リジョイス聖書日課 2022年8月

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2022年8月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  9月分配信中

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耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

月刊誌 『リジョイス』PDF版 9月号配信中

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パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。

わたしの街のこの教会 Vol.63 せんげん台教会

わたしの街のこの教会 Vol.63 せんげん台教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2022年8月は埼玉県 春日部市 にある「せんげん台教会」です。

イザヤ 40章12-31節

主に望みをおく人は新たな力を得
鷲のように翼を張って上る。
走っても弱ることなく、歩いても疲れない。 イザヤ書 40章31節

主なる神がくださる神の力で

神の慰めを失った捕囚の民は、「わたしの道は主に隠されている」(27節)、神は私たちとの契約をお忘れになったと、神の恵みさえ疑うような絶望と失意の中にありました。 そのような神の民を御もとに立ち帰らせるた…

イザヤ 43章

わたしはこの民をわたしのために造った。
彼らはわたしの栄誉を語らねばならない。 イザヤ書 43章21節

私たちは神の栄誉を語る

主なる神は、その昔、イスラエルの人びとをエジプトから救い出し、シナイ山で契約を結んで神の民とされました。神はここで「わたしはあなたを贖う」と、第二の出エジプトとして、バビロン捕囚からの解放を約束され…

イザヤ 53章

屠り場に引かれる小羊のように
毛を切る者の前に物を言わない羊のように
彼は口を開かなかった。 イザヤ書 53章7節

今あるのはキリストのおかげです

バビロン捕囚末期、紀元前6世紀後半、不思議な預言の言葉が語られます。500年後、この預言はイエス・キリストにおいて成就しました。憎まれて捨てられていく苦難の生涯を、神の啓示の言葉と神の霊に導かれてたどる…

イザヤ 55章

それはわたしの望むことを成し遂げ
わたしが与えた使命を必ず果たす。 イザヤ書 55章11節

御言葉の力の確かさに立つ

40章から始まる捕囚からの解放の約束は55章で結びを迎えます。 主に立ち帰るなら、「豊かに赦してくださる」(7節)。だからわたしのもとに来て命を得よ(3節)と、神は逆らう民に繰り返し悔い改めを呼びかけられ…

イザヤ 60章

主があなたのとこしえの光となり
あなたの神があなたの輝きとなられる。

主があなたの永遠の光となり
あなたの嘆きの日々は終わる。 イザヤ書 60章19節~20節

神があなたの輝きとなられる

60章から62章は、捕囚から帰国して神殿の礎と祭壇が設置された頃の回復の歌、慰めの歌です。 主の都シオン、エルサレムの変貌のさまが語られます。シオンの住民となる者たちが遠くから帰り、国々の富と献げものはシ…

イザヤ 66章

更にわたしの名声を聞いたことも、わたしの栄光を見たこともない、遠い島々に遣わす。彼らはわたしの栄光を国々に伝える。 イザヤ書 66章19節

異邦人を清い器として用いられる主

これまでイザヤ書の中で、主なる神が地の果てからご自身の民を集められることは幾度も語られてきました。しかし、最後の章では、これまでとは全く異なる次元での異邦人の救いと働きが語られます。主の栄光を国々に…

コヘレト 1章1-2節,12章8節

なんと空しいことか、とコヘレトは言う。
すべては空しい、と。 コヘレトの言葉 12章8節

空としか言いようがない

コヘレトを名乗る人物は、どんな時代を生きたのか。諸説ありますが、紀元前2世紀の、ユダヤ民族と大国シリアとの攻防戦(マカベア戦争)真っただ中だとする見方があります。ユダ・マカバイと兄弟たちの武勇伝の影に…

使徒 1-2章

「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。…また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」 使徒言行録 1章8節

聖霊が降ると力を受ける

新約聖書5番目の書物「使徒言行録」を11回で学びます。主イエスは天に昇られる前、弟子たちに「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で…

使徒 3-5章

しかし、ペトロとヨハネは答えた。「神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。」 使徒言行録 4章19節

人か神か従うべきお方はだれか

聖霊の力を受けて、キリストの教会は出発しました。ペトロとヨハネは力強く民衆に神の言葉を語っていましたが、そこにユダヤの権力者たちがやってきて、二人は捕らえられてしまいます。こうして早くもキリスト教会…

使徒 6-8章

使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。
…さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。 使徒言行録 8章1節、4節

福音はユダヤとサマリアへ

聖霊降臨によって出発したキリスト教会は、主の言葉を恐れずに語り続け、主を信じる多くの者たちが起こされました(5章14節)。このことは大きな喜びでしたが、信徒の数が増えたことにより、使徒たちだけで多くの信…

使徒 9章

「あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。」 使徒言行録 9章15節

主の選びの器として

キリスト教会を迫害していた一人にサウロという人物がいました。彼はキリスト者を縛り上げ、エルサレムへ連行するため、ダマスコへ向かっていました。 その旅の途上、天からの強い光の中で、主イエスはサウロに語り…

使徒 10-12章

この言葉を聞いて人々は静まり、「それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美した。 使徒言行録 11章18節

主は異邦人にも賜物を

使徒言行録10、11章に記されている物語は、私たちに主の福音の広がりと大きさを教えています。 ペトロもヨハネも、エルサレム教会の人びとも、ユダヤ人だけに福音を伝えていました。まさか主イエスの救いが異邦人に…

使徒 13-14章

「あなたがたが、このような偶像を離れて、生ける神に立ち帰るように、わたしたちは福音を告げ知らせているのです。」 使徒言行録 14章15節

伝道旅行(1)生ける神に立ち帰る

主は異邦人をも救いへ導いていかれました。神の大きな御心を悟った人びとは、異邦人に福音を語り、アンティオキア教会を設立しました(11章20節)。設立されたアンティオキア教会は礼拝をしている中で聖霊の促しを…

コヘレト 1章3-11節、12章3-7節

塵は元の大地に帰り、霊は与え主である神に帰る。 コヘレトの言葉 12章7節

大地に帰り神のもとに帰る

太陽の下なされるあらゆる労苦は、人に何の益をもたらすのか。そう問いかけたコヘレトは、自然の営みの持続、山河の水の循環を歌います。それとは対照的に、人の営みの限界、後の世代との断絶も歌います。労苦の結…

マタイ 5章38-48節

「しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」 マタイによる福音書 5章39節

赦すことこそ平和への第一歩

わたしは、足を踏まれると、痛いと感じます。そのとき、謝っていただければ、その怒りも静めることもできますが、何もなかったように通り過ぎて行かれたものならば、怒りが残ってしまいます。旧約聖書により「目に…

使徒 15章

「わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。」 使徒言行録 15章11節

ただ主の恵みによって

パウロたちはアンティオキア教会に戻り、旅を通して得た異邦人伝道の実りを報告しました。しばらくして、ユダヤ人の信者たちがエルサレムから訪れ、異邦人の救いの条件について、パウロたちと激しい論争をします。…

使徒 16-18章

ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。」 使徒言行録 18章9節~10節

伝道旅行(2)恐れるな語り続けよ

使徒言行録はエルサレムの使徒会議の後、パウロとシラスによる伝道旅行を18章に至るまで記しています。パウロたちは、主の不思議な導きによってギリシア世界に足を踏み入れることになり、伝道の幅を広げていきます…

使徒 19-20章

このように話してから、パウロは皆と一緒にひざまずいて祈った。人々は皆激しく泣き、パウロの首を抱いて接吻した。 使徒言行録 20章36節~37節

伝道旅行(3)祈りに励まされ

パウロは第三次伝道旅行の最中、エフェソに3年間、滞在しました。その期間、ユダヤ人の会堂や、ティラノという人の講堂で御言葉を語り続け、また、主はパウロの手を通して奇跡を行われました。その奇跡によって、神…

使徒 21-24章

「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。」 使徒言行録 23章11節

先が見えない中でも

使徒言行録は21章から怒涛の展開を迎えます。第三次伝道旅行からエルサレムに戻ってきたパウロはユダヤ人に捕らえられ、最高法院で取り調べを受けました。そこでの論争が激しくなり、最高法院の中のファリサイ派と…

使徒 25-28章

全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。 使徒言行録 28章31節

キリストの福音はローマまで

パウロは3回の伝道旅行を通して、ギリシア世界まで福音宣教の働きを広げていきました。そのパウロの働きの外で、福音は都ローマにまで届いていました。パウロはローマにいる信徒たちへ、いずれローマに行きたいとい…

コヘレト 1章12節-2章26節、11章7節-12章2節

若者よ、お前の若さを喜ぶがよい。
青年時代を楽しく過ごせ。
心にかなう道を、目に映るところに従って行け。 コヘレトの言葉 11章9節

若さと働きそのものを楽しめ

ソロモン王のごとくふるまったコヘレトは、新たな知恵の境地に至ります。それは善悪二元論と因果応報を説く伝統的知恵とは異なります。神の御前に自分が良しとされるか否かは、神のみぞ知る。まして自分以外の誰か…

エレミヤ 1章

「わたしがあなたと共にいて、必ず救い出す」

「見よ、わたしはあなたの口に
わたしの言葉を授ける。」 エレミヤ書 1章8節~9節

神の言葉は御手によって動き出す

エレミヤは怖気づいていました。彼は、祭司の町とも言われるアナトトで育ちました。彼の父も祭司で、自分もいずれその道を、と思っていたかもしれません。しかし、神からの呼びかけは思いがけないものでした。神は…

エレミヤ 2-8章

「そのときですら」と主は言われる。「わたしはお前たちを滅ぼし尽くしはしない。」 エレミヤ書 5章18節

滅びに向かう世界で見える神の憐れみ

神の言葉を授けられたエレミヤは、浅はかな希望ではなく、深い悲しみを味わいます。祭司や預言者を含めて多くの人が、自分のことしか考えられなくなっているからです。 誰もが神への最初の真心を忘れ、その自覚すら…

エレミヤ 9-17章

主よ、あなたがいやしてくださるなら
わたしはいやされます。
あなたが救ってくださるなら
わたしは救われます。 エレミヤ書 17章14節

主よ、あなたがいやしてくださるなら

見向きもされない神の言葉を一人抱え込んでいるエレミヤは、自分の命を呪います。エレミヤは言います。「ああ、わたしは災いだ。わが母よ、どうしてわたしを産んだのか」と(15章10節)。故郷アナトトの人びとから…

エレミヤ 18-24章

彼らに目を留めて恵みを与え、この地に連れ戻す。彼らを…植えて、抜くことはない。…彼らは真心をもってわたしのもとへ帰って来る。 エレミヤ書 24章6節~7節

神が引き抜くとき植えるとき

「悪をもって善に報いてもよいでしょうか」(18章20節)。思わずそう神に訴えたくなるような現実がエレミヤの目の前に広がっています。 生活の腐敗が礼拝を歪めるのか、あるいは礼拝の腐敗が生活を歪めるのか、どち…

エレミヤ 25章

お前たちは貴い器のように砕かれて倒れる。 エレミヤ書 25章34節

神の怒りによって見える立ち帰る道

20年以上も、エレミヤが語る主の言葉は、ユダの民に聞かれませんでした(3節)。神に造られた彼らは、ただ「自分の手で造った物」を大切にしていました(7節)。神をも所有する感覚が、自由だと思っていたのです。 …

エレミヤ 26-29章

…その町のために主に祈りなさい。その町の平安があってこそ、あなたたちにも平安があるのだから。 エレミヤ書 29章7節

祈り求めることから始まる神の平和

当時、多くの者が、「バビロンの王に仕えるべきではない」と語り、あるいは聞いていました(27章9節)。しかし、エレミヤは、バビロンに仕えて生きる道を自らに軛をかけて語りました。それに対してハナンヤは、エレ…

コヘレト 3章1-17節、11章1-6節

朝、種を蒔け、夜にも手を休めるな。
実を結ぶのはあれかこれか
それとも両方なのか、分からないのだから。 コヘレトの言葉 11章6節

後になって知るのだからあきらめるな

コヘレトを賢者として有名にした「時の詩」は、生まれる時から死ぬ時までの人生全体を視野に入れます。戦いの時と平和の時という人生究極の否定と肯定を描き、そう色分けされる諸々の時を歌います。「生まれるに時…

エレミヤ 30-33章

わたしは、彼らと永遠の契約を結び、…わたしに従う心を彼らに与え、わたしから離れることのないようにする。 エレミヤ書 32章40節

神の恵みは罪の根深さより深い

イスラエルとユダの歩みは、「建てられた日から今日に至るまで、わたしを怒らせ憤らせてきた」(32章31節)と神から言われるほどに、罪に罪を重ねてきた歴史でもありました。それが選びの民と呼ばれていたのは、皮…

エレミヤ 34-39章

「しかし、その日に、わたしはあなたを救い出す、と主は言われる。あなたが恐れている人々の手に渡されることはない。」 エレミヤ書 39章17節

その日に神はあなたを救い出す

南ユダの最後の王ゼデキヤは、「主の目に悪とされることをことごとく行った」(王下24章19節)と言われる王ですが、一方でエレミヤを保護した王でもありました。 エレミヤが、バビロンに降伏しないとこの国は滅びる…

エレミヤ 40-45章

「ただ、あなたの命だけは、どこへ行っても守り、あなたに与える。」 エレミヤ書 45章5節

どこに行っても与えられる神の守り

エレミヤの言葉を巻物にまとめたバルクはかつて言いました。「ああ、災いだ。主は、わたしの苦しみに悲しみを加えられた。わたしは疲れ果てて呻き、安らぎを得ない」(45章3節)。 エレミヤの口から語られる神の言…