リジョイス聖書日課 2021年8月

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2021年8月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  9月分配信中

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耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

月刊誌 『リジョイス』PDF版 9月号配信中

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パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。

わたしの街のこの教会 Vol.54 山梨栄光教会

わたしの街のこの教会 Vol.54 山梨栄光教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2021年8月は山梨県甲斐市 にある「山梨栄光教会」です。

カルヴィニズムる人たち 2021年8月

カルヴィニズムる人たち 2021年8月

2021年8月の「カルヴィニズムる人たち」は松山教会長老の平岡光司さんです。松山キリスト教書店を経営されています。

ヨハネ 6章1-15節

さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。人々が満腹したとき、…なお残ったパンの屑で、12の籠がいっぱいになった。そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、「…世に来られる預言者である」と言った。 ヨハネによる福音書 6章11節~14節

5つのパンで5,000人を養うイエス

主イエス・キリストは、その数の人々を養うには到底足りない、たった5つのパンと2匹の魚を用いて5千人を養われました。しかも、5千人が満腹した後に余ったパンを集めると、12の籠がいっぱいになったというのです。…

列王下 4章

召し使いは、「どうしてこれを100人の人々に分け与えることができましょう」と答えた。エリシャは再び命じた。「人々に与えて食べさせなさい。主は言われる。『彼らは食べきれずに残す。』」 列王記下 4章43節

主は言われる

4章には、エリシャがエリヤの霊を受け継いでいることを示す四つの奇跡が記されています。そのうちの四つ目がいちばん興味深い奇跡です。ある人がパン20個を持って来たとき、エリシャは召し使いに「人々に与えて食べ…

列王下 5章

ナアマンは言った。「…僕は今後、主以外の他の神々に…ささげることはしません。ただし、…主君がリモンの神殿に行ってひれ伏すとき、わたしは介添えをさせられます。…主がその事についてこの僕を赦してくださいますように。」エリシャは彼に、「安心して行きなさい」と言った。 列王記下 5章17節~19節

安心して行きなさい

エリシャは、アラムの将軍ナアマンの重い皮膚病を癒やしました。そのときナアマンは、自分を癒やしてくださった主なる神だけを礼拝したいと告白しました。しかし、自分の主君がほかの神を礼拝するとき、介添え役を…

列王下 6-7章

主が従者の目を開かれたので、彼は火の馬と戦車がエリシャを囲んで山に満ちているのを見た。 列王記下 6章7節

信仰の目を開いてくださる主

イスラエルとアラムの王とが戦っていたとき、エリシャはイスラエルの王にアラム軍の居場所を教えて警告しました。これによってイスラエルはアラム軍との衝突を避けることができたのです。そのことを知ったアラムの…

列王下 8章

しかし、主はその僕ダビデのゆえに、ユダを滅ぼそうとはされなかった。主は、ダビデとその子孫に絶えずともし火を与えると約束されたからである。 列王記下 8章19節

約束を忘れない神

北イスラエルの王がアハブの子ヨラムであった時代、南ユダではヨシャファトの子ヨラム、その後はその子アハズヤが王として治めることになりました。ユダの王ヨラムは北イスラエルの王であったアハブの娘を妻として…

列王下 9章

「わたしはあなたに油を注ぎ、あなたを主の民イスラエルの王とする。あなたはあなたの主君アハブの家を撃たねばならない。こうしてわたしはイゼベルの手にかかったわたしの僕たち、預言者たちの血、すべての主の僕たちの血の復讐をする。」 列王記下 9章6節~7節

ご自身の民から悪を取り除く神

神は北イスラエル軍の将校であったイエフに油を注ぎ、彼をイスラエルの王とされました。神が彼に与えられた使命は、アハブ王家を滅ぼすことでした。イエフはこの使命に応えて謀反を起こし、自分の主君であったイス…

列王下 10章

主はイエフに言われた。「あなたはわたしの目にかなう正しいことをよく成し遂げ、わたしの心にあった事をことごとくアハブの家に対して行った。それゆえあなたの子孫は四代にわたってイスラエルの王座につく。」 列王記下 10章30節

公正な裁きをなさる神

イエフは神から命じられたとおりアハブ王家を滅ぼし、バアルを滅ぼし去りました。主は彼の働きを「わたしの目にかなう正しいことをよく成し遂げた」と認めてくださいました。 しかし、同時にイエフの徹底したやり方…

ヨハネ 6章22-40節

「…わたしの父が天からのまことのパンをお与えになる。神のパンは、天から降って来て、世に命を与えるものである。」
「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。」 ヨハネによる福音書 6章32節~33節、35節

世に命を与える天からのまことのパン

5千人を養ったパンのお話から、きょうの個所は、「天からのまことのパン」について記されています。 主イエスは、「朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさ…

列王下 11章

人々はヨアシュをアタルヤからかくまい、彼は殺されずに済んだ。こうして、アタルヤが国を支配していた6年の間、ヨアシュは乳母と共に主の神殿に隠れていた。 列王記下 11章2節~3節

神殿にかくまわれた王子

ユダの王アハズヤの母アタルヤは、アハブの娘であり、ユダにおけるバアル礼拝の主導者でした。彼女は息子アハズヤが死んだのを見て、ただちに王族をすべて滅ぼそうとします(1節)。 しかし、アハズヤの姉妹で祭司…

列王下 12章

ヨアシュは、祭司ヨヤダの教えを受けて、その生涯を通じて主の目にかなう正しいことを行った。 列王記下 12章3節

受けた教えに忠実に

幼いときに奇跡的に命を救われたヨアシュは、祭司ヨヤダから神の教えを受けて育ちました。やがて彼は成長して、自らの判断でバアル礼拝で荒廃した神殿の修復に取り組むことになります。神殿を修理しようとしない祭…

列王下 13章

しかし、ヨアハズが主をなだめたので、主はこれを聞き入れられた。主はイスラエルが圧迫されていること、アラムの王が彼らに圧迫を加えていることを御覧になったからである。 列王記下 13章4節

契約のゆえに罪人を憐れまれる神

当時、北イスラエルはアラムの王による圧迫に苦しんでいました。北イスラエルの王ヨアハズ、次のヨアシュ、どちらも主の目に悪とされることを行って、罪の道に従って歩み続けました。そのような彼らでしたが、ヨア…

詩編 95編

主はわたしたちの神、わたしたちは主の民
主に養われる群れ、御手の内にある羊。
今日こそ、主の声に聞き従わなければならない。 詩編 95編7節

礼拝への招き

礼拝への招きの詩編としてよく知られています。羊飼いがその牧場の羊たちを集めるように、主なる神は私たちを集めてくださいます。「今やっている仕事の手を止めて、わたしのもとに来なさい」と。 「疲れた者、重荷…

詩編 96編

新しい歌を主に向かって歌え。
全地よ、主に向かって歌え。
主に向かって歌い、御名をたたえよ。
日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。 詩編 96編1節~2節

新しい歌を歌おう

旧約聖書がギリシア語に翻訳されたとき、この詩編には「捕囚の後、家が建てられた時の詩」という表題がつけられました。バビロン捕囚という苦しい歴史を経験した人びとは、この詩を歌うことで、心を高く上げて「捕…

イザヤ 2章1-5節

多くの民が来て言う。
「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。
主はわたしたちに道を示される。
わたしたちはその道を歩もう」と。
主の教えはシオンから
御言葉はエルサレムから出る。 イザヤ書 2章3節

主の山に登る

地の上に平和を実現されるのは主なる神です。しかし、私たち人間は手をこまねいているというのではありません。主イエスが「平和を実現する人々は、幸いである」と仰せになるように(マタ6章9節)、私たちも神の器…

マタイ 5章9節

平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる。 マタイによる福音書 5章9節

「平和」の意味

「平和を実現する人々は、幸いである」。そう仰せになるとき、主イエスは旧約聖書で「平和」という言葉(ヘブライ語「シャローム」)が持っていた意味をそのまま受け継いでおられます。平和。それは単なる表側だけ…

ヨハネ 20章19-23節

そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。 ヨハネによる福音書 20章19節~20節

平和あれ

主イエスがこの世界のために、また私たち一人ひとりのために成し遂げてくださった御業こそ、私たちが平和を実現する者となることができることの根拠です。それは十字架の贖いによる罪の赦しの御業です。 主イエスが…

詩編 97編

神に従う人のためには光を
心のまっすぐな人のためには喜びを
種蒔いてくださる。 詩編 97編11節

光を種蒔き、喜びを種蒔く

主イエスが語られたたとえ話の中に「種を蒔く人のたとえ」があります。主が御言葉という種を私たちの内に蒔いてくださる。すると、その種には力があるので、種が留まっている人たちの人生の中で、その御言葉が豊か…

詩編 98編

新しい歌を主に向かって歌え。
主は驚くべき御業を成し遂げられた。
右の御手、聖なる御腕によって
主は救いの御業を果たされた。 詩編 98編1節

思いを賛美の歌に乗せて

「わたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます」(2コリ4章16節)。日々新たにされる者たちが歌う賛美は「新しい歌」となります。主なる神は、新しい歌を…

詩編 99編

我らの神、主をあがめよ。
その聖なる山に向かってひれ伏せ。
我らの神、主は聖なる方。 詩編 99編9節

聖なる、聖なる、聖なる

「主は聖なる方」であると繰り返し告白されます(3、5、9節)。神が「聖」であるとは、神があらゆる被造物から区別され、超越しているお方だという意味です。「すべての民の上に高くいます」(2節)という表現もま…

詩編 100編

感謝の歌をうたって主の門に進み
賛美の歌をうたって主の庭に入れ。
感謝をささげ、御名をたたえよ。
主は恵み深く、慈しみはとこしえに
主の真実は代々に及ぶ。 詩編 100編4節~5節

感謝の賛歌

旧約時代の礼拝者たちの姿が目に浮かびます。神を礼拝するため、各地からはるばるエルサレムの神殿を目指してやって来た多くの人たちの姿です。彼らは、いよいよ神殿が見えてくると喜びを覚え、ついに、感謝の賛美…

詩編 101編

慈しみと裁きをわたしは歌い
主よ、あなたに向かって、ほめ歌います。
完全な道について解き明かします。
いつ、あなたは
わたしを訪れてくださるのでしょうか。
わたしは家にあって
無垢な心をもって行き来します。 詩編 101編1節~2節

神の慈しみと裁きを歌う

私たちは、誰かから自分を訪問するという知らせを受けたならどうするでしょうか。その人をできるだけ丁寧に迎えようとするのではないでしょうか。 この詩編の中で、詩人は「慈しみと裁きを歌う」と語っています。慈…

ヨハネ 6章41-58節

「わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。」
「わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物だからである。…先祖が食べたのに死んでしまったようなものとは違う。このパンを食べる者は永遠に生きる。」 ヨハネによる福音書 6章51節、55節、58節

天からの生ける命のパン

イエス・キリストは、ご自身について「世に命を与える」「まことのパン」であるとおっしゃいました。それは、主イエスご自身が私たちを養う霊的な糧となってくださるということです。 主イエスは、このとき、十字架…

詩編 102編

主よ、わたしの祈りを聞いてください。
この叫びがあなたに届きますように。
苦難がわたしを襲う日に
御顔を隠すことなく、御耳を向け
あなたを呼ぶとき、急いで答えてください。 詩編 102編2節~3節

苦難の中で呼び求める

祈りは、私たち信仰者にとって、魂の呼吸だと言われます。それほど欠かすことができないものと考えられているのです。 この詩編の2節で、詩人は「わたしの祈りを聞いてください」と叫んでいます。叫びとして呼び求…

詩編 103編

わたしの魂よ、主をたたえよ。
主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。
主はお前の罪をことごとく赦し
病をすべて癒し
命を墓から贖い出してくださる。 詩編 103編2節~4節

罪の赦しと病の癒し

詩人は神の豊かな恵みを思い出して、自分の魂に語っています。自分の魂に語るということは、神の前に深く瞑想するということでもあります。このとき、詩人が魂に語り掛けているのは「主の御計らい」です。これまで…

詩編 104編

主よ、御業はいかにおびただしいことか。
あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。
地はお造りになったものに満ちている。 詩編 104編24節

神の知恵による御業

私たちが自分の目で空を見上げ、木々や草花を観察し、動物を見るとき、どのように考えるのでしょうか。空の青さに感動し、木々や草花を見て目を奪われることがあるかもしれません。 この詩編の中には、私たちが見る…

詩編 105編

主はこの地に飢饉を呼び
パンの備えをことごとく絶やされたが
あらかじめひとりの人を遣わしておかれた。
奴隷として売られたヨセフ。
主は、人々が彼を卑しめて足枷をはめ
首に鉄の枷をはめることを許された
主の仰せが彼を火で練り清め
御言葉が実現するときまで。 詩編 105編16節~19節

人の思いを超えた御業

私たちの人生の旅路には思いを超えたことが多く起こります。この詩編は主なる神が私たちの思いや予想を超えて御業を行われる、ということを賛美する詩編です。 カナンの土地に飢饉が襲ったとき、ヤコブの一族は飢え…

詩編 106編

主よ、あなたが民を喜び迎えられるとき
わたしに御心を留めてください。
御救いによってわたしに報いてください。
あなたの選ばれた民に対する恵みを見
あなたの国が喜び祝うとき共に喜び祝い
あなたの嗣業の民と共に
誇ることができるようにしてください。 詩編 106編4節~5節

わたしに御心を留めてください

私たちが地上の生涯を歩み続けるとき、孤独を感じることがあるかもしれません。そのとき、私たちはどうするのでしょうか。この世にある何かによって、慰めを得ようとするのでしょうか。 この詩編の中で、詩人は、恵…

列王下 14章

主は、イスラエルの苦しみが非常に激しいことを御覧になったからである。…イスラエルを助ける者もいなかった。しかし、主はイスラエルの名を天の下から消し去ろうとは言われず、ヨアシュの子ヤロブアムによって彼らを救われたのである。 列王記下 14章26節-27節

それでも主は憐れんでくださる

ヨアシュ王の後、北王国の王となったのはヤロブアム二世でした。「主は民を増やされる」という名前のとおり、彼が治めた時代、北王国は経済的に繁栄します。「レボ・ハマトからアラバの海までイスラエルの領域を回…

ヨハネ 6章56-69節

「父からお許しがなければ、だれもわたしのもとに来ることはできない」
…イエスは12人に、「あなたがたも離れて行きたいか」と言われた。シモン・ペトロが答えた。「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。」 ヨハネによる福音書 6章65節~68節

父の招きによって与えられる命のパン

「わたしは命のパンである」というイエス・キリストの教えを聞いた弟子たちの多くが、「実にひどい話だ。だれがこんな話を聞いていられようか」と言って、主イエスから離れて行きました。そこで主イエスは12人に、…

列王下 15-16章

アハズ王が祭司ウリヤにその祭壇の見取り図とその詳しい作り方の説明書を送ったので、祭司ウリヤはアハズ王がダマスコから送ってきたものそっくりに祭壇を築いた。 列王記下 16章10節~11節

蟻の一穴、天下の破れ

南ユダでアハズが王となった頃、アラムの王レツインと北イスラエルの王ペカがエルサレムを包囲しました。アハズはより強大なアッシリア帝国にサポートを求めます。アッシリア王はアハズの申し出を受け入れ、アラム…

列王下 17章

しかし、彼らは聞き従わず、ただ以前からの風習に従って行うばかりであった。このように、これらの民は主を畏れ敬うとともに、自分たちの偶像にも仕えていた。その子も孫も今日に至るまで先祖が行ったように行っている。 列王記下 17章40節~41節

歴史的な失敗から学ぶこと

北王国最後の王ホシェアは捕虜となり、数年の包囲の後、首都サマリアは陥落しました。その後、アッシリアは複数の異民族をサマリアに送り込みます。このようにして、神の民の主体性と個性が根こそぎ奪われました。 …