柱につるされたハマン | エステル記 5-7章

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エステル記 5-7章

こうしてハマンは、自分がモルデカイのために立てた柱につるされ、王の怒りは治まった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エステル記 7章10節

柱につるされたハマン

ハマンは、モルデカイをつるすために、22メートルもある高い柱を自分の家に立てました。そして、そのことを進言するために、王のもとに行きます。ちょうどその時、王は宮廷日誌を読んでおり、モルデカイに何か褒美を与えようと考えていました。王はハマンに「王が栄誉を与えることを望む者には、何をすればよいか」と尋ねます。ハマンは、自分のことだと考えて、その者に王の服を着せ、王の馬に乗せて広場で触れ回るようにと進言します。しかし、それはハマンのことではなく、モルデカイのことでした。王は、ハマンに、その言葉どおり、モルデカイにするようにと命じます。ハマンは、自分の口で、モルデカイが王から栄誉を与えられた者であると宣言するのです。

エステルは、2回目の酒宴の席にも王とハマンを招きました。そして、「私のために私の命と私の民族の命をお助けいただきとうございます」と王に願い出ます。エステルは王の前で、自分の命と自分の民族の命が滅ぼされそうになっていること、そして、そのことを企てたのがハマンであることを訴えます。これによって、ハマンは王の怒りを買い、モルデカイをつるすために立てた柱に、自分がつるされることになるのです。

【祈り】

神よ。あなたは、ふさわしい時に信仰ある者を用いて、私たちを敵の手から救ってくださいます。感謝いたします。

村田 寿和(羽生栄光教会)