神によって心動かされた神の民 | エズラ記 1章(※7-10章も合わせて通読ください)

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エズラ記 1章(※7-10章も合わせて通読ください)

そこで、ユダとベニヤミンの家長、祭司、レビ人、つまり神に心を動かされた者は皆、エルサレムの主の神殿を建てるために上って行こうとした。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エズラ記 1章5節

神によって心動かされた神の民

ペルシア王による祖国帰還と神殿再建の布告を聞いたときに、捕囚の民として連れてこられたユダヤ人たちはどのように応答したのでしょうか。半信半疑であったかも知れません。いきなりそのように言われても、既にバビロンでの自分たちの生活がありました。長い旅を続けて荒れ果てた祖国に戻ったとしても、どのように生活をしていったらよいか戸惑う者たちもいたかも知れません。

しかし、神はペルシアの王の心を動かされただけでなく、ユダヤ人たちの心をも動かされました。さらに、王は帰還する者たちに銀、金、家財、家畜、エルサレム神殿への随意の献げ物をも持たせるようにしました。そうでなければ、困難な状況の中で勇気を持って神に従うことはできなかったでしょう。

さらに、キュロス王はバビロンによって奪われたエルサレム神殿の祭具類も返還して帰還する者たちに持たせました。こうしてユダとベニヤミンの人びとの中で神に心動かされた者は皆、エルサレムの神殿を建てるために上って行きました。

信仰の応答は心を動かされることで生み出されていきます。

【祈り】

主なる神。私たちの心をも動かしてください。あなたへの献身と歩みを導いてください。主の御名により祈ります。アーメン

小峯 明(船橋高根教会)