2022年5月の聖書日課
月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括 6月分配信中
月刊誌 『リジョイス』PDF版 6月号配信中
パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。
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慈しみとまことがあなたを離れないようにせよ。
それらを首に結び
心の中の板に書き記すがよい。 箴言 3章3節
「慈しみとまこと」は、主なる神のご性質そのものであり(出エ34章6節)、主が民に施してくださる素晴らしい恵みでもあります。それらが自分から離れないようにするためには、常に主を仰ぎ、御言葉に聞きつつ祈りつ…
イスラエルの人々は主の目に悪とされることを行い、バアルに仕えるものとなった。 士師記 2章11節
約束の地カナンへ侵入したイスラエルの人びとでしたが、神の命令を果たさず、約束の地を征服しませんでした。ヨシュアとその世代が絶えると、イスラエルは神の約束(ヨシュ23章4、5節)を忘れて生きるようになりま…
イスラエルの人々が主に助けを求めて叫んだので、主はイスラエルの人々のために一人の救助者を立て、彼らを救われた。 士師記 3章9節
イスラエルの人びとはカナン侵入後、神の命令に従わず、カナン人を滅ぼさず、その地を征服しませんでした。カナン人の豊かな生活を取り入れた方がより幸せな人生を送ることができると考えたのでしょう。だから、カ…
主の御使いは彼に現れて言った。「勇者よ、主はあなたと共におられます。」 士師記 6章12節
イスラエルは主の目に悪とされることを行い、その裁きとしてミディアン人の脅威にさらされます。そこで神に向かって助けを叫び求めた結果、神は士師ギデオンを召し出し、イスラエルへ遣わします。主の御使いから「…
主の霊がエフタに臨んだ。彼はギレアドとマナセを通り、更にギレアドのミツパを通り、ギレアドのミツパからアンモン人に向かって兵を進めた。 士師記 11章29節
神がイスラエルの人びとへ士師を遣わすと、その士師の統治がなされている時代は平和が訪れました。しかし、時代を経るごとに、その士師でさえも、だんだんと神の思いを踏みにじるようになっていきます。 ギレアド人…
サムソンは主に祈って言った。「わたしの神なる主よ。わたしを思い起こしてください。」 士師記 16章28節
サムソンは怪力自慢の士師でした。イスラエルがペリシテ人の支配に苦しめられているとき、サムソンはその力を振るってイスラエルを救いました。しかし、そのサムソンも士師でありながら聖人風の人ではなく、むしろ…
「我々のうち誰が最初に上って行ってベニヤミンと戦うべきでしょうか。」主は、「ユダが最初だ」と言われた。 士師記 20章18節
17章以降は士師の時代に起こった出来事として、嗣業の地を得ていなかったダン族の横行、ベニヤミン族の暴行事件、そのベニヤミン族への制裁、ベニヤミン族が絶滅寸前に至る等、悲惨な出来事が語られます。 ベニヤミ…
子らよ、父の諭しを聞け
分別をわきまえるために、耳を傾けよ。
わたしは幸いを説いているのだ。
わたしの教えを捨ててはならない。 箴言 4章1節~2節
新共同訳聖書はここに「父の諭し」という見出しをつけています。父親に限らず、親としてあるいは大人として子どもたちに諭しを与えるのは簡単ではありません。自分の内に確かな人生観や世界観がなければ、どうして…
あなたがたがこんなにも早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています。 ガラテヤの信徒への手紙 1章6節
ガラテヤの信徒への手紙はその論調の激しさから「戦いの手紙」と呼ばれてきました。この手紙から浮かび上がってくるのは、教会のために苦悩する一人の伝道者の姿です。 ガラテヤの教会はパウロが開拓した教会です。…
生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。 ガラテヤの信徒への手紙 2章20節
宗教改革者マルティン・ルターは、律法の行いによる義という考え方がわたしの骨の中に入り込んでいる、と言いました。信仰による義が宣べ伝えられても、行いによる義に引き戻されてしまうことがあるからです。 しか…
それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。 ガラテヤの信徒への手紙 4章5節
パウロは、イエス・キリストが来られるまで、私たちは律法の支配下にあったと言います。律法は私たちにするべきことを教えますが、それを行う力は与えません。むしろ律法は私たちの罪過を明らかにして、私たちを断…
兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。 ガラテヤの信徒への手紙 5章13節
私たちは、自由というと自分の思いどおりに振る舞うことと考えます。そうした生き方は一歩間違えると放縦に陥り、私たちを罪の奴隷にしてしまいます。 パウロは、キリストに贖われた者は罪の奴隷に舞い戻ってはなら…
「あなたの民はわたしの民
あなたの神はわたしの神。」 ルツ記 1章16節
ルツにとって、神を知るきっかけとなったのは義母ナオミの存在でした。ナオミとの約十年にわたる生活の中で、ルツには神を信じる信仰が芽生え育っていました。その結実した信仰告白の言葉こそ、上記の16節の御言葉…
「どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたを十分に報いてくださるように。」 ルツ記 2章12節
人を用いて伝道なさる神は、同じく人を通して、神に対して忠実な者に幸いの歩みをお与えくださいます。ルツにとって、それはボアズの存在でした。ユダヤでの新生活、ゼロからとも言える生活は、律法によって許され…
人間を豊かにするのは主の祝福である。
人間が苦労しても何も加えることはできない。 箴言 10章22節
人が豊かにされるのは主の祝福によっている。この事実を箴言は単純に述べます。人は自分の幸いを求めますが、主に求めずにいてはまことの幸いも祝福もありません。「主御自身が建ててくださるのでなければ、家を建…
「わたしは深い悩みをもった女です。…ただ、主の御前に心からの願いを注ぎ出しておりました。」 サムエル記上 1章15節
エルカナとその家族は、毎年シロの神殿に行き、主を礼拝していました。ハンナはその度にペニナから子どものないことを責められ、苦しみを一人抱えてふさぎ込んでいました(8節)。 しかしあるとき、ハンナは神殿に…
サムエルは成長していった。主は彼と共におられ、その言葉は一つたりとも地に落ちることはなかった。 サムエル記上 3章19節
エリは息子たちが神を汚す行為をしたと知りながら咎めず(13節)、息子たちは主を知ろうとしないならず者になってしまいました(2章12節)。それなのに、主はエリのもとでサムエルが育つようにされました。もっとふ…
主はサムエルに言われた。「民があなたに言うままに、彼らの声に従うがよい。…彼らの上にわたしが王として君臨することを退けているのだ。」 サムエル記上 8章7節
イスラエルに士師制度に代わる「ほかのすべての国々のよう」な王制を求める声があがります(5節)。サムエルはこれを悪ととらえ(6節)、主は王として主が君臨することを退けるものと判断されました(7節)。他方、…
これらのしるしがあなたに降ったら、しようと思うことは何でもしなさい。神があなたと共におられるのです。 サムエル記上 10章7節
イスラエルで最初の王として選出されたのはサウルでした。主は任命にあたり、サウルに油を注ぐようサムエルに命じられました(9章16節)。油が注がれたその日、サウルに主の霊が降ります。「神はサウルの心を新たに…
主はダビデと共におられ、サウルを離れ去られたので、サウルはダビデを恐れ、ダビデを遠ざけ、千人隊の長に任命した。 サムエル記上 18章12節~13節
ゴリアトを倒し、ペリシテに勝利するダビデを、当初、サウルは喜んでいました。しかし、女たちが「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った」(7節)と称えたのをきっかけに、サウルはダビデをねたみ、命を狙うように…
サムエルは言った。「なぜわたしに尋ねるのか。主があなたを離れ去り、敵となられたのだ。」 サムエル記上 28章16節
主がサウルを離れ去られた後、サウルの人生から平安が失われました。ペリシテ軍の接近におののいたサウルは恐れを振り払おうと主の託宣を求めましたが、サムエルは既に死に、他の手段によっても得られません。そこ…
主を畏れることは命の源
死の罠を避けさせる。 箴言 14章27節
箴言の中には、時には処世術に見える教えもありますが、箴言は単に世渡り上手な人を作ろうとしているわけではありません。「主を畏れることは知恵の初め」という大事な土台があります。そして、主なる神に従うか、…
あなたを思ってわたしは悲しむ
兄弟ヨナタンよ、まことの喜び
女の愛にまさる驚くべきあなたの愛を。 サムエル記下 1章26節
サムエル記下は、アマレク人がサウルの死を告げる所から始まります。 サウルはダビデの命を付け狙っていました。しかしダビデは、サウルの命を取る機会があったときにも、彼に手をかけませんでした。主が油注がれた…
「あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き、あなたの王座はとこしえに堅く据えられる。」 サムエル記下 7章16節
ダビデの地位は、神のために神殿を建てようと計画するまでに堅固なものになりました。王国内に争いがあるときには、安心して神の神殿を建てる余裕などなかったでしょう。ダビデの心に起こったことは、神の恵みによ…
ダビデは人をやって彼女を王宮に引き取り、妻にした。…ダビデのしたことは主の御心に適わなかった。 サムエル記下 11章27節
ダビデはウリヤの妻バト・シェバと関係を持ちました。王の権威を悪用したのです。恐ろしいことです。 ダビデの子を宿したと分かったとき、バト・シェバは何を思ったでしょう。夫にダビデとの関係を話せるはずもあり…
バト・シェバは男の子を産み、ダビデはその子をソロモンと名付けた。主はその子を愛され…た。 サムエル記下 12章24節~25節
預言者ナタンによってダビデに自分の罪が示されます。ダビデの子が打たれたのは、ダビデに対する裁きです。 子どもが苦しんでいる間、ダビデは自分の罪と向き合い、深く悔い改めさせられたに違いありません。バト・…
主はわたしの岩、砦、逃れ場
わたしの神、大岩、避けどころ
わたしの盾、救いの角、砦の塔。 サムエル記下 22章2節~3節
サウル王に追われ、ペリシテ人との戦いに明け暮れ、家庭の問題も抱え、自分自身の罪にもさいなまれたダビデ。波乱万丈と呼ぶにふさわしい人生です。もしかしたら、彼にはゆっくり息つく暇もなかったのではないでし…
ダビデはガドに言った。「大変な苦しみだ。主の御手にかかって倒れよう。主の慈悲は大きい。人間の手にはかかりたくない。」 サムエル記下 24章14節
ダビデはイスラエルの人口を数える罪を犯しました。命令を受けたヨアブが渋っていることから、これが明確な罪であったことが分かります。ダビデも、後には良心の呵責を覚えるようになります。 預言者ガドは、ダビデ…
慈しみとまことは罪を贖う
主を畏れれば悪を避けることができる。 箴言 16章6節
慈しみとまことは、主のものです。主が慈しみ深く、まこと、つまり真実なお方であるから、そのもとに生かされている者もそれに従って生きることが求められています。 主は律法の掟を与えて、人の罪を贖うための手段…
こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロは…。…神がわたしに恵みをお与えになった…。 エフェソの信徒への手紙 3章1節~2節
パウロは福音のゆえに囚人となり、この手紙を獄中で書いています(エフェ4章1節、5章20節)。囚人とは、社会的には何のステータスもない立場です。彼は、もともとエリートで華々しい生活をしていました。学問的にも…
教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。 エフェソの信徒への手紙 3章21節
神は、ご自身を信じる者に、求めることを遥かに超えてかなえてくださいます。神は限りのない大きな恵みをあなたにお与えくださいました。どこまでも限りのない恵みをくださる主をたたえ、主を喜んでください。 今日…
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