暗黒の中を歩いた | ヨブ記 29章

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ヨブ記 29章

あのころ、神はわたしの頭上に
灯を輝かせ
その光に導かれて
わたしは暗黒の中を歩いた。ヨブ記 29章3節

暗黒の中を歩いた

ヨブは、神からの祝福だと思っていたものをことごとく失いました。そうなった理由がヨブには分からず、心配してやって来た友人たちの知恵も力にはなりませんでした。解決の糸口を見つけることができない中、ヨブは幸せだった頃を思い返します。

かつて、ヨブは弱く貧しい人びとを助け、慰めていました。ヨブの行いは素晴らしく、神のご創造の目的に合致するものでした。ヨブ自身も誇らしく思っていたのです。しかし、そんな過去をただ振り返り、あの頃に戻りたいと願うだけでは、単なる現実逃避になりかねず、苦しみのただ中では何の力にもならないでしょう。

ここでヨブは、過去の自分を美化し、懐かしんでいるだけのようにも見えますが、「あのころ、…その光に導かれてわたしは暗黒の中を歩いた」と言っています。暗黒の中で神の御手に導かれて歩んだことに心を向けているのです。

このように、これまで危うい所を神に生かされてきたと思い返すことで、神に委ねて歩いていくことができるのです。神は全能であると同時に、裏切ることのないお方です。

常石 召一(大阪教会)