リジョイス聖書日課 2021年6月

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2021年6月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  7月分配信中

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  7月分配信中

耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

月刊誌 『リジョイス』PDF版 7月号配信中

月刊誌 『リジョイス』PDF版 7月号配信中

パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。

わたしの街のこの教会 Vol.52 西鎌倉教会

わたしの街のこの教会 Vol.52 西鎌倉教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2021年6月は神奈川県鎌倉市 にある「西鎌倉教会」です。

カルヴィニズムる人たち 2021年6月

カルヴィニズムる人たち 2021年6月

2021年6月の「カルヴィニズムる人たち」は名古屋教会会員の加藤千加子さんです。オルガニストとして演奏や指導をされています。

ヨブ 29章

あのころ、神はわたしの頭上に
灯を輝かせ
その光に導かれて
わたしは暗黒の中を歩いた。 ヨブ記 29章3節

暗黒の中を歩いた

ヨブは、神からの祝福だと思っていたものをことごとく失いました。そうなった理由がヨブには分からず、心配してやって来た友人たちの知恵も力にはなりませんでした。解決の糸口を見つけることができない中、ヨブは…

ヨブ 30章

だが今は、わたしより若い者らが
わたしを嘲笑う。

わたしは幸いを望んだのに、災いが来た。
光を待っていたのに、闇が来た。 ヨブ記 30章1節、26節

幸いを望んだのに

ヨブはかつて、やもめや身寄りのない子を助け、また真実の言葉を語り、広く尊敬を集めていました。しかし、今や財産と家族を失い、重い皮膚病を患って、人びとから敬遠されるようになりました。それだけではなく、…

ヨブ 31章

わたしを憎む者の不幸を喜び
彼が災いに遭うのを見て
わたしがはやしたてたことは、決してない。 ヨブ記 31章29節

人の不幸を見て

ものごとを評価するとき、チェックリストを用いることは有用です。ヨブは、これまでの自分の人生を、悪徳リストを挙げて確認します。そのリストは神の義に照らして考えられたものと言えるでしょう。ヨブは、貪欲、…

ヨブ 32-33章

ここにあなたの過ちがある、と言おう。
神は人間よりも強くいます。
なぜ、あなたは神と争おうとするのか。
神はそのなさることを
いちいち説明されない。 ヨブ記 33章12節~13節

過ちを改めるために

どのような人も罪人なのですから、その考えと行動を改める必要があります。しかし罪人は、何が自分の過ちなのかすら、なかなか分かりません。私たちはどんな人の指摘であれば自分の考えと行動を改めようと思うでし…

ヨブ 34章

「悪人のような答え方をヨブはする。
彼を徹底的に試すべきだ。
まことに彼は過ちに加えて罪を犯し
わたしたちに疑惑の念を起こさせ
神に向かってまくしたてている。」 ヨブ記 34章36節~37節

御心を知るために

人間には、この世のものごとすべてが見えているわけではありません。隠れていて見えない本質や、気がつかない真理があります。ですから、常に本当のことを見抜こうとする意識が必要です。 苦難の意味が分からず、神…

マルコ 2章23節-3章6節

「安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。だから、人の子は安息日の主でもある。」 マルコによる福音書 2章27節~28節

イエスは安息日の主

当時、ファリサイ派の人びとはユダヤ教の掟を守ることに熱心でした。そのため、掟を軽んじているように思われた主イエスと弟子たちを見張っていたのです(2章16、18節参照)。彼らは主イエスの弟子たちが安息日に麦…

ヨブ 35章

あなたは神を見ることができないと言うが
あなたの訴えは御前にある。
あなたは神を待つべきなのだ。 ヨブ記 35章14節

すべてをご存じである神の答えを待とう

ヨブは、(彼自身としては)言われなき苦しみに遭いましたが、それでも神への恨み辛みもなく、信仰に堅く立っていました。しかし、彼を慰めようとやってきた三人の友人と対話して行く中で、(その影響を受けてか)…

ヨブ 36-37章

全能者を見いだすことはわたしたちにはできない。
神は優れた力をもって治めておられる。
憐れみ深い人を苦しめることはなさらない。
それゆえ、人は神を畏れ敬う。
人の知恵はすべて顧みるに値しない。 ヨブ記 37章23節~24節

全能の神に信頼し憐れみを待ち望もう

逆境に苦しむヨブを慰めようとしてできなかった三人の友人に代わり、エリフは、神にこそ望みを置き、神の憐れみ深い応答を待望するようにヨブを導き、そして神との出会いに備えさせました。エリフの登場はここまで…

ヨブ 38章

これは何者か。
知識もないのに、言葉を重ねて
神の経綸を暗くするとは。
男らしく、腰に帯をせよ。
わたしはお前に尋ねる、わたしに答えてみよ。 ヨブ記 38章2節~3節

神の知識と支配に身を委ねよう

この章から神が登場し、ヨブと直接対話されます。既にエリフが先駆けてヨブの思いと言葉を正しく方向付けましたが、神はヨブにズバリと問いかけられます。人間に過ぎないお前に何が分かるというのか。早い話が、天…

ヨブ 39章

鷹が翼を広げて南へ飛ぶのは
お前が分別を与えたからなのか。
鷲が舞い上がり、高い所に巣を作るのは
お前が命令したからなのか。 ヨブ記 39章26節~27節

摂理の主である神の導きに信頼しよう

神は続けてヨブに問いかけられます。本日の章では、地に住む動物、地の上を飛ぶ鳥に関して問いを発せられます。全体として共通していることは、獣や鳥など様々な種類の動物の生命に関わることです。 これらのものに…

ヨブ 40-41章

わたしは軽々しくものを申しました。
どうしてあなたに反論などできましょう。
わたしはこの口に手を置きます。
ひと言語りましたが、もう主張いたしません。
ふた言申しましたが、もう繰り返しません。 ヨブ記 40章4節~5節

全知の神の御前に黙して神の答えを待とう

上の引用聖句は(前の章で)ヨブに語られた神に対するヨブの返答の言葉です。ヨブは神に問い詰められ、遂に自分の無知を痛感し、それを神に真摯に告白します。そもそも神に対して自分の知識を誇り得る者は存在しな…

ヨブ 42章

あなたは全能であり
御旨の成就を妨げることはできないと悟りました。

それゆえ、わたしは塵と灰の上に伏し
自分を退け、悔い改めます。

ヨブが友人たちのために祈ったとき、主はヨブを元の境遇に戻し、更に財産を二倍にされた。 ヨブ記 42章2節、6節、10節

神の恵みと正しさの現れを信じて待とう

ヨブは、神の二度目の問いかけに対しても同じように、自分の無知を真摯に認め告白し、さらに真剣な悔い改めを言い表します。神はこれを受け入れ、彼が失ったかつての財産の何倍もの祝福をもって報いてくださいまし…

マルコ 3章20-35節

「国が内輪で争えば、その国は成り立たない。家が内輪で争えば、その家は成り立たない。同じように、サタンが内輪もめして争えば、立ち行かず、滅びてしまう。また、まず強い人を縛り上げなければ、だれも、その人の家に押し入って、家財道具を奪い取ることはできない。」 マルコによる福音書 3章24節~27節

主イエスの力ある働き

主イエスが各地での働きを終えてカファルナウムのペトロの家に戻られると大勢の人びとが集まってきました。気が変になっているという主イエスの噂を聞きつけて心配する身内の人びと、さらにはエルサレムから下って…

詩編 23編

主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
主はわたしを青草の原に休ませ
憩いの水のほとりに伴い
魂を生き返らせてくださる。
主は御名にふさわしく
わたしを正しい道に導かれる。 詩編 23編1節~3節

主は羊飼い

パレスチナの羊たちは、荒涼とした荒れ野で飼われていました。牧草も水も乏しい。切り立った崖が至るところにある。どう猛な獣が歩きまわっている。そのような場所です。実に厳しい環境です。 羊はたいへん視力が弱…

詩編 23編

死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。 詩編 23編4節

死の陰の谷を行くときも

「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない」。驚くべき言葉です。死は人間における最大の恐れ、悲しみ、人間の最後の敵ではないでしょうか。 死の陰の谷を通るときにもわたしは恐れない。それはなぜでしょ…

詩編 23編

わたしを苦しめる者を前にしても
あなたはわたしに食卓を整えてくださる。
わたしの頭に香油を注ぎ
わたしの杯を溢れさせてくださる。 詩編 23編5節

主の食卓

「食卓を整え」る。「杯を溢れさせ」る。こうした言葉は主の晩餐の礼典を想起させます。この詩は、聖餐の食卓において読まれるのがふさわしいのです。 羊飼いなる主イエスは十字架に死なれ、3日目に死に勝利してよ…

詩編 23編

命のある限り
恵みと慈しみはいつもわたしを追う。
主の家にわたしは帰り
生涯、そこにとどまるであろう。 詩編 23編6節

羊飼いの愛

「追う」という言葉と「帰る」という言葉は対応関係にあります。主の恵みと慈しみがいつもわたしを追ってくる。だから、わたしは主の家に帰らざるを得ない。そのように詩人はうたいます。 つまり、自発的にそこに帰…

ガラテヤ 5章22-23節

これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。 ガラテヤの信徒への手紙 5章22節~23節

似たものにしようと

ガラテヤの諸教会に生じていた教理的な問題は、信徒間の霊的不一致、また敵対関係を引き起こしていました。競争心を抱いて挑み合い、またねたみ合うという、兄弟姉妹間の愛が冷えた状況でした。 使徒パウロはそのよ…

ガラテヤ 5章22-23節

これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。 ガラテヤの信徒への手紙 5章22節~23節

霊の結ぶ実

ガラテヤの諸教会は律法主義者によって教会員が惑わされるという致命的な影響を受けました。使徒パウロはそのような教会に、キリストの福音がもたらした全く新しい道を示しています。それは、無力で神の御心に従う…

マルコ 4章26-34節

更に、イエスは言われた。「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。」 マルコによる福音書 4章30節~32節

広がりゆく神の国

主イエスは、二つの種のたとえを通して、広がりゆく神の国の姿をお示しくださいました。最初のたとえで、蒔かれた種は水や養分を吸収して成長し、やがて実を結びます。蒔いた人は知らずとも、土がひとりでに実を結…

列王上 1章

王は、誓った。「わたしの命をあらゆる苦しみから救ってくださった主は生きておられる。あなたの子ソロモンがわたしの跡を継いで王となり、わたしに代わって王座につく、とイスラエルの神、主にかけてあなたに立てた誓いをわたしは今日実行する。」 列王記上 1章29節~30節

生きておられるから神の意志は貫かれる

ダビデ王の最晩年になると、ダビデの四男であるアドニヤが思い上がって「わたしが王になる」と言い出し、王位継承の争いが起こりました。預言者ナタンは、このことをソロモンの母バト・シェバに確認します。すると…

列王上 2章

ソロモンは父ダビデの王座につき、その支配は確立した。 列王記上 2章12節

ソロモンを通して神の支配がある

ソロモンは王となりました。王位継承の争いをしていたアドニヤは、ソロモンを恐れ、ソロモンに赦しを請います。ソロモンは、潔く振る舞えば、という条件付きで寛大な態度をあらわしたのでした。それから、ダビデが…

列王上 3章

「どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」
主は、ソロモンのこの願いをお喜びになった。 列王記上 3章9節~10節

知恵を求めることが神の喜び

ある夜、神はソロモンの夢に現れ、「何でもあなたに欲しいものを与える」と言われます。それに対してソロモンは、民を正しくさばき、善と悪を判断する心を与えてくださいと願います。長寿や富、さらに敵の命を求め…

列王上 4章

ユダとイスラエルの人々は海辺の砂のように数が多かった。彼らは飲み食いして楽しんでいた。 列王記上 4章20節

ソロモンの繁栄は神のことばの成就

ソロモンは全イスラエルの王となり、国を治める高官たちを任命しました。これは現在の内閣を組織するようなものであり、イスラエルの政治の中枢が確固たるものとされたことが知らされます。また、全国に12人の地方…

列王上 5章

神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と海辺の砂浜のような広い心をお授けになった。…あらゆる国の民が、ソロモンの知恵をうわさに聞いた全世界の王侯のもとから送られてきて、その知恵に耳を傾けた。
…こうして、神殿建築用の木材も石材も整った。 列王記上 5章9節、14節、32節

神が着々と備えてくださる

神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と海辺の砂浜のような広く賢明な心をお授けになりました。ソロモンの知恵は、東方の人たち、エジプトの人たちを驚かせ、その名は周りのすべての国々に知れ渡りました。そし…

列王上 6章

第8の月に神殿はその細部に至るまで計画どおりに完成した。その建築には7年を要した。 列王記上 6章38節

一つ一つ忠実に果たして生きる

ソロモン王がエルサレム神殿に着手したのは、彼がイスラエルの王になって4年が経ってからのことでした。聖書は、事細かくエルサレム神殿の建築過程について記しています。神殿の天井や主の契約の箱が安置される至聖…

マルコ 4章35-41節

イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」 マルコによる福音書 4章40節

なぜ怖がるのか、まだ信じないのか

主イエスと弟子たちを乗せた舟が激しい突風に襲われました。風さえ吹かなければ、弟子たちにとって向こう岸に渡るくらい、何の心配も問題もなかったでしょう。しかし、人間の経験や知恵がいざというときに役に立た…

列王上 7章

ヒラムは知恵と洞察力と知識に満ち、青銅にかけてはどんな仕事にも通じていた。彼はソロモン王のもとに来て、ゆだねられたあらゆる仕事をした。 列王記上 7章14節

神の国の働き

エルサレムの都から北へ離れたティルスより、ヒラムという人物が呼び出されます。ヒラムは「知恵と洞察力と知識に満ち」た人物で、一流の職人でした。彼の賜物とその働きが、神殿の備品製作のために用いられます。4…

列王上 8章

ソロモンは、イスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、両手を天に伸ばして、祈った。「イスラエルの神、主よ、上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません。」 列王記上 8章22節~23節

唯一の神との交わり

神殿奉献に際してささげられたソロモンの祈りは、祈りが誰に向けられているのかをはっきりと告げる言葉から始まります。「上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません」。神はほかに類を見ない方、唯一の…

列王上 9章

「わたしはあなたが建てたこの神殿を聖別し、そこにわたしの名をとこしえに置く。わたしは絶えずこれに目を向け、心を寄せる。」 列王記上 9章3節

主が臨まれる神殿

神殿建築を終えたソロモンに主の言葉が臨み、神殿の意味が再確認されます。神殿とは「主の名」が置かれるところです。ソロモン自身、「天の天もあなたをお納めすることができません」と述べていました(8章27節)。…