思いを賛美の歌に乗せて | 詩編 98編

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詩編 98編

新しい歌を主に向かって歌え。
主は驚くべき御業を成し遂げられた。
右の御手、聖なる御腕によって
主は救いの御業を果たされた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 98編1節

思いを賛美の歌に乗せて

「わたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます」(2コリ4章16節)。日々新たにされる者たちが歌う賛美は「新しい歌」となります。主なる神は、新しい歌を歌えと私たちを招いておられます。

わたしは毎年妻の誕生日に短い感謝のメッセージを書いて送ります。しかし、その言葉や内容が4年後も5年後も全く同じだったら、妻はどう思うでしょうか。初めは嬉しいかもしれません。しかし、毎年コピーしたかのように同じメッセージだけが記されているとしたら、「もっと違うことも書いてよ」と思うことでしょう。

手紙を書くにも、俳句を詠むにも、歌を歌うにも、その人の心が一つひとつの言葉に乗って届けられます。同じ賛美歌を歌うにしても、5年前はあの言葉にわたしの心を乗せて歌っていた、でも今はこの言葉に心が乗っかるのだということがあるでしょう。それは、日々主との新しい交わりを生きているからです。今の思いを言葉に乗せて、主に向かって歌いましょう。私たちの歌を、主は喜んでくださいます。

小橋口 貴人(那加教会)