神の国の働き | 列王記上 7章

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列王記上 7章

ヒラムは知恵と洞察力と知識に満ち、青銅にかけてはどんな仕事にも通じていた。彼はソロモン王のもとに来て、ゆだねられたあらゆる仕事をした。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記上 7章14節

神の国の働き

エルサレムの都から北へ離れたティルスより、ヒラムという人物が呼び出されます。ヒラムは「知恵と洞察力と知識に満ち」た人物で、一流の職人でした。彼の賜物とその働きが、神殿の備品製作のために用いられます。40節から45節には、ヒラムの手がけた働きのリストが整然と並べられています。

神の民は、たとえどこにいようとも、神によって神の国の働きのために用いられます。私たちは聖書の直接の舞台、神殿の建てられたエルサレムから遠く隔たった国に生きています。けれども、ヒラムと同じように神の国の働きのために「力を合わせて働く者」たちです(1コリ3章9節)。神は、神の国の建設のために、私たちの賜物と私たちの働きを用いてくださいます。

神の国完成の時とは、キリストにおいてすべてがまとめられる時です。私たちが主にささげたすべての働きの意味が明らかにされる時です。

その日、私たちは、ヒラムの働きと同じように、用いられたすべての働きがまとめられ、美しく整然とした麗しい光景とされていることを目にすることができるのです。

大宮 季三(横浜中央教会)