教会の始まり | 使徒言行録 2章41-47節

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使徒言行録 2章41-47節

彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 2章42節

教会の始まり

使徒言行録には、聖霊降臨の出来事によって起こされた、新しい共同体において特徴的な事柄や、共同体の生活の様子が記されています。

そこから、キリストの福音を信じ受け入れ、悔い改めることが、生き方を変えることへと繋がっていることがわかります。さらに彼らの信仰の熱心がその信仰生活と相互の交わりに表れ、それが周りの人びとからも好意的に受け取られ、伝道の契機となっていることも見て取れます。教会は自分たちの生活、信仰生活、教会生活そのものでもキリストを証ししたのです。

初代のキリスト教会は決して理想的な共同体ではなく、多くの問題も抱えていました。また、ここに記されていることを今日そのまま実践することも難しいでしょう。しかし、ここにこそ、キリストの教会の姿があるのです。

キリストの教会は、父なる神と御子イエス・キリストの約束に基づく悔い改めと罪の赦し、聖霊の賜物を基とした新しい共同体です。そして、私たち自身もその一員です。聖霊の働きによってキリストに結ばれた者たちとして、共にキリストを証ししていきましょう。

松田 基教(多治見教会)