鷲の翼に乗せて主のもとに | 出エジプト記 19章

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出エジプト記 19章

「あなたたちは見た。
わたしがエジプト人にしたこと
また、あなたたちを鷲の翼に乗せて
わたしのもとに連れて来たことを。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 19章4節

鷲の翼に乗せて主のもとに

イスラエルの人びとは、エジプトを出て三月目にシナイの荒れ野に到着しました。エジプトを脱出するにあたって、主がエジプトになされたこと、そして、今日に至るまで導いて来られたことを人びとは見てきました。十の災い、紅海を歩いて渡れたこと、食糧として天から与えられたマナ、渇きを癒やすために岩からほとばしる水、そしてアマレクに対する勝利。これらのことは、主がイスラエルの人びとを鷲の翼に乗せてご自身のもとに連れてきたということにほかなりません。

鷲は力強さの象徴です。何ものにも妨げられず、主はご自分の民をご自身のもとに引き寄せることができるお方です。主は全能の御力により、自然現象を超えて、御業を成し遂げられました。

それでは、私たちに対する主の御業はどうでしょうか。私たちの救いは、目覚ましい奇跡によって実現したわけではありません。しかし、岩のようにかたくなな罪人の心を主は不思議な御業によって確かに砕き、悔い改めと信仰に導き、力強く主のもとへと召し出してくださいました。私たちも、鷲の翼に乗せられて、今日に至っています。

久保田 証一(尾張旭伝道所)