リジョイス聖書日課 2021年1月

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2021年1月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』PDF版 2月号配信中

月刊誌 『リジョイス』PDF版 2月号配信中

パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  2月分配信中

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  2月分配信中

耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

わたしの街のこの教会 Vol.47 湘南恩寵教会

わたしの街のこの教会 Vol.47 湘南恩寵教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2021年1月は神奈川県茅ケ崎市 にある「湘南恩寵教会」です。

カルヴィニズムる人たち 2021年1月

カルヴィニズムる人たち 2021年1月

2021年1月の「カルヴィニズムる人たち」は湘南恩寵教会長老の豊川慎さんです。横浜にある関東学院大学の教員をされています

ローマ 8章18-25節

被造物だけでなく、“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。 ローマの信徒への手紙 8章23節

神の子としての希望に生きる

神の子とされる希望。実に驚くべき恵みです。キリスト者は神の切なる招きによってすでに神の子です。その恵みは、長子キリストに似ること、虚無からの解放、人生の意味の発見、罪と死の怖れからの自由、終末の完成…

ローマ 8章26-30節

同様に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。 ローマの信徒への手紙 8章26節

聖霊の執り成しが待っています

聖書の信仰はとても正直です。「弱いわたしたち」という主題を決して避けないからです。その弱さの中には、「どう祈るべきか」を知らないことも含まれます。祈るほかに道がない、祈りにすがるほかに希望がない。そ…

ローマ 8章31-39節

わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。 ローマの信徒への手紙 8章32節

無尽蔵の富が約束されています

神はその御子をさえ惜しまれなかった。つい先日、クリスマスに、その喜びを祝ったばかりです。神の愛、その誠実と真剣味を疑う余地はどこにもありません。御子をさえお与えになった神の愛が、救いに必要な一切のこ…

サムエル下 1章

ダビデは自分の衣をつかんで引き裂いた。共にいた者は皆それに倣った。彼らは、剣に倒れたサウルとその子ヨナタン、そして主の民とイスラエルの家を悼んで泣き、夕暮れまで断食した。 サムエル記下 1章11節~12節

主を畏れる人の間に、神の栄光は輝く

不遇な時代にもたらされた好機の知らせは、ダビデの目にどのような輝きを放っていたでしょうか。 サウルの追撃を避け、ペリシテ地方ガトの王アキシュのもとに身を寄せていたダビデに、イスラエル敗北の知らせが伝え…

サムエル下 2章

今、主があなたがたに慈しみとまことを尽くしてくださいますように。わたしも、そうしたあなたがたの働きに報いたいと思います。力を奮い起こし、勇敢な者となってください。あなたがたの主君サウルは亡くなられましたが、ユダの家はこのわたしに油を注いで自分たちの王としました。 サムエル記下 2章6節~7節

秩序が壊れる先に見えるものがあるならば

イスラエルは、ポスト・サウル体制に向けて、慌ただしく動いていきます。サウル軍司令官であったアブネルはサウルの子イシュ・ボシェトを担ぐことで現体制の維持を目指します。他方、新しい体制を望むユダの家の人…

サムエル下 3章

サウル王家とダビデ王家との戦いは長引いたが、ダビデはますます勢力を増し、サウルの家は次第に衰えていった。…「わたしは油を注がれた王であるとはいえ、今は無力である。あの者ども、ツェルヤの息子たちはわたしの手に余る。悪をなす者には主御自身がその悪に報いられるように。」 サムエル記下 3章1節、39節

神と民に選ばれた王は忍耐で召しに応える

サウル王家に激震が走ります。司令官アブネルがダビデ側に寝返ったのです。王イシュ・ボシェトとの諍いが原因でした。アブネルはダビデを全イスラエルの新しい王に立てるべく動きます。ダビデに警戒する素振りは見…

サムエル下 4章

ダビデはベエロト人リモンの子レカブとその兄弟バアナに答えて言った。
「あらゆる苦難からわたしの命を救われた主は生きておられる。…自分の家の寝床で休んでいた正しい人を、神に逆らう者が殺したのだ。その流血の罪をお前たちの手に問わずにいられようか」 サムエル記下 4章9節、11節

王家が崩壊してゆくなかで

司令官アブネルの喪失は、サウル王家にこの上ない動揺をもたらしたことでしょう。雪崩を打つように王家は崩壊に向かいます。 行動を起こしたのは「ベニヤミンの民」である「二人の略奪隊の長」(2節)です。サウル…

サムエル下 5章

ダビデはこの要害に住み、それをダビデの町と呼び、ミロから内部まで、周囲に城壁を築いた。ダビデは次第に勢力を増し、万軍の神、主は彼と共におられた。 サムエル記下 5章9節~10節

伏す時があり、飛躍の時がある

ダビデを全イスラエルの王に。今は亡きアブネルが整えた道筋は消えていません。イスラエルの長老たちがやってきます。そして「ダビデはヘブロンで主の御前に彼らと契約を結んだ。長老たちはダビデに油を注ぎ、イス…

サムエル下 6章

主の御前でダビデは力のかぎり踊った。彼は麻のエフォドを着けていた。ダビデとイスラエルの家はこぞって喜びの叫びをあげ、角笛を吹き鳴らして、主の箱を運び上げた。…サウルの娘ミカルは窓からこれを見下ろしていたが、主の御前で跳ね踊るダビデ王を見て、心のうちにさげすんだ。 サムエル記下 6章14節~16節

神を畏れ、低められる者に主の祝福を

イスラエルの都、「ダビデの町」として整備が進められるエルサレムに主が共におられる。その平安を求めて、神の箱が運び込まれます。箱には民を教え導く契約の板が納められていました。そこに神の御心が刻まれてい…

マタイ 2章1-12節

『ユダの地、ベツレヘムよ、
お前はユダの指導者たちの中で
決していちばん小さいものではない。
お前から指導者が現れ、
わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』 マタイによる福音書 2章6節

メシアとしてこられた主イエス

主イエスのご降誕は旧約の預言を成就する出来事であり、メシア(救い主)が地上に来られたということです。 そのことで、ヘロデ王は不安を抱きました。自分の王としての権威が脅かされると思い、彼は主イエスを殺そ…

サムエル下 7章

「万軍の主、イスラエルの神よ、あなたは僕の耳を開き、『あなたのために家を建てる』と言われました。それゆえ、僕はこの祈りをささげる勇気を得ました。主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です。あなたは僕にこのような恵みの御言葉を賜りました。」 サムエル記下 7章27節~28節

神の約束は広く、長く、あなたにまで届く

戦いと戦いの狭間にもたらされた平和な一瞬間。ダビデの心には「安らぎ」(1節)と共に浮かんでくることがありました。それは、主のために神殿を建設したいということです。主への畏れと感謝が適切にあらわされた家…

サムエル下 8章

ダビデ王はこれらの品々を、征服したすべての異邦の民から得た銀や金と共に主のために聖別した。…主はダビデに、行く先々で勝利を与えられた。
ダビデは王として全イスラエルを支配し、その民すべてのために裁きと恵みの業を行った。 サムエル記下 8章11節、14節~15節

裁きと恵みの業よ、来たりませと我ら願う

ダビデの快進撃が続きます。古くからイスラエルの悩みの種であったペリシテを撃破することに始まり、北に東に、山に平野に、縦横無尽に兵を動かすダビデ軍は向かうところ敵なし。気づけば周辺諸国からの脅威は随分…

サムエル下 9章

「恐れることはない。あなたの父ヨナタンのために、わたしはあなたに忠実を尽くそう。祖父サウルの地所はすべて返す。あなたはいつもわたしの食卓で食事をするように」…、メフィボシェトは礼をして言った。「僕など何者でありましょうか。死んだ犬も同然のわたしを顧みてくださるとは。」 サムエル記下 9章7節~8節

王は慎重に、丁寧に平和を積み重ねてゆく

隆盛を極めるダビデにも幾つかの懸念事項が残されていました。ダビデはかつてサウル家に仕えていたツィバという人物を呼び出します。サウル家の後継者について情報を得るためです。 サウル家を慎重に適切に扱うこと…

サムエル下 10章

「我らの民のため、我らの神の町々のため、雄々しく戦おう。主が良いと思われることを行ってくださるように。」 サムエル記下 10章12節

相手を信頼する判断

アンモン人は、イスラエルとは常に緊張関係にある民族でした(サム上11章参照)。しかし、ダビデはアンモン王ナハシュとある信頼関係を築いていたようです。王の代替わりに際し、ダビデは礼節を尽くそうとします。…

サムエル下 11章

「神の箱も、イスラエルもユダも仮小屋に宿り、わたしの主人ヨアブも主君の家臣たちも野営していますのに、わたしだけが家に帰って飲み食いしたり、妻と床を共にしたりできるでしょうか。あなたは確かに生きておられます。わたしには、そのようなことはできません。」 サムエル記下 11章11節

恥ずべき人間関係

聖書に記される人間の影の面の中でも、最も目を背けたくなるような事件が起こります。王の命令で民が戦っている最中、王自身は王宮で姦淫の罪を犯します。その上、姦淫相手の夫である自分の家臣を陥れて殺してしま…

サムエル下 12章

バト・シェバは男の子を産み、ダビデはその子をソロモンと名付けた。主はその子を愛され、預言者ナタンを通してそのことを示されたので、主のゆえにその子をエディドヤ(主に愛された者)とも名付けた。 サムエル記下 12章24節~25節

命を奪い、与える神

ダビデの罪は、直ちに主に裁かれます。ナタンを通して自身の罪を示されたダビデは、初めて深く悔い改めます。しかし罪への罰は厳しいものでした。生まれた子は命を奪われることになります。 今日の私たちから見ると…

マルコ 1章4-11節

イエスは…ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。 マルコによる福音書 1章9節~10節

洗礼を受けられた主イエス

洗礼者ヨハネの働きは、主イエスによってなされる救いの御業の始まりを知らせることにあります。それは、荒れ野で罪の赦しを得させるための悔い改めの洗礼を人々に授けることです。ヨハネは、悔い改めの洗礼を受け…

1コリント 12章1-11節

すべての場合にすべてのことをなさるのは同じ神です。一人一人に、“霊”の働きが現れるのは、全体の益となるためです。 コリントの信徒への手紙一 12章6節~7節

オンリーワンのその先へ

「ナンバーワンよりオンリーワン」とよく言われます。しかし、それでよいのでしょうか。それぞれが自分のオンリーワンをぶつけ合うだけになってしまうのなら、そこに調和は成り立ちません。 パウロが向き合っていた…

1コリント 12章12-31節

あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。 コリントの信徒への手紙一 12章27節

私たちはキリストの体、大切なその部分

教会とは、私たちとは、何者か。それは一人ひとりが、まるで人体のように組み合わされた、多様性と一致が両立している共同体である。しかし、この言葉では足りません。それ以上のことをきょうの御言葉は語ります。 …

1コリント 13章1-7節

愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。 コリントの信徒への手紙一 13章4節

愛とは

私はかつて、愛というものを、ケーキの様な、甘く柔らかくて、ふんわりとした、スイートなものだと思っていました。 けれども、聖書が語る愛は、いきなり「愛は忍耐強い」という言葉で始まっています。ここにはスイ…

1コリント 13章8-13節

それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。 コリントの信徒への手紙一 13章13節

愛とは

「信仰、希望、愛、その中で最も大いなるものは愛」。これは、教会や、私たちや、あるいはこれから結婚するカップルに向かって語られる、これを目標に頑張って愛に生きよう、というスローガンではありません。この…

1コリント 14章1-25節

しかし、預言する者は、人に向かって語っているので、人を造り上げ、励まし、慰めます。異言を語る者が自分を造り上げるのに対して、預言する者は教会を造り上げます。 コリントの信徒への手紙一 14章3節~4節

人と教会を造り上げる言葉

異言に対して、パウロはここで、それはそれですばらしいものではあるのだけれども、それは人と教会を建て上げる言葉ではないと苦言を呈しています。 パウロは、人を造り上げ、教会を造り上げること、そして何にも増…

1コリント 14章26-40節

神は無秩序の神ではなく、平和の神だからです。 コリントの信徒への手紙一 14章33節

秩序と平和の神への礼拝の時

真理がどこにあるのか分からない。それを真剣に問うことさえも許さないような世の中です。礼拝は、私たちをそこから目覚めさせ、真理へと引き戻してくれます。 しかし、コリント教会での礼拝は、それによって目覚め…

ヨハネ 1章43-51節

ナタナエルは答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」 ヨハネによる福音書 1章49節

主イエスに出会ったナタナエル

フィリポはナタナエルに会って、自分が出会ったナザレのイエスこそモーセや預言者たちが書いたメシアであると言いました。ナタナエルは、ナザレのような重要でない地域からメシアが出るだろうかとフィリポに問いま…

サムエル下 13章

アムノンは激しい憎しみを彼女に覚えた。その憎しみは、彼女を愛していたその愛よりも激しかった。 サムエル記下 13章15節

人間の愛の恐ろしさ

ダビデの王家に暗い影がかかり始めます。一方で、それはよくある王家の跡目争いです。しかし、聖書は一連の出来事の始めにバト・シェバ事件を置くことによって、全てがダビデの罪の影響であることを示しています。 …

サムエル下 14章

わたしたちは皆、死ぬべきもの、地に流されれば、再び集めることのできない水のようなものでございます。神は、追放された者が神からも追放されたままになることをお望みになりません。そうならないように取り計らってくださいます。 サムエル記下 14章14節

赦すことの難しさ

アムノンを暗殺したアブサロムは、母方の祖父、ゲシュル王の元に亡命します。新共同訳聖書は、「王の心がアブサロムに向かっている」と、ダビデがアムノンの死に折り合いをつけたように記します。しかし、この言葉…

サムエル下 15章

「神の箱は都に戻しなさい。わたしが主の御心に適うのであれば、主はわたしを連れ戻し、神の箱とその住む所とを見せてくださるだろう。主がわたしを愛さないと言われるときは、どうかその良いと思われることをわたしに対してなさるように。」 サムエル記下 15章25節~26節

父と子の違い

アブサロムは、一流の戦略家でした。年月をかけて力を蓄え、人心を掴み、味方を増やし、地の利を得て、父ダビデに反乱を起こします。ダビデは息子の反乱に命からがら逃げ出すしかありませんでした。 それでも、ダビ…

サムエル下 16章

「わたしの身から出た子がわたしの命をねらっている。ましてこれはベニヤミン人だ。勝手にさせておけ。主の御命令で呪っているのだ。主がわたしの苦しみを御覧になり、今日の彼の呪いに代えて幸いを返してくださるかもしれない。」 サムエル記下 16章11節~12節

人々の思惑

エルサレムから落ち延びるダビデの前に次々と人が現れます。15章の人びとに比べて、16章の人物は一癖ある人たちばかりです。 サウル王の孫メフィボシェトの従者ツィバは、ダビデに食料を提供します。同時に彼は、自…

サムエル下 17章

アブサロムも、どのイスラエル人も、アルキ人フシャイの提案がアヒトフェルの提案にまさると思った。アヒトフェルの優れた提案が捨てられ、アブサロムに災いがくだることを主が定められたからである。 サムエル記下 17章14節

主が定められたことが成る

アブサロムの軍師アヒトフェルは、その言葉が「神託のように受け取られ」(16章23節)と言われる、優れた人物でした。実際に彼の進言した追撃作戦が実行されれば、ダビデの命は絶たれていたかもしれません。しかし…

サムエル下 18章

「あなたは我々の1万人にも等しい方です。今は町にとどまり、町から我々を助けてくださる方がよいのです。」 サムエル記下 18章3節

偏った愛情が生む悲劇

反乱軍と戦うダビデは、当初自身が先頭に立って出陣しようとします。兵たちは、王の命こそ守らなければならないと、王を後方に留めます。この忠実な兵に対して、ダビデは彼らの命ではなく、敵対する息子アブサロム…

マルコ 1章14-20節

イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。…すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。 マルコによる福音書 1章17節~18節、20節

漁師たちを弟子にする主イエス

主イエスの到来によって、御子による御国の成就が始まりました。主イエスのご人格とお働きを通して、人びとはまさに近づきつつある御国に出会います。「悔い改めて福音を信じなさい」と主イエスは言われます。人び…