テモテへの手紙一 2章
そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 2章1節
私たちの祈り
宇野 元(芦屋伝道所)
そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 2章1節
宇野 元(芦屋伝道所)
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祈りは何であるか。ご一緒におぼえたいものです。私たちの祈りは、父なる神の御手にゆだねることです。ゲツセマネで主みずからがこう祈られました。「父よ、できるなら、この杯を過ぎ去らせてください、しかし自分が願うようにではなく、あなたが望まれるように」と。
自分の歩みを御手にゆだねるとき、平安が生まれます。すなわち、わたしの願い求めを超えて、そして死の陰の谷をも超えて、憩いのみぎわへ導かれることへの確かな心が。ボンヘッファーの祈りを記します。「わたしにはあなたの道はわかりません。しかし、あなたはわたしによい道をご存知です」。
きょうの御言葉は、印象深く語ります。すべての人々のために祈りなさい。自分のためだけでなく、家族や教会の人々や親しい人々のためだけでなく、嫌いな人や、敵のためにも祈りなさい。
主は、すべての人を思う父の愛を語りました。まさにそのために、十字架を背負ってくださいました。ですから、あなたが思い浮かべる人をもゆだねるよう招かれています。私たちの小さな頭には計り知れない、恵みの御手に。