これこそ、主が与えられたパンである | 出エジプト記 16章

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出エジプト記 16章

イスラエルの人々はそれを見て、これは一体何だろうと、口々に言った。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。モーセは彼らに言った。「これこそ、主があなたたちに食物として与えられたパンである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 16章15節

これこそ、主が与えられたパンである

主なる神によって奴隷の家であるエジプトから導き出されたイスラエルの人たちは、荒れ野で空腹を覚え、モーセに不平を述べ立てました。それで主は、夕方にはうずらを、朝にはマナを与えて、忍耐強く彼らを養われました。主が与えてくださった食べ物は、天から降って地表を覆います。人びとは、「これは一体何だろう」と言いました。

時代は下って、神の御子イエスが人びとの前に姿を現され、神の言葉を語り、すばらしい御業をなさると、弟子たちでさえ、「いったい、この方はどなたなのだろう」と言いました(マコ4章41節)。神のなさることも、与えてくださるものも、未経験なのでわからなかったのです。

私たちも同じです。主イエスについて聞き、学び始めると、いったいこの方は誰だろうかと思います。人間の知識をはるかに超える神の御子が地上に降られたのですから。

そういう私たちに、天から降ってこられた神の御子イエスこそ、私たちを真に養う命のパンであることを、主は示してくださいました。この一日も、天からの命のパンである主イエスに依り頼みましょう。

久保田 証一(尾張旭伝道所)