主に信頼する者となるように | 箴言 22章17節-24章34節

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箴言 22章17節-24章34節

あなたが主に信頼する者となるように
今日、あなたに教えを与えよう。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 22章19節

主に信頼する者となるように

「箴言」というこの書物の題を他の言語で十分に訳すことは難しいと、ある注解者は書いています。確かに、単なる格言集という枠には収まりきらないことが箴言には書かれています。しかし、その目的ははっきりしており、まことの知恵と諭しを与え、未熟な者に熟慮を教え、主を畏れることを学ばせるものです(1章冒頭)。

きょうの箇所は、「賢人たちの言葉を聞け」という書き出しで始まる部分の冒頭にあります。ここでも社会生活上の様々な格言や教訓が語られますが、弱く貧しい人に代わって争われる主がおられることを示しています(23節)。

賢人たちの賢さは、主を畏れ、主に信頼するところにこそあります。彼らの語る多くの格言は、それらの一つひとつが主を畏れることにつながっているものです。読者は、それを悟り、主を畏れつつ信頼することを学ぶのです。

そして、自分も実は貧しく弱い者であることを知り、そのような者に代わって命を贖ってくださる主に信頼する道を歩くことを教えられます(23章11節)。

私たちも貧しく弱い罪人です。その私たちに代わって罪を贖ってくださる主を信頼して、きょうもまた共に主を仰ぎましょう。

【祈り】

父なる神様、私たちも自分の貧しさと弱さを知り、主に心から信頼する者とならせてください。

久保田 証一(尾張旭伝道所)