リジョイス聖書日課 2020年6月

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2020年6月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』PDF版 7月号配信中

月刊誌 『リジョイス』PDF版 7月号配信中

パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  7月分配信中

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  7月分配信中

耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

わたしの街のこの教会 Vol.42 宝塚教会

わたしの街のこの教会 Vol.42 宝塚教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2020年6月は兵庫県宝塚市 にある「宝塚教会」です。

カルヴィニズムる人たち 6月

カルヴィニズムる人たち 6月

2020年6月の「カルヴィニズムる人たち」は岡山教会会員の古口契児さんです。長年にわたり医療に携わり、現在は緩和ケア医として働いておられます。

使徒 2章14-36節

「だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」 使徒言行録 2章36節

福音の告知

聖霊降臨の出来事が起こった直後、聖霊に満たされたペトロは、その場に集った人びとに、自分たちに起こった出来事の意味を語ります。ペトロは、この聖霊降臨が旧約聖書の預言の実現であり、神の約束された出来事が…

使徒 2章41-47節

彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 使徒言行録 2章42節

教会の始まり

使徒言行録には、聖霊降臨の出来事によって起こされた、新しい共同体において特徴的な事柄や、共同体の生活の様子が記されています。 そこから、キリストの福音を信じ受け入れ、悔い改めることが、生き方を変えるこ…

サムエル上 28章

サムエルは言った。「なぜわたしに尋ねるのか。主があなたを離れ去り、敵となられたのだ。…主はあなたのみならず、イスラエルをもペリシテ人の手に渡される。…」
サウルはたちまち地面に倒れ伏してしまった。サムエルの言葉におびえたからである。 サムエル記上 28章16節、19節、20節

生きている者は生きておられる方に

ペリシテ人がイスラエルと戦うために軍を集結しました。それを見たサウルは、自分は神に捨てられたという意識とダビデが敵軍にいるという事実により恐怖を覚えていたようです。これまでは、神に捨てられても預言者…

サムエル上 29章

だが、ペリシテの武将たちはいらだってアキシュに言った。「この男は帰らせるべきだ。彼をもともと配置した所に戻せ。我々と共に戦いに向かわせるな。戦いの最中に裏切られてはならない。」 サムエル記上 29章4節

人の思いを越えて働いてくださる神

ペリシテ人がすべての軍勢を集結させイスラエル軍と対峙すると、一触即発の状態となります。そのときダビデは窮地に追い込まれ、大きな葛藤の中にいたことでしょう。このままペリシテ軍と共にいれば、主に油注がれ…

サムエル上 30章

「兄弟たちよ、…我々を守ってくださったのは主であり、襲って来たあの略奪隊を我々の手に渡されたのは主なのだ。…荷物のそばにとどまっていた者の取り分は、戦いに出て行った者の取り分と同じでなければならない。皆、同じように分け合うのだ。」 サムエル記上 30章23節~24節

分捕り物を気前よく分け合うダビデ

ダビデと彼の兵がツィクラグに戻ると、町は焼け落ち、妻や子どもたちはアマレク人に連れ去られていました。兵士たちが絶望に暮れる中、ダビデは主によって力を奮い起こします。神が「追跡せよ。必ず追いつき、救出…

サムエル上 31章

ギレアドのヤベシュの住民は、ペリシテ軍のサウルに対する仕打ちを聞いた。戦士たちは皆立って、夜通し歩き、サウルとその息子たちの遺体をベト・シャンの城壁から取り下ろし、ヤベシュに持ち帰って火葬に付し、彼らの骨を拾ってヤベシュのぎょりゅうの木の下に葬り、7日間、断食した。 サムエル記上 31章11節~13節

人の悲しみに共鳴するヤベシュの住民

イスラエルの初代の王サウルは、ペリシテ軍との戦いに敗れ、悲劇的な死によって生涯を閉じました。 イスラエルの王は、戦いに勝って神の民を守る責任があります。しかし、それ以上に、王は誰よりも率先して神への信…

ヨハネ 7章37-39節

「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」 ヨハネによる福音書 7章37節~38節

どのような渇きであれ、神の御前で

「渇いている人」を、主イエスは招き続けます。いろいろな期待をかけて、いろいろな人が来たことでしょう。期待外れと思う人は、去って行きます。得たいものを得て、渇きを癒された人も、来続けることはありません…

1テモテ 1章

「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です。 テモテへの手紙一 1章15節

罪人のかしら

自分の罪深さを語ることは、ほかの人との比較ですることではありません。文字にすると、当然のことを言っているだけのような気がします。けれども、私たちにはおかしなところがありますね。 信仰の世界でも、人間的…

1テモテ 2章

そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。 テモテへの手紙一 2章1節

私たちの祈り

祈りは何であるか。ご一緒におぼえたいものです。私たちの祈りは、父なる神の御手にゆだねることです。ゲツセマネで主みずからがこう祈られました。「父よ、できるなら、この杯を過ぎ去らせてください、しかし自分…

1テモテ 3章

信心の秘められた真理は確かに偉大です。すなわち、
キリストは肉において現れ、
“霊”において義とされ、
天使たちに見られ、
異邦人の間で宣べ伝えられ、
世界中で信じられ、
栄光のうちに上げられた。 テモテへの手紙一 3章16節

真の救い主

よい関係を願いながら、面と向かうと上手に振る舞えないことがありますね。また、互いに思いを寄せながら、誤解し合い、緊張して過ごさなければならなかったり。聖書が「人は肉である」と表現するとき、私たちのそ…

1テモテ 4章

神がお造りになったものはすべて良いものであり、感謝して受けるならば、何一つ捨てるものはない。 テモテへの手紙一 4章4節

新しい目で世界を見る

詩人リルケが意味深く記しています。「ここにあることは、素晴らしい」。日常の中でそう思えるのは、幸いなことです。そう思えない多くのことに囲まれている、自分はろくでもない社会の住人で、不毛な灰色の世界に…

ダニエル 1章

ダニエルは宮廷の肉類と酒で自分を汚すまいと決心し、自分を汚すようなことはさせないでほしいと侍従長に願い出た。神の御計らいによって、侍従長はダニエルに好意を示し、親切にした。 ダニエル書 1章8節~9節

ダニエルの決心

キリスト者は、洗礼を通して、キリストに結ばれ、キリストのものとされた人たちです。しかし、信仰者は誰でも、この世に生きなければなりません。信仰者が世を生きることは安全なことではありません。なぜなら、世…

ダニエル 2章

ダニエルは家に帰り、仲間のハナンヤ、ミシャエル、アザルヤに事情を説明した。そして、他のバビロンの賢者と共に殺されることのないよう、天の神に憐れみを願い、その夢の秘密を求めて祈った。 ダニエル書 2章17節~18節

試練の時を生きる

ネブカドネツァル王は、見た夢の理由や意味を知ろうと、国中の占い師や祈祷師、呪術師、賢者たちを呼び、夢の解釈を求めます。しかし、夢の内容は全く伝えないままに、その夢の解釈を求めます。当然、この無茶苦茶…

マタイ 28章16-20節

「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。…わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 マタイによる福音書 28章18節~20節

行く道、キリスト

弟子たちがまず行ったのは、身近な人びとのところでした。つい先日まで、その人びとを恐れて、閉じこもっていました(ヨハ20章19節)。キリストの弟子になるなどとんでもないと考えている人びとでもあります。家族…

ダニエル 3章

「まことに人間をこのように救うことのできる神はほかにはない。」 ダニエル書 3章29節

人間を救う神は、ほかにはいません

ネブカドネツァル王は巨大な金の像を建て、それにひれ伏して拝むことをすべての者に強要します。しかし、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの3人のユダヤ人たちは命令に背きます。そのため、燃え盛る炉の中に投げ…

ダニエル 4章

その時が過ぎて、わたしネブカドネツァルは目を上げて天を仰ぐと、理性が戻って来た。わたしはいと高き神をたたえ、永遠に生きるお方をほめたたえた。
その支配は永遠に続き
その国は代々に及ぶ。 ダニエル書 4章31節

理性が戻る

ダニエル書は、天にいます神こそが歴史の主であると何度も語っています。しかし、人間は心をかたくなにして、この歴史の主の前に身をかがめようとしません。 ネブカドネツァル王もそうでした。ダニエルの夢の解き明…

ダニエル 5章

そのために神は、あの手を遣わして文字を書かせたのです。…書かれた文字はこうです。メネ、メネ、テケル、そして、パルシン。 ダニエル書 5章24節~25節

壁に書かれた文字

「メネ、メネ、テケル、パルシン」。ベルシャツァル王が開いた大宴会で、突然、現れた指が白い壁に書いた文字です。ダニエルがこの文字を解き明かします。「あなたの治世は数えられ、終わらせられた。あなたは秤に…

ダニエル 6章

ダニエルは王が禁令に署名したことを知っていたが、家に帰るといつものとおり二階の部屋に上がり、エルサレムに向かって開かれた窓際にひざまずき、日に三度の祈りと賛美を自分の神にささげた。 ダニエル書 6章11節

いつものとおり

若い日に洗礼を受けた頃のことです。ひとりの先輩の信徒が「毎日、決まった時間にひとりで聖書を開いて読み、お祈りをすること」を勧めてくださいました。この時だけではありません。人生の歩みの折々に、同じこと…

ダニエル 7章

夜の幻をなお見ていると、
見よ、「人の子」のような者が天の雲に乗り
「日の老いたる者」の前に来て、そのもとに進み
権威、威光、王権を受けた。
諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え
彼の支配はとこしえに続き
その統治は滅びることがない。 ダニエル書 7章13節~14節

希望はどこにある

ダニエルはある夜、4頭の獣の幻を見ます。獣は獅子、熊、豹のようです。第四の獣はものすごく、恐ろしく、非常に強く、巨大な鉄の歯を持ち、食らい、かみ砕き、足で踏みにじります。獣らは、古代世界の帝国を示して…

ダニエル 8章

わたしダニエルは疲れ果てて、何日か病気になっていた。その後、起きて宮廷の務めに戻った。しかし、この幻にぼう然となり、理解できずにいた。 ダニエル書 8章27節

ぼう然となってもいい

ドストエフスキーの『罪と罰』の前書きにこんな言葉があります。 「大抵の人がこの小説の、人を圧迫するような力や、重苦しい感銘について語りあった。これらの圧迫と苦しさのために健全な神経をもっている人々でさ…

マタイ 9章35節-10章8節

「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」 マタイによる福音書 9章37節~38節

収穫は多い、働き手を

「収穫は多い」と主イエスが言われたとき、弟子たちの目にも、そのように見えたでしょう。多くの人びとが主に期待をかけて、集まっていました。しかし、主が十字架に引き渡されたとき、収穫は失われた、と思ったの…

ダニエル 9章

神よ、耳を傾けて聞いてください。目を開いて、わたしたちの荒廃と、御名をもって呼ばれる都の荒廃とをご覧ください。わたしたちが正しいからではなく、あなたの深い憐れみのゆえに、伏して嘆願の祈りをささげます。 ダニエル書 9章18節

荒廃はどこに

ここにはダニエルの祈りが記されています。今日のわたしたちにとっても模範となる祈りです。 ここでダニエルは、エルサレムの荒廃からの復興を祈っています。エルサレムの都は、度重なる戦争によって破壊され尽くさ…

ダニエル 10章

「ダニエルよ、恐れることはない。神の前に心を尽くして苦行し、神意を知ろうとし始めたその最初の日から、お前の言葉は聞き入れられており、お前の言葉のためにわたしは来た。」 ダニエル書 10章12節

はじめから聞かれています

ペルシャの王キュロスの時代に、ダニエルは嘆きつつ、3週間、断食の生活をしました。2節には、「3週間にわたる嘆きの祈りをしていた」とあります。その期間が過ぎて、チグリス川のほとりで、麻の衣を着、純金の帯を…

ダニエル 11-12章

「終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。時の終わりにあたり、お前に定められている運命に従って、お前は立ち上がるであろう。」 ダニエル書 12章13節

終わりまで自分の道を行け

世の終わり、死の後についての御言葉を聞いたとき、老いたダニエルはなお問いました。「主よ、これらのことの終わりはどうなるのでしょうか」。このとき、御言葉を聞いても理解できなかったとも言っています(12章8…

ヘブライ 1章

神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。 ヘブライ人への手紙 1章1節~2節

生きて働く言葉

「美しいこの空を 愛らしいこの花を 浮んでる白い雲 香りよき青草を じっと眺めるだけで ただ眺めているだけで ほら君もわかるでしょ 神さまがわかるでしょう」(『友よ歌おう』より※)。この歌をご存じです…

ヘブライ 2章

それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。 ヘブライ人への手紙 2章17節~18節

私たちと同じように

祭司の中心的な務めは、神と人の間に立って、人が神を礼拝できるように執り成すことです。この祭司の働きを、主イエスは十字架上でご自身を犠牲にして果たされました。私たちの罪を贖うために。そうして、私たちが…

ヘブライ 3章

兄弟たち、あなたがたのうちに、信仰のない悪い心を抱いて、生ける神から離れてしまう者がないように注意しなさい。あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし合いなさい。 ヘブライ人への手紙 3章12節~13節

日々励まし合いなさい

イエス・キリストを信じる信仰の決断は、神の前でわたし自身がしなければなりません。そこに他の人が入ることはできません。しかし同時に、信仰を告白し、神の家族となってからの歩みは、わたし一人の歩みではあり…

マタイ 10章5a、21-33節

「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。」 マタイによる福音書 10章26節

まず神に近づき、人々の間へ

主は、弟子たちに、「人々を恐れてはならない」と命じられました。理由の一つがこれです。「覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである」。 この御言葉は、ま…

ヘブライ 4章

だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。 ヘブライ人への手紙 4章16節

大胆に恵みの座に近づこう

こんな不信仰な歩みをしているわたしが礼拝に出ていいのだろうか、聖餐式にあずかって大丈夫だろうか、などと不安になったことはありませんか。 私たちの信仰の歩みは順調なとき、元気なときばかりではありません。…

ヘブライ 5章

キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。 ヘブライ人への手紙 5章7節~8節

祈りを通して従順を学ぶ

キリストは、神として、スーパーマンのように地上の生涯を歩んだのではなく、弱さを持つ人間として地上を歩まれました。ですから、十字架にかかるという神の意志に従うために、苦しみ、激しい叫び声をあげ、涙を流…