黙示録 19章
「小羊の婚礼の日が来て、
花嫁は用意を整えた。
花嫁は、輝く清い麻の衣を着せられた。
この麻の衣とは、
聖なる者たちの正しい行いである。」 ヨハネの黙示録 19章7節~8節
麻の衣と血の衣
歴代下 22章
アハズヤは42歳で王となり、1年間エルサレムで王位にあった。その母は名をアタルヤといい、オムリの孫娘であった。この母が悪い勧めを与えたので、彼もアハブの家の道を歩んだ。 歴代誌下 22章2節~3節
良い助言者を得よう
民からも見捨てられた王ヨラムが死んだ後にユダの王となったのは、他民族の襲撃からただひとり生き残った最年少の子アハズヤでした。アハズヤの母アタルヤは、「オムリの孫娘」、つまり北イスラエルの王アハブの娘…
歴代下 23章
ヨヤダは、自分とすべての民と王との間に、主の民となる契約を結んだ。こうして、国の民は皆喜び祝った。 歴代誌下 23章16節、21節
再び主の民となる喜び
イエフの反乱によってアハズヤ王が死ぬと、アハズヤの母アタルヤがユダの国を支配することになりました。その際、北イスラエルの王の一族であるアタルヤは、ユダの王族の根絶を企みます。それは、神がダビデと結ん…
歴代下 24章
神の霊が祭司ヨヤダの子ゼカルヤを捕らえた。彼は民に向かって立ち、語った。「神はこう言われる。『なぜあなたたちは主の戒めを破るのか。あなたたちは栄えない。あなたたちが主を捨てたから、主もあなたたちを捨てる。』」 歴代誌下 24章20節
神の声に耳を貸さない罪
祭司ヨヤダによって立てられた王ヨアシュは、ヨヤダの生きている間は正しく良い王でした。しかし、ヨヤダが死ぬと、ヨアシュの治世はまったく様変わりします。「主の神殿を捨て、アシェラと偶像に仕えた」のです(1…
歴代下 25章
主はそのアマツヤに対して怒りに燃え、預言者を遣わされた。彼は王に言った。「あなたの手から自分の民を救えなかった神々を、どうしてあなたは求めるのか。」 歴代誌下 25章15節
救えない神々を求めるな
ヨアシュ王が家臣によって殺害された後、その子アマツヤが王位につきました。聖書はこのアマツヤについての評価を「彼は主の目にかなう正しいことを行ったが、心からそうしたのではなかった」と要約しています(2節…
黙示録 20章
わたしはまた、イエスの証しと神の言葉のために、首をはねられた者たちの魂を見た。この者たちは、あの獣もその像も拝まず、額や手に獣の刻印を受けなかった。彼らは生き返って、キリストと共に千年の間統治した。 ヨハネの黙示録 20章4節
キリストと共に千年
偶像礼拝を拒んで殉教した者たちが、やがて生き返ってキリストと共に千年の間統治するという約束が語られています。千年という、私たちの思いをはるかに超えた長い期間が、祝福の大きさを物語っています。それは、…
黙示録 21章
「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」 ヨハネの黙示録 21章3節~4節
目の涙はぬぐい取られ
天と地が新しくされる終末の完成の光景が描かれています。聖なる都、新しいエルサレムが天から下って来ます。そこは神が人と共にいてくださる場所です。そして、この終わりのときの恵みの大きさが、「彼らの目の涙…
黙示録 22章
天使はまた、神と小羊の玉座から流れ出て、水晶のように輝く命の水の川をわたしに見せた。川は、都の大通りの中央を流れ、その両岸には命の木があって、年に12回実を結び、毎月実をみのらせる。そして、その木の葉は諸国の民の病を治す。 ヨハネの黙示録 22章1節~2節
エデンの園から聖なる都へ
世の終わりの新しいエルサレムには「命の木」があり、「川」が流れています。それは創世記のエデンの園を思い起こさせます。「初めであり、終わりである」と言われる主イエスが再臨されるとき、初めの時にあった祝…
歴代下 26章
ウジヤは、神の驚くべき助けを得て勢力ある者となり、その名声は遠くにまで及んだ。
ところが、彼は勢力を増すとともに思い上がって堕落し、自分の神、主に背いた。 歴代誌下 26章15節~16節
思い上がりを戒める
アマツヤの次にユダの王となったのはウジヤです。彼は「主の目にかなう正しいことをことごとく行った」と言われ(4節)、「神の驚くべき助けを得て勢力ある者となり、その名声は遠くにまで及」びました。 しかし、…
歴代下 27章
ヨタムは主なる神の御前をたゆまず歩き続けたので、勢力を増すことができた。 歴代誌下 27章6節
神の前をたゆまず歩こう
ウジヤの次のユダの王は、ウジヤの生前から王宮を取りしきっていた彼の子ヨタムです。聖書における彼についての記述が短いのは、皮肉なことに彼が歴代の王たちと比べて良い王であったからです。彼は「父ウジヤが行…
歴代下 28章
その名をオデドという主の預言者がいて、サマリアに凱旋した軍隊の前に進み出て言った。「…今、わたしの言うことを聞き、兄弟の国から連れて来た捕虜を帰しなさい。主はあなたたちに対して激しく怒っておられる。」 歴代誌下 28章9節~11節
裁きの中の憐れみ
アハズは20歳で父ヨタムの後を継ぎ、ユダの王となりました。しかし、彼はヨタムと違い、父の姿から学びませんでした。彼が陥った罪もその結果も、北イスラエルの王たちが陥ったものとよく似ています。自ら偶像礼拝…
歴代下 29章
その治世の第一年の第一の月に、ヒゼキヤは主の神殿の扉を開いて修理し、…言った。「レビ人よ、聞け。今、自分を聖別し、先祖の神、主の神殿を聖別せよ。聖所から汚れを取り去れ。」 歴代誌下 29章3節~5節
閉ざされた扉を開かれる
「わたしたちの心は、あなたのうちに安らうまでは安んじない」(アウグスティヌス『告白』第1巻第1章1)。 ヒゼキヤは29年間、王として主に仕えました。最大の貢献は、ユダ王国に失われていたものを取り戻したこと…
1ヨハネ 1章
初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。 ヨハネの手紙一 1章1節
「命の言」を伝える
私たちにとって、命とは何でしょうか。この世の人生を一歩一歩あゆむ肉体の命を考える方もあるでしょう。その中でどのような生き方をするのか、ということにまで思いを馳せる方もおられるでしょう。そのような肉体…
1ヨハネ 2章
初めから聞いていたことを、心にとどめなさい。初めから聞いていたことが、あなたがたの内にいつもあるならば、あなたがたも御子の内に、また御父の内にいつもいるでしょう。これこそ、御子がわたしたちに約束された約束、永遠の命です。 ヨハネの手紙一 2章24節~25節
「永遠の命」とは
私たちが永遠の命という言葉を聞く時に、どのような命のことを考えるでしょうか。永遠の命とは、この地上に生きている私たちの命が、限りなく続くこと、と考える方もおられるかもしれません。昔から、さまざまな国…
1ヨハネ 3章
わたしたちは、自分が死から命へと移ったことを知っています。兄弟を愛しているからです。愛することのない者は、死にとどまったままです。 ヨハネの手紙一 3章14節
死から命に移ったしるし
ヨハネは、きょうの聖句の中で、「わたしたちは、自分が死から命へと移ったことを知っています」と語っています。死から命に移ったということは、「永遠の命」に移されたということです。 それでは、私たちが「永遠…
歴代下 30章
ヒゼキヤは彼らのために祈って言った。「恵み深い主よ、彼らをお赦しください。彼らは聖所の清めの規定には従いませんでしたが、神、先祖の神、主を求めようと決意しているのです。」主はヒゼキヤの祈りを聞き入れ、民をいやされた。 歴代誌下 30章18節~20節
主に近づくことができる幸い
ヒゼキヤ王は、人びとの心に神に仕える心を呼び起こすために、それまで行うことができなかった過越祭を実行しました。ヒゼキヤは使者を派遣し、全イスラエルに招待状を送って、過越祭に集まるように呼びかけました…
歴代下 31章
ツァドク家の祭司長アザルヤはこう答えた。「主の神殿に献納物の奉納が始まってから私たちは食べ物に不足はなく、むしろたくさん残ってしまうほどです。主はその民を祝福してくださいました。この大量の物が残っています。」 歴代誌下 31章10節
主にささげることの祝福
ヒゼキヤは崩壊していた神殿を立て直し、失われていた礼拝を再建しました。そして祭司たちを集め、ふさわしい任務につかせます。祭司の役割が整えられることで、律法に書かれている通りの礼拝をささげる道が、人び…
歴代下 32章
ヒゼキヤは病にかかり、死にそうになった。彼が主に祈ったので、主は彼にこたえ、しるしを与えられた。 歴代誌下 32章24節
涙の谷を行くときも
ヒゼキヤは死の病にかかりました。預言者イザヤに死を告げられたヒゼキヤは、悲しみに暮れ、「顔を壁に向けて、主に」祈りました(王下20章2節)。すると、「あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあ…
歴代下 33章
彼は苦悩の中で自分の神、主に願い、先祖の神の前に深くへりくだり、祈り求めた。神はその祈りを聞き入れ、願いをかなえられて、再び彼をエルサレムの自分の王国に戻された。こうしてマナセは主が神であることを知った。 歴代誌下 33章12節~13節
主に背く主の証人
マナセは、ヒゼキヤが回復した礼拝を再び汚してしまいました。主の神殿の中に異教の祭壇を築き、主が忌み嫌われることを行いました。預言者の言葉にも彼は耳を貸しませんでした。 そこで主は、アッシリアを用いられ…
1ヨハネ 4章
わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。
神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。 ヨハネの手紙一 4章16節
神の愛を知り、信じる
神が私たちを愛してくださったので、私たちは、神を愛し、兄弟を愛する者へと変えられました。そのような神に愛されている信仰者について、きょうの聖句の中でこのように書かれています。「わたしたちは、わたした…
1ヨハネ 5章
何事でも神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。これが神に対するわたしたちの確信です。わたしたちは、願い事は何でも聞き入れてくださるということが分かるなら、神に願ったことは既にかなえられていることも分かります。 ヨハネの手紙一 5章14節~15節
神は聞き入れてくださる
私たちが神に願いをささげるとき、私たちはその願いが神によって聞き入れられるのかどうか、不安を覚えることがあるかもしれません。しかし、ヨハネは語りました。「何事でも神の御心に適うことを私たちが願うなら…
2ヨハネ
さて、婦人よ、あなたにお願いしたいことがあります。わたしが書くのは新しい掟ではなく、初めからわたしたちが持っていた掟、つまり互いに愛し合うということです。愛とは、御父の掟に従って歩むことであり、この掟とは、あなたがたが初めから聞いていたように、愛に歩むことです。 ヨハネの手紙二 5章~6章
互いに愛し合う
使徒ヨハネは主イエスの十二弟子の一人であり、初代教会において大きな権威を持ち、中心的に活躍しました。彼は、主イエスの公生涯、初代教会の形成、発展の目撃者です。ユダヤ人と回心した異邦人とからなるエフェ…
歴代下 34章
『あなたが聞いた言葉について、イスラエルの神、主はこう言われる。あなたはこの所とその住民についての主の言葉を聞いて心を痛め、神の前にへりくだり、わたしの前にへりくだって衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた、と主は言われる。』 歴代誌下 34章26節~27節
主を畏れることは知恵の初め
ヨシヤ王は、主の目にかなう行いをした王の一人として数えられます。このヨシヤ王の三代前の王ヒゼキヤがなした最大の貢献は、聖書に従って神殿礼拝をあるべき形へと整え、民の信仰を呼び覚ましたことでした。 神殿…
歴代下 35章
ヨシヤの他の事績および主の律法に忠実に従った行為の数々は、初期のことも後期のことも、『イスラエルとユダの列王の書』に記されている。 歴代誌下 35章26節~27節
とこしえに変わることのない神との結びつき
ヨシヤ王は、神との契約に忠実に生きる者として行動をし、その事績は記録されました。ヨシヤ王は律法に忠実な礼拝を整えるために、異教の祭壇をすべて壊しました。そして礼拝を回復するために、祭司たちを励まして…
歴代下 36章
「あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、上って行くがよい。神なる主がその者と共にいてくださるように。」 歴代誌下 36:23
希望の計画
ゼデキヤ王は、王国を堕落させました。この王が、南ユダ王国最後の王となりました。主は傲慢な王に、裁きをくだされました。バビロンの王ネブカドネツァルを遣わし、神殿と町を破壊させ、生き残った者を捕囚として…
ネヘミヤ 1章
これを聞いて、わたしは座り込んで泣き、幾日も嘆き、食を断ち、天にいます神に祈りをささげた。
「おお、わが主よ、…わたしたちは心からあなたの御名を畏れ敬っています。どうか今日、わたしの願いをかなえ、この人の憐れみを受けることができるようにしてください。」 ネヘミヤ記 1章4節、11節
祈りから始まる
ユダの民たちが捕囚から解放され、ユダの地に帰り始めていたころのことです。ネヘミヤはペルシアに残り、献酌官という役割をもって王に仕えていました。そこへユダの地から来た人びとによってエルサレムの様子が伝…
3ヨハネ
愛する者よ、あなたは、兄弟たち、それも、よそから来た人たちのために誠意をもって尽くしています。彼らは教会であなたの愛を証ししました。どうか、神に喜ばれるように、彼らを送り出してください。 ヨハネの手紙三 5章~6章
ガイオへ
教会とは、神の御子イエスをキリストとして信じる者たちの集いであり、礼典を大切に行い、信仰告白を基とした集いです。そこには、神と聖徒との関係があり、また、聖徒と聖徒との関係があります。聖徒は神に対して…
ユダ
愛する人たち、あなたがたは最も聖なる信仰をよりどころとして生活しなさい。聖霊の導きの下に祈りなさい。神の愛によって自分を守り、永遠の命へ導いてくださる、わたしたちの主イエス・キリストの憐れみを待ち望みなさい。 ユダの手紙 20章~21章
わたしが命じた事を守るように教えなさい
「キリストの完全な贖いがあるから、罪を犯しても赦されるし、これによって神様の救いの栄光がますます称えられる」との異端的な教えが早くも初代教会の中にあらわれてしまった。パウロもペトロも主イエスの弟のヤ…
マルコ 1章
それから、“霊”はイエスを荒れ野に送り出した。イエスは40日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。 マルコによる福音書 1章12節~13節
神の子キリストなのだから
わたしが洗礼を受けたのは高校3年生の時でしたが、不安に思うことがありました。それは、もし昔あったような迫害が起こった時、自分は果して大丈夫だろうかということでした。 迫害の歴史を振り返ると、文字通りに…
マタイ 4章
そのときから、イエスは、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた。 マタイによる福音書 4章17節
宗教改革の心(1)~十字架に生きる
「私たちの主であり師であるイエス・キリストが『悔い改めよ』と言われたとき、彼は信仰者の全生涯が悔い改めであることを意味されたのである」。 1517年10月31日、ドイツはヴィッテンベルク教会の門扉に張り出され…
ハバクク 2章
「神に従う人は信仰によって生きる。」 ハバクク書 2章4節
宗教改革の心(2)~ただ信仰のみ
預言者ハバククの苦悩は、自分が信じてきた神についての認識が揺さぶられたことにありました。 律法が無力となり正義が曲げられているにもかかわらず、神は助けてくださらない。それどころか冷酷なカルデア人を用い…
「小羊の婚宴」と呼ばれる、終末における喜びの光景が描かれています。小羊イエスが花婿であり、教会が花嫁です。婚礼のとき、花嫁は輝く清い麻の衣を着せられます。その麻の衣は、「正しい行いである」とあります…