神の霊の幅広いお働き | 出エジプト記 35-39章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

出エジプト記 35-39章

「見よ、主は、ユダ族のフルの孫、ウリの子ベツァルエルを名指しで呼び、彼に神の霊を満たし、どのような工芸にも知恵と英知と知識を持たせ、金、銀、青銅による細工に意匠をこらし、宝石をはめ込み、木に彫刻するなど、すべての細かい工芸に従事させ、更に、人を教える力をお与えになった。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 35章30節~34節

神の霊の幅広いお働き

臨在の幕屋の建設に当り、主は献納物を携えて来るようお命じになります。心動かされた人びとは、進んで主への献納物を持ち寄りました。主は、知恵と英知と知識を与えた人びとを細かい工芸に従事させ、人を教える力をもお与えになりました。神を礼拝するために優れた技術が用いられ、創意工夫がなされたことがわかります。

今日の会堂建築の場合、設計は信仰者の方がしても、大工さんや職人さんはほとんど未信者の方でしょう。信徒が直接従事するのではなくても、それらの技能も神の賜物の一部です(イザ28章26節)。

会堂建築に限らず、神の家である教会で必要な働きは多方面に及びます。直接礼拝に関わらないことでも、主の民の生活と活動のためにさまざまな配慮と奉仕が求められます。利便性、機能性、そして美しさも追求されます。それもまた神の賜物に依っています。

私たちも主の教会を築いていくために神の霊の導きと賜物を求めます。神の賜物をよく用いて献げ、教会が一つになり、神の栄光を現していけるように祈りましょう。

久保田 証一(尾張旭伝道所)