ローマの信徒への手紙 8章31-39節
わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 8章32節
無尽蔵の富が約束されています
小野 静雄(瑞浪伝道所・春日井教会)
わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 8章32節
小野 静雄(瑞浪伝道所・春日井教会)
2021年1月の聖書日課をまとめて表示します。
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神はその御子をさえ惜しまれなかった。つい先日、クリスマスに、その喜びを祝ったばかりです。神の愛、その誠実と真剣味を疑う余地はどこにもありません。御子をさえお与えになった神の愛が、救いに必要な一切のことを成し遂げ、すべての恵みと祝福を惜しまずに与えてくださることは確実です。
神の愛は、言葉や観念ではなく、御子を与えるほどの事実であり、一切を成し遂げる主権的な力です。神の愛は、キリストにあってわたしたちを選び、御子の誕生、十字架、復活によって、罪の赦しと滅びからの解放を実現しました。御子を十字架の死に引き渡した神の決意と愛の本気度を、どのように表現すればよいでしょうか。キリストの中に招きと赦し、愛の介入があります。
「御子をさえ」惜しまない、つまり最も尊い宝さえ、神は惜しみませんでした。救いに関わる「すべて」、無尽蔵の富が今と将来の教会に約束されています。試練を耐え忍ぶ「堅忍の恵み」、再臨と終末の完成、天の祝宴と「終わりなき終わりの安息」(アウグスティヌス)が聖徒らを待っています。