真の幸せはただ神からやってくる | 士師記 3章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

士師記 3章

イスラエルの人々が主に助けを求めて叫んだので、主はイスラエルの人々のために一人の救助者を立て、彼らを救われた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 士師記 3章9節

真の幸せはただ神からやってくる

イスラエルの人びとはカナン侵入後、神の命令に従わず、カナン人を滅ぼさず、その地を征服しませんでした。カナン人の豊かな生活を取り入れた方がより幸せな人生を送ることができると考えたのでしょう。だから、カナン人との共存の道を選び、彼らの技術を習い、彼らの信仰を受けいれました。イスラエルの人びとは、真の主を忘れ、バアルとアシェラという偶像礼拝に勤しみました。

神はイスラエルの人びとの背きに対して、怒りに燃え、彼らに裁きをくだされます。彼らをアラム・ナハライムの圧政の下に置きました。約束の地で安住するはずだったイスラエルにとって、敵の圧政を受けることは耐えられない苦しみだったでしょう。しかし、これは神に従わなかったことに対する神の応答です。

ただ、神は裁きをくだす一方で、救いの道を備えられました。主の霊を受けた士師オトニエルをイスラエルへ遣わされます。イスラエルの多くが神の命令に従わず、妥協して生きていたところで、オトニエルは勇気と信仰をもって自分の務めを果たします。その指導のもと、40年の平穏が与えられました。たとえそれが自業自得による裁きでも、神は苦しみもがく人へ必ず救いを用意されます。真の幸せはただ神から来ます。

【祈り】

必ず救いの道を備えられる神を信頼し、その神にのみ礼拝する勇気と信仰をお与えください。

三川 共基(松戸小金原教会)