人間を救う神は、ほかにはいません | ダニエル書 3章

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ダニエル書 3章

「まことに人間をこのように救うことのできる神はほかにはない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ダニエル書 3章29節

人間を救う神は、ほかにはいません

ネブカドネツァル王は巨大な金の像を建て、それにひれ伏して拝むことをすべての者に強要します。しかし、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの3人のユダヤ人たちは命令に背きます。そのため、燃え盛る炉の中に投げ込まれてしまいます。

しかし、やがて王は燃え盛る炉の中に自由に歩く4人の人を見出します。4人目の人は、「神の子のような姿をしていた」とあります(25節)。やがて、王の呼びかけに応えて3人は炉から無傷で救出されます。

王は炉に投げ込む前には「お前たちをわたしの手から救い出す神があろうか」と語っていました(15節)。しかし、出来事を目の当たりにしたとき、王は「まことに人間をこのように救うことのできる神はほかにはない」と語るようになります。

偶像は、人間を救わず、滅びに至らせます。しかし、神は苦難の時に、私たちと共におられます。自由を与え、救います。御言葉によってイエス・キリストの十字架と復活の救いを見た私たちも同じ告白をします。「まことに人間をこのように救うことのできる神はほかにはない」と。

橋谷 英徳(関キリスト教会)