詩編 23編
死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 23編4節
死の陰の谷を行くときも
木下 裕也(岐阜加納教会)
死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 23編4節
木下 裕也(岐阜加納教会)
2021年6月の聖書日課をまとめて表示します。
「詩編」の聖書日課をまとめて表示します。
木下 裕也が担当した聖書日課をまとめて表示します。
「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない」。驚くべき言葉です。死は人間における最大の恐れ、悲しみ、人間の最後の敵ではないでしょうか。
死の陰の谷を通るときにもわたしは恐れない。それはなぜでしょうか。理由はただ一つです。
「あなたがわたしと共にいてくださる」。
羊飼いが共におられるから、ただその一つの理由で、羊は恐れることはない。まことの羊飼いが、やがてどの羊たちも迎えることになる死の現実を根本的に克服してくださいました。死に対する根本的な勝利をもたらし、死の恐れを根こそぎにしてくださいました。だから、恐れることはない。
羊飼いは羊たちをおびやかす死の獣と戦い、羊たちのために命を捨てました。主イエスは死をもたらすわたしたちの生まれながらの罪を十字架の上で贖い、わたしたちを義としてくださいました。
この恵みにより、わたしたちの死は命に変えられました。わたしたちに死を超える命がもたらされました。羊飼いと羊との愛の絆は、死によっても断ち切られることはありません。