2022年7月の聖書日課
月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括 8月分配信中
月刊誌 『リジョイス』PDF版 8月号配信中
パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。
わたしの街のこの教会 Vol.62 草加松原教会
毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2022年7月は埼玉県 草加市 にある「草加松原教会」です。
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毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2022年7月は埼玉県 草加市 にある「草加松原教会」です。
「あの金持ちたちは皆、有り余る中から献金したが、この人は、乏しい中から持っている生活費を全部入れたからである。」 ルカによる福音書 21章4節
一人のやもめがレプトン銅貨2枚をささげた行為と、それをささげたやもめの心は、誰にも見えず、分かりません。しかし、それを受け取ってくださる神の目には、よく見えていました。神は、私たちのたった1回の献金さ…
人々はイエスを引いて行く途中、田舎から出て来たシモンというキレネ人を捕まえて、十字架を背負わせ、イエスの後ろから運ばせた。 ルカによる福音書 23章26節
ここで唐突に、前後の文脈も何もなく、突然、キレネ人シモンが登場します。彼は、無理やり主イエスの十字架を背負わされて、主イエスのあとを歩ませられました。 なぜこの大事な場面でキレネ人シモンなのかと思いま…
人の一歩一歩を定めるのは主である。
人は自らの道について何を理解していようか。 箴言 20章24節
ここで言う道とは何でしょう。どのような人生を歩むかという大きな面と、きょう何が起こるか、という日常的な面があります。 どちらにしても、私たちは自らの道について何を理解しているでしょうか。きょう一日だけ…
ペルシアの王キュロスの第1年のことである。主はかつてエレミヤの口によって約束されたことを成就するため、…キュロスの心を動かされた。 エズラ記 1章1節
聖書の神は歴史を支配され、ご自身の計画を実行されます。神は、エバの子孫に悪魔の頭を砕く方を送ると宣言されました。そのためにアブラハムを選び、その子孫をユダヤ民族として導かれ、イスラエル王国を建国され…
あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、エルサレムにいますイスラエルの神、主の神殿を建てるために、ユダのエルサレムに上って行くがよい。 エズラ記 1章3節
神に心を動かされたペルシア王キュロスは捕囚として連れてこられたユダヤの人びとを祖国に帰すことにしました。そしてイスラエルの神のために神殿を再建することを布告します。エルサレムの神殿はバビロンによって…
そこで、ユダとベニヤミンの家長、祭司、レビ人、つまり神に心を動かされた者は皆、エルサレムの主の神殿を建てるために上って行こうとした。 エズラ記 1章5節
ペルシア王による祖国帰還と神殿再建の布告を聞いたときに、捕囚の民として連れてこられたユダヤ人たちはどのように応答したのでしょうか。半信半疑であったかも知れません。いきなりそのように言われても、既にバ…
エズラは人々より高い所にいたので、皆が見守る中でその書を開いた。彼が書を開くと民は皆、立ち上がった。 ネヘミヤ記 8章5節
捕囚から解放されて祖国に戻ったユダヤの人びとは、困難の中にも神の導きにより神殿を再建しました。 さらにネヘミヤ記にはエルサレムの城壁が再建され、第7の月に感謝の礼拝が行われた様子が記されています。人び…
民は皆、帰って、食べたり飲んだりし、備えのない者と分かち合い、大いに喜び祝った。教えられたことを理解したからである。 ネヘミヤ記 8章12節
夜明けから正午まで、人びとは律法の朗読と翻訳を聞きました。さらに説明されたので人びとは朗読を理解することができました。こうして祭司は律法学者としての役割を担い、説教者にもなりました。 礼拝において大切…
他の4分の1の時間は、彼らの神、主の前に向かって罪を告白し、ひれ伏していた。 ネヘミヤ記 9章3節
御言葉の礼拝と愛餐を共にし、祖国への帰還と神殿再建という神からの恵みと祝福に感謝した人びとは、続けて仮庵の祭を祝い、そして罪の告白と悔い改めの時を持ちました。 それは7月24日のことと記されています。そ…
若者を歩むべき道の初めに教育せよ。
年老いてもそこからそれることがないであろう。 箴言 22章6節
自らの歩むべき道について、何も理解していない私たち罪人は、放っておけば自分の行きたい方へ勝手に歩み出してしまいます。箴言はそれを知っているので、特に若者に主を畏れることを教えるように強く命じます(1章…
王はどの女にもましてエステルを愛し、エステルは娘たちの中で王の厚意と愛に最も恵まれることとなった。 エステル記 2章17節
エステル記は、ユダヤ人のエステルがペルシアの王クセルクセスの王妃になった物語です。 第1章には、クセルクセス王が盛大な宴会を催したこと、酒で上機嫌になった王が王妃ワシュティの美しさを高官たちに見せるた…
「定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」 エステル記 4章16節
第3章には、王によって高い位につけられたアガグ人ハマンの策略が記されています。ハマンは、モルデカイが自分にひざまずいて敬礼しないことに腹を立て、モルデカイの民であるユダヤ人を滅ぼすことにします。その日…
こうしてハマンは、自分がモルデカイのために立てた柱につるされ、王の怒りは治まった。 エステル記 7章10節
ハマンは、モルデカイをつるすために、22メートルもある高い柱を自分の家に立てました。そして、そのことを進言するために、王のもとに行きます。ちょうどその時、王は宮廷日誌を読んでおり、モルデカイに何か褒美…
悩みが喜びに、嘆きが祭りに変わった月として、この月の両日を宴会と祝祭の日とし、贈り物を交換し、貧しい人に施しをすることとした。 エステル記 9章22節
第12の月、すなわちアダルの月の13日は、敵がユダヤ人を征伐しようとしていた日でした。しかし、エステルの願いにより、事態は逆転します。その日は、ユダヤ人が仇敵を征伐する日となったのです。ユダヤ人は、この…
あなたがたがキリスト・イエスにおいて持っている信仰と、すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について、聞いたからです。 コロサイの信徒への手紙 1章4節
パウロは3節で「すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について聞いた」と言って、神に感謝しています。不思議な言葉ではないでしょうか。パウロはコロサイの教会の人たちのすべての人たちに対しての愛を感謝し…
わたしパウロが、自分の手で挨拶を記します。わたしが捕らわれの身であることを、心に留めてください。恵みがあなたがたと共にあるように。 コロサイの信徒への手紙 4章18節
11節には「ユストと呼ばれるイエス」という人物が紹介されています。その後、割礼を受けた者では、この3人だけがパウロと共に働いたと記されています。「アリスタルコとマルコ、また、ユストと呼ばれるイエス」とい…
あなたが主に信頼する者となるように
今日、あなたに教えを与えよう。 箴言 22章19節
「箴言」というこの書物の題を他の言語で十分に訳すことは難しいと、ある注解者は書いています。確かに、単なる格言集という枠には収まりきらないことが箴言には書かれています。しかし、その目的ははっきりしてお…
なぜ、労苦する者に光を賜り
悩み嘆く者を生かしておかれるのか。(ヨブ3:20) ヨブ記 3章20節
神との正しい関係にある義人、ヨブの苦難の物語が始まります。ヨブの苦難は神が彼の信仰の真実さを信じておられるからこそ起こりましたが、ヨブがその理由を知る由もありません。財産と子どもたちを失った上に、ひ…
わたしは知っている
わたしを贖う方は生きておられ
ついには塵の上に立たれるであろう。 ヨブ記 19章25節
因果応報の思想に基づいてヨブを責め、悔い改めを迫る友人たちの無理解な言葉に対して、ヨブは激しく反発し強く抗議をします。そして神の仕打ちを非道で不法であると訴え、深く嘆くのです。しかしそんなヨブが、や…
そして、人間に言われた。
「主を畏れ敬うこと、それが知恵
悪を遠ざけること、それが分別。」 ヨブ記 28章28節
ヨブと3人の友人との討論は終わり、28章にはヨブ記著者の言葉が記されています。人間は、金・銀・宝石などを採掘する優れた技術を持っていますが、真の知恵、すなわちこの世界と人生の謎を解く知恵を得るという点に…
あのころ、全能者はわたしと共におられ
わたしの子らはわたしの周りにいた。 ヨブ記 29章5節
3人の友人との対話を終えたヨブは、過去の幸福と栄光を振り返ります。そして現在の悲惨を嘆き(30章)、神に向かって潔白を主張します(31章)。ヨブの過去の幸福の中心には神との親しい交わりがありました。彼は常…
今、光は見えないが
それは雲のかなたで輝いている。 ヨブ記 37章21節
ヨブが嘆きの言葉を語りつくした後、突然もう1人の友人エリフが語り始めます。彼は年少者であるため発言を控えていましたが、3人の友人たちがヨブを説得できないのを見て語り始めたのです。特にエリフは「神よりも…
それゆえ、わたしは塵と灰の上に伏し
自分を退け、悔い改めます。 ヨブ記 42章6節
この世界を創造され、これを支配し、動物たちを守り養い、怪物さえも屈服させる生ける神に直面したヨブは、驚きひれ伏し、このお方に抗弁しようとした自分の高慢を思い知らされて、自らの罪を告白しました。しかし…
あなたの羊の様子をよく知っておけ。
群れに心を向けよ。 箴言 27章23
箴言は未熟な者や若者に、熟慮や知識と慎重さを教えるためだけではなく、賢人には説得力、聡明な人には指導力を増し加えるためのものでもあります(1章4、5節)。そうであるならば、若者に教えるだけではなく、壮年…
お前たちが進んで従うなら
大地の実りを食べることができる。 イザヤ書 1章19節
イザヤ書は、主に背き、神を捨てた選びの民の罪深さを徹底的にえぐるところから始まります。 「罪」は律法への違反を、「咎」はゆがみを意味する言葉です。神から離れた人間は、神という的から外れ、ひねくれてゆが…
そのとき、わたしは主の御声を聞いた。
「誰を遣わすべきか。…」
…
「わたしがここにおります。
わたしを遣わしてください。」 イザヤ書 6章8節
イザヤは、神殿礼拝において、幻の中で天に座する栄光の主を見ます。御使いセラフィムによる賛美が響き渡り、神殿は栄光の煙で満たされました。絶対的な神の聖さを前にして、災いだ、わたしは滅ぼされる、とイザヤ…
ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。
その名は、「驚くべき指導者、力ある神
永遠の父、平和の君」と唱えられる。 イザヤ書 9章5節
この預言が語られた紀元前8世紀後半、北イスラエル王国はアラムと同盟を結び、南ユダ王国を脅かしていました。これをよしとしないアッシリアは、北王国のガリラヤ、ナフタリを占領し、その民を捕囚としました。その…
わたしの聖なる山においては
何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。
水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。 イザヤ書 11章9節
南王国は、最後はバビロンによって滅ぼされますが、この預言が語られたとき、南王国はアッシリアの脅威にさらされていました。こうした状況の中で、ダビデ王朝が切り倒された後に、エッサイの株から再び芽が出ると…
そこに大路が敷かれる。
その道は聖なる道と呼ばれ
汚れた者がその道を通ることはない。
主御自身がその民に先だって歩まれ
…。 イザヤ書 35章8節
神の裁きと呪いが宣告されるならば、いかに繁栄する国々といえども廃墟となると34章は語ります。35章では、今度はどんなに国民が砂漠や荒れ野となり果てても、神の祝福をいただくならば、エデンの園のような豊かで…
慰めよ、わたしの民を慰めよと
あなたたちの神は言われる。 イザヤ書 40章1節
イザヤ書40章から55章は、捕囚の民に、解放と慰め、終末的栄光について告知します。預言者は神の玉座の前に開かれた天の会議に引き入れられ、主の御使いたちの声を聴きます。 預言者の第一声は「慰めよ、わたしの民…
幻がなければ民は堕落する。
教えを守る者は幸いである。 箴言 29章18節
幻と訳されている言葉は、啓示、預言などとも訳されます。英語ではビジョンです。「見る」という言葉から来ています。預言者イザヤはユダとエルサレムについての幻を見ました(イザ1章1節)。他の預言者たちも幻を…
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