主に近づくことができる幸い | 歴代誌下 30章

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歴代誌下 30章

ヒゼキヤは彼らのために祈って言った。「恵み深い主よ、彼らをお赦しください。彼らは聖所の清めの規定には従いませんでしたが、神、先祖の神、主を求めようと決意しているのです。」主はヒゼキヤの祈りを聞き入れ、民をいやされた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 30章18節~20節

主に近づくことができる幸い

ヒゼキヤ王は、人びとの心に神に仕える心を呼び起こすために、それまで行うことができなかった過越祭を実行しました。ヒゼキヤは使者を派遣し、全イスラエルに招待状を送って、過越祭に集まるように呼びかけました。

「あなたたちの神、主は恵みと憐れみに満ちておられ、そのもとにあなたたちが立ち帰るなら、御顔を背けられることはない」(9節)。

この招きを聞いた人びとの多くのものが、謙遜になってエルサレムに集まり、心をひとつにして、主がなさる御業を共に喜び祝うことができました。祭司たちは集まった人びとを祝福し、「その声は聞き届けられ…天にまで達した」(27節)。

主は憐れみ深い方です。平安を失っていた人びとを決してお見捨てにならず、ご自分のもとへ引き寄せ、祝福してくださいます。それは今も変わることはありません。主イエスは、「人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできにな」るお方です(ヘブ7章25節)。主は私たちの近くにおられ、祈りを聞かれ、魂の傷をいやしてくださいます。

國安 光(淀川キリスト教病院)