リジョイス聖書日課 2019年8月

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2019年8月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  9月分配信中

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耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

月刊誌 『リジョイス』PDF版 9月号配信中

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月刊誌 『リジョイス』PDF版 申込随時受付中。主な内容: 恵みの文字、中世教会の祈り 聖書日課、いのちのパン、アウグスティヌスの古くて新しい物語、カルヴィニズムる人たち、わたしの街のこの教会、外国教会関係委員会通信、寄り添って生きる、など。

わたしの街のこの教会「筑波みことば教会」

わたしの街のこの教会「筑波みことば教会」

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。8月は茨城県つくば市東の「筑波みことば教会」です。場所はヤマダ電機ホールセールつくば店の近く、屋根上に掲げられた十字架が目印です。

カルヴィニズムる人たち 8月

カルヴィニズムる人たち 8月

8月の「カルヴィニズムる人たち」は青葉台キリスト教会 教会員の吉岡孝子さんです。俳優、脚本家、舞台監督達と「YUKIプロデュース」を設立し、プロデューサー、制作として活動されています。

詩編 73編

わたしの肉もわたしの心も朽ちるであろうが
神はとこしえにわたしの心の岩
わたしに与えられた分。 詩編 73編26節

永遠の岩を避けどころとする

詩人は、神に逆らう者が贅沢に生活する姿を見、彼らが「神が何を知っていようか」とうそぶく言葉を聞き、心騒がせます(11節)。 信仰に生きる人の迷いは今日でも変わらないでしょう。自分の力で人生を切り開いてい…

詩編 74編

しかし神よ、いにしえよりのわたしの王よ
この地に救いの御業を果たされる方よ。
あなたは、御力をもって海を分け
大水の上で竜の頭を砕かれました。
詩編 74編12節~13節

永遠の主を信頼する

この詩に見ることができる神の民の状況は、神の民の歴史の中でも最悪と言えるものです。神殿は廃墟となり、火をかけられ、偶像によって汚されました。預言者はおらず、この苦難がいつまで続くのか、知ることさえで…

詩編 75編

「わたしは逆らう者の角をことごとく折り
従う者の角を高く上げる。」 詩編 75編11節

民に応答する主

この詩には、二種類の「わたし」が出てきます。神に感謝をささげ、その御業を物語り、神にほめ歌をささげる「わたし」「わたしたち」と、時を選び、裁きを行い、地の柱を固め、驕る者逆らう者を戒める「わたし」で…

ルカ 12章13-21節

「しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。」 ルカによる福音書 12章20節

神に委ねて生きる

人は財産という目に見えるものに頼って生きています。目で見えるがゆえに、安心することができるからです。しかし、人には目に見えない大きな不安があります。それはいつ死ぬかわからないという不安です。だから人…

使徒 25章

パウロは言った。「私は、皇帝の法廷に出頭しているのですから、ここで裁判を受けるのが当然です。よくご存じのとおり、私はユダヤ人に対して何も悪いことをしていません。…私は皇帝に上訴します。」 使徒言行録 25章10節~11節

ここにある勇気

使徒パウロがカイサリアで2年間不当に監禁されていたとき、ユダヤの総督がフェリクスからフェストゥスに交代します。 しかし、以前からの祭司長たちやユダヤ人のおもだった人びとのパウロ暗殺の陰謀は続きます。陰…

使徒 26章

「ところで、私は神から助けを今日までいただいて、固く立ち、…預言者たちやモーセが必ず起こると語ったこと以外には、何一つ述べていません。つまり、私は、メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、民にも異邦人にも光を語り告げることになると述べたのです。」 使徒言行録 26章22節~23節

主が備えられた弁明

パウロは、アグリッパ王の前で弁明する機会を与えられます。それは、自分の無実の主張にまさって、主イエスのことを、忠実に弁明するものでした。 パウロは、ダマスコ途上で、天からの光の中、主イエスの呼びかける…

使徒 27章

そのとき、パウロは彼らの中に立って言った。「皆さん、わたしの言ったとおりに、クレタ島から船出していなければ、こんな危険や損失を避けられたにちがいありません。しかし今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はないのです。」 使徒言行録 27章21節~22節

たとえ嵐の中でも

パウロは、皇帝の前で弁明するためにローマに向かって船出することになり、276人が乗った大きな舟に乗り込みました。冬の始めの頃、悪天候の中、ようやくクレタ島の「良い港」と呼ばれる所にたどりつきます。 ここ…

使徒 28章

パウロは、自費で借りた家に丸2年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。 使徒言行録 28章30節~31節

全く自由に何の妨げもなく

パウロたち一行は、冬の間、マルタ島に3ヶ月滞在した後、2週間ほどでローマにたどりつきます。 パウロは、ローマの宿舎で、自分の無実を証しし、皇帝に上訴せざるを得なくなった経緯をユダヤ人たちに伝えます。そし…

フィレモン

わたしは、祈りの度に、あなたのことを思い起こして、いつもわたしの神に感謝しています。というのは、主イエスに対するあなたの信仰と、聖なる者たち一同に対するあなたの愛とについて聞いているからです。 フィレモンへの手紙 4-5

神に感謝します

パウロはキリストを証ししたために囚われてしまいました。監禁状態の中でパウロは、近い将来、自分と、主にある兄弟姉妹たちに、何が起こるだろうかと、恐れを感じていたのではないでしょうか。また彼らに直接会っ…

フィレモン

そうです。兄弟よ、主によって、あなたから喜ばせてもらいたい。キリストによって、わたしの心を元気づけてください。 フィレモンへの手紙 20

主にあって喜ぶ

監禁中のパウロの元に、オネシモという人がやって来るようになりました。実はオネシモはフィレモンの奴隷でしたが、そこから逃亡してきていたのです。どのような理由があったにせよ、当時、奴隷が逃亡することは重…

ルカ 12章35-40節

「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。主人が婚宴から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。」 ルカによる福音書 12章35節~36節

礼拝生活によって備える

40節の「人の子」とは主イエスのことです。ですからこのたとえの主人とは主イエスであり、僕とは弟子です。ユダヤの婚宴は1週間以上続きました。その間に、いつ主人が帰って来るかはわかりません。真夜中かもしれま…

ヨハネ 1章1-18節

言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。…わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。 ヨハネによる福音書 1章14節、16節

満ちている神

キリスト者の立場で平和について考えるとき、「シャローム」という言葉を避けて通ることはできません。シャロームを単に平安ないし平和と直訳して良しとするのではなく、言葉の根本精神を尋ねたいのです。そのため…

イザヤ 32章1-8節

見よ、正義によって
一人の王が統治し
高官たちは、公平をもって支配する。
彼らはそれぞれ
風を遮り、雨を避ける所のように
また、水のない地を流れる水路のように
乾ききった地の大きな岩陰のようになる。 イザヤ書 32章1節~2節

平和の土台

イザヤ書のこの個所では、新しい王の登場が語られています。新しい王がもたらす統治は公平です。そして、その公平な統治は、あたかも過酷な自然現象の中で深い困難を覚えている人たちにとっての逃れ場のようである…

エゼキエル 13章

「平和がないのに、彼らが『平和だ』と言ってわたしの民を惑わすのは、壁を築くときに漆喰を上塗りするようなものだ。漆喰を上塗りする者に言いなさい。『それは、はがれ落ちる』と。豪雨が襲えば、雹よ、お前たちも石のように落ちてくるし、暴風も突如として起こる。」 エゼキエル書 13章10節~11節

偽りではなく

エゼキエルは、神の言葉をイスラエルの預言者たちに向けて語っています。神の言葉を取り次ぐ務めであるはずの預言者が「自分の心のままに預言」(2節)して偽りを語っていると、神ご自身が指摘しておられるのです。…

エフェソ 2章11-22節

実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、…双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。 エフェソの信徒への手紙 2章14節~16節

和解

11節では、「あなたがた」と語りかけられています。それは異邦人キリスト者を指しています。しかし、14節では「わたしたち」という言葉に変わっています。その場合の「わたしたち」は、ユダヤ人キリスト者だけでな…

コロサイ 2章20節-3章4節

あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き、「手をつけるな。味わうな。触れるな」などという戒律に縛られているのですか。これらはみな、使えば無くなってしまうもの、人の規則や教えによるものです。 コロサイの信徒への手紙 2章20節~22節

自由を知る

ここでパウロは、私たちキリスト者はキリストと共に死んだものだと宣言しています。このことを改めて確認する理由は、その新しい事実を、私たちがなかなか現実として受け止めきれないからです。 私たちを錯覚に導く…

マタイ 5章3-12節

平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる。
義のために迫害される人々は、幸いである、
天の国はその人たちのものである。 マタイによる福音書 5章9節~10節

平和を実現する人たち

八つの幸いについて主イエスが語る有名な言葉です。私たち信仰者が「平和を実現する人々」と呼ばれています。その平和はどのようにして実現するのでしょうか。 「平和を実現する人々」に続いて、「義のために迫害さ…

ルカ 12章49-56節

「偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」 ルカによる福音書 12章56節

今こそ福音を語る時

主イエスは「わたしには受けねばならない洗礼がある」(50節)という言葉を用いて、ご自身が受難の道を歩まれ、十字架の贖いの業を成し遂げられることを語られました。しかし、この道は皮肉にも、主イエスを救い主…

ヨシュア 19章

境界線を定めて、土地の嗣業の配分が終わると、…。土地の割り当ては、こうして終わった。 ヨシュア記 19章49節、51節

賜物である嗣業の土地

イスラエルに与えられた嗣業の土地は神様からの賜物です。彼らは感謝して、そこで全力を尽くし、主に仕えて生きるのです。これが賜物を受けた者の使命です。 私たちも今、賜物として霊的な祝福を受けつつ、歩み続け…

ヨシュア 20章

過って人を殺した者がだれでも逃げ込み、共同体の前に立つ前に血の復讐をする者の手にかかって死ぬことがないようにしたのである。 ヨシュア記 20章9節

逃れの町

故意の殺人に対して、律法は血の復讐を許します。しかし、恨みなどによるのでない過失による殺人の場合、律法は血の復讐を封じます。 命は神が与えてくださった大切なものです。「主なる神は、土の塵で人を形づくり…

ヨシュア 21章

主が先祖に誓われた土地をことごとくイスラエルに与えられたので、彼らはそこを手に入れ、そこに住んだ。主はまた、先祖に誓われたとおり、彼らの周囲を安らかに住めるようにされたので、彼らに立ちはだかる敵は一人もなくなった。 ヨシュア記 21章43節~44節

主が先祖に誓われた土地

かつてアブラハム、イサク、ヤコブに嗣業の土地を与えると誓ってくださった主は今、確かにその地をイスラエルに与えてくださいました。 この約束の地において、イスラエルはどのように生きたのでしょうか。「主はま…

ヨシュア 22章

わたしたちは今日、主がわたしたちの中におられることを知った。 ヨシュア記 22章31節

主がわたしたちの中におられる

ヨルダン川の東の三部族が主に対する背信行為をしているのではないかとイスラエルの他の部族が疑い、一触即発の危機が生じました。しかし誤解は解け、彼らも自分たちと一つであり、自分たちと同じく主を愛し、主に…

ヨシュア 23章

あなたたちは心を尽くし、魂を尽くしてわきまえ知らねばならない。あなたたちの神、主があなたたちに約束されたすべての良いことは、何一つたがうことはなかった。何一つたがうことなく、すべてあなたたちに実現した。 ヨシュア記 23章14節

主の恵みはすべて実現した

年老いたヨシュアの告別の言葉です。彼は主を愛し、右にも左にも逸れることなく、主に仕える生涯を歩み通しました。ぜひとも同じ信仰に生きてほしい、との最後の願いを告げています。彼は、神が恵みのうちにすべて…

ヨシュア 24章

あなたたちはだから、主を畏れ、真心を込め真実をもって彼に仕え、…主に仕えなさい。…仕えたいと思うものを今日、自分で選びなさい。ただし、わたしとわたしの家は主に仕えます。 ヨシュア記 24章14節~15節

わたしとわたしの家は主に仕えます

ヨシュアの死をもってヨシュア記は閉じられます。一つの時代が終わりました。これからも歩み続けて行く神の民にとって、大切なことは何か。それをヨシュアは、自らの生き方をもって指し示します。「わたしとわたし…

ルカ 13章10-17節

「この女はアブラハムの娘なのに、18年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったのか。」 ルカによる福音書 13章16節

サタンの束縛から解かれる

主イエスは安息日に、腰がまがったままどうしても伸ばすことができない病の女をいやされました。しかし、会堂長は安息日に病をいやすことは働くことであり、律法に違反することだと考えて腹を立てました。 これに対…

詩編 76編

ヤコブの神よ、あなたが叱咤されると
戦車も馬も深い眠りに陥る。 詩編 76編7節

ヤコブの神である私たちの神よ

詩編76編は、ギリシャ語七十人訳聖書では「アッシリアに関する歌」という表題が付け加えられています。 列王記下18章によると、巨大な帝国であるアッシリアの大軍がユダヤに侵攻します。全く抵抗できなかったユダヤ…

詩編 77編

「主はとこしえに突き放し
再び喜び迎えてはくださらないのか。
主の慈しみは永遠に失われたのであろうか。
約束は代々に断たれてしまったのであろうか。」 詩編 77編8節~9節

祈りが神に届かないと思うとき

2節から10節で、詩人は耐えきれない苦難と絶望の中で続けて神を呼び求めます。9節で、「主の慈しみは永遠に失われたのであろうか。約束は代々に断たれてしまったのであろうか」と絶望の中で神の応答を待っています…

詩編 78編

わたしの民よ、わたしの教えを聞き
わたしの口の言葉に耳を傾けよ。

子孫に隠さず、後の世代に語り継ごう
主への賛美、主の御力を
主が成し遂げられた驚くべき御業を。 詩編 78編1節、4節

神の正しい選びと導き

クリスチャンを神の民と呼びます。しかし、神にとって私たちはどんな存在でしょうか。神の目には、「人間は肉にすぎず、過ぎて再び帰らない風である」と表現されています(39節)。全く期待できない、欲望のままに…

詩編 79編

どうか、わたしたちの昔の罪に御心を留めず
御憐れみを速やかに差し向けてください。
わたしたちは弱り果てました。 詩編 79編8節

神の憐れみのみによって

紀元前586年、バビロニア帝国によってイスラエルは、聖なる神殿を含めて、滅ぼされました。神の裁きを受けたからです。しかし、この絶望の中でも詩人は神の救いを期待して歌っています。なぜでしょうか。 詩人は、…

詩編 80編

万軍の神よ、わたしたちを連れ帰り
御顔の光を輝かせ
わたしたちをお救いください。 詩編 80編8節

植えられたぶどうの木

七十人訳聖書では、「アッシリアに関する歌」という表題が付けられています。3節のエフライム、ベニヤミン、マナセは北イスラエルを代表する部族です。紀元前722年にアッシリアによって陥落しました。それがこの詩…

詩編 81編

主は民を最良の小麦で養ってくださる。
「わたしは岩から蜜を滴らせて
あなたを飽かせるであろう。」 詩編 81編17節

神の民を満足させる神

詩人は、エジプトから救い出してくださった神をほめたたえて歌っています。出エジプトの出来事は、罪と死の力のもとにある私たちを解放してくださったことの象徴でもあります(ロマ8章2節)。 9節の「わたしの民よ…