「永遠の命」とは | ヨハネの手紙一 2章

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ヨハネの手紙一 2章

初めから聞いていたことを、心にとどめなさい。初めから聞いていたことが、あなたがたの内にいつもあるならば、あなたがたも御子の内に、また御父の内にいつもいるでしょう。これこそ、御子がわたしたちに約束された約束、永遠の命です。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 2章24節~25節

「永遠の命」とは

私たちが永遠の命という言葉を聞く時に、どのような命のことを考えるでしょうか。永遠の命とは、この地上に生きている私たちの命が、限りなく続くこと、と考える方もおられるかもしれません。昔から、さまざまな国で、永遠にこの世で生き続ける命を手に入れようとしたことが、歴史の記録の中で明らかにされています。しかし、ヨハネが語る「永遠の命」とは、この地上の命が長く続くことではありませんでした。

ヨハネは、「永遠の命」について「初めから聞いていたことが、あなたがたの内にいつもあるならば、あなたがたも御子の内に、また御父の内にいつもいるでしょう」と語っています。初めから聞いていたこととは、何でしょうか。それは、イエス・キリストが、私たちの罪が赦されるために、ご自分をいけにえとしてささげてくださったことです。

十字架の恵みが私たちの心の中に留まっているならば、私たちは御子の内に、また御父の内にもいます。そして、御子と御父の交わりの内にいることが、「永遠の命」です。地上の生の中にあっても、御父と御子を誉め讃える者は、「永遠の命」に生きています。

岡本 惠