。

たとえ、どのような困難、苦しみの中にあっても、「信仰と愛」を堅く保ち、それを増し加えさせてくださるように祈りつつ、歩んでいきたいものです。

松田 基教(多治見教会)