1ヨハネ 3章
罪を犯す者は悪魔に属します。悪魔は初めから罪を犯しているからです。悪魔の働きを滅ぼすためにこそ、神の子が現れたのです。 ヨハネの手紙一 3章8節
御国の完成に至るまで
黙示録 22章
“霊”と花嫁とが言う。「来てください。」これを聞く者も言うがよい、「来てください」と。渇いている者は来るがよい。…以上すべてを証しする方が、言われる。「然りわたしはすぐに来る。」アーメン、主イエスよ、来てください。 ヨハネの黙示録 22章17節~20節
わたしはすぐに来る
ヨハネの黙示録を読んだ人は「主イエスよ、来てください」と祈るように励まされます。神の右の座に着かれ、今、私たちのために執り成してくださる主イエスは、「わたしはすぐに来る」と再臨の約束をされました。 主…
フィリピ 2章
キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。 フィリピの信徒への手紙 2章6節~8節
神の恵み深い厳しさは、わたしを日々変えてゆく
今週からアドベント(待降節)が始まります。アドベントは「到来」という意味です。教会がアドベントという言葉を使うときは、主イエスの到来に限られます。主イエスの到来を待ち望む期間をアドベントというのです…
マタイ 7章
「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。」 マタイによる福音書 7章21節
御心をあらわす者とされる
「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」 私たちは、神の救いは、信仰によって与えられると確信しています。「実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです」と言われているとおりです(…
マタイ 16章
「自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。」 マタイによる福音書 16章25節
何に従うのか
「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」 私たちは、罪から解放されて「自由を得るために召し出され」(ガラ5章13節)ました。自由とは、一般に「他からの強制・拘束・支配などを受けないで、自らの意志や本…
ルカ 22章
「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、御心のままに行ってください。」 ルカによる福音書 22章42節
キリストの苦しみを共にする
「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」 私たちに必要なことは、自分自身の命や思いを実現しようとすることではありません。むしろそれらを捨てて神の御心を実現し、神から永遠の命をいただくことです。キリ…
ローマ 12章
あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。 ローマの信徒への手紙 12章2節
神に委ねる
「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」 私たちは信仰を持っていると言っても、地上で生きる者です。信仰についてどんなに学び、神についてどんなに知ったとしても、目の前にはさまざまな「目を引き付け」る…
1コリント 7章
おのおの主から分け与えられた分に応じ、それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。これは、すべての教会でわたしが命じていることです。 コリントの信徒への手紙一 7章17節
地上の務めでも御心を
「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」 私たちは、それぞれ地上の生涯における務めを与えられています。 信仰をもって歩むこと、神と隣人を愛すること、福音を証しし教会に仕えること、神の栄光を讃え、神…
詩編 103編
御使いたちよ、主をたたえよ
主の語られる声を聞き
御言葉を成し遂げるものよ
力ある勇士たちよ。
主の万軍よ、主をたたえよ
御もとに仕え、御旨を果たすものよ。 詩編 103編20節~21節
天においても地においても
「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」 地上における私たちの歩みは、決して御心に適うようなものではありません。神は地上のすべてを御心のままに支配しておられるとはいえ、なお地上には「世を支配する諸…
1ペトロ 3章
心の中でキリストを主とあがめなさい。あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。 ペトロの手紙一 3章15節
クリスマスの心・希望
年末が近づくにつれ、大掃除、クリスマスカードや年賀状などの準備に追われて忙しくされている方も多いと思います。忙しさの中にあっても、きょうの御言葉にあるように、「心の中でキリストを主とあがめる」思いを…
1ペトロ 6章
「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。」 ペトロの手紙一 6章25節
祈りの優先順位
何かと思い悩みやすい私たちに、「命は食べ物よりも大切」「体は衣服よりも大切」と諭される主イエスは、「まず、神の国と神の義を求めなさい」(33節)と祈りの優先順位を教えてくださいました。それは主の祈りの…
詩編 104編
彼らはすべて、あなたに望みをおき
ときに応じて食べ物をくださるのを待っている。
あなたがお与えになるものを彼らは集め
御手を開かれれば彼らは良い物に満ち足りる。 詩編 104編27節~28節
罪ある者が汚した世のただ中で祈る
主イエスは「空の鳥をよく見なさい」(マタ6章26節)と、大切なことを私たちに気づかせようとします。それは、「信仰の薄い」(同30節)私たちが、信仰深い目をもって、神が造られた世界を、よく見るようになるため…
ヤコブ 1章
良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もありません。 ヤコブの手紙 1章17節
「地球家族」の一人として平和を祈る
わたしの赴任している教会に、「地球家族」と題するカレンダーとともに、日本国際飢餓対策機構から毎月ニュースが届いています。世界各国の貧困と飢餓の実情が報告され、その解決のため、世界の人々の平和の実現を…
詩編 127編
主御自身が建ててくださるのでなければ
家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ
町を守る人が目覚めているのもむなしい。 詩編 127編1節
主御自身が建ててくださらなければ
貧困と飢餓、富裕と飽食の同居するこの地球において、都市にその悲惨さを多く見ることができます。子どもの貧困や高齢者の孤独死は、一見豊かな国に見える日本でも深刻な社会問題になっています。 詩編127編は、い…
詩編 62編
民よ、どのような時にも神に信頼し
御前に心を注ぎ出せ。
神はわたしたちの避けどころ。
暴力に依存するな。
搾取を空しく誇るな。
力が力を生むことに心を奪われるな。 詩編 62編9節、11節
執り成しの祈りをささげるために
40日40夜、昼も夜も、断食した後、空腹を覚えられたイエスを、悪魔は、「石がパンになるように命じたらどうだ」と誘惑します。しかし、イエスは、「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言…
エレミヤ 17章
祝福されよ、主に信頼する人は。
主がその人のよりどころとなられる。
彼は水のほとりに植えられた木。
水路のほとりに根を張り
…
干ばつの年にも憂いがなく
実を結ぶことをやめない。 エレミヤ書 17章7節~8節
干ばつの年にも憂いがなく
旧約の族長の一人、ヨセフは、兄たちに売られたエジプトの地で、王の見た夢を解き明かし、宮廷の責任者として、7年の豊作の間に、7年の飢饉に備える働きをしました。そして、飢饉の中でエジプトに穀物を求めに来た…
ヨハネ 9章
「ただ一つ知っているのは、目の見えなかったわたしが、今は見えるということです。」 ヨハネによる福音書 9章25節
クリスマスの心・賛美
クリスマスは賛美の時です。賛美は神を喜びたたえ、あがめる心から生まれます。世界には多くの讃美歌があります。アメイジング・グレイスは特に有名です。この歌の作者ジョン・ニュートンは、歌詞の1節に「かつては…
詩編 51編
神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。
打ち砕かれ悔いる心を
神よ、あなたは侮られません。 詩編 51編19節
罪を悔い改める
1節に「ダビデの詩」と書かれていますが、ダビデは主イエスが来られる千年前のイスラエルの王でした。そのダビデは、体を洗っていたウリヤの妻バト・シェバを見て、宮殿に呼び出し、関係をもちました。しかも、バト…
マタイ 18章
ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。7回どころか7の70倍までも赦しなさい。 マタイによる福音書 18章21節~22節
7の70倍までも赦しなさい
ペトロは尋ねました。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか」。イスラエル人にとって、7という数は完全を意味するので、どんなに我慢したとしても、せいぜい7回まで…
1ヨハネ 1章
自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。 ヨハネの手紙一 1章8節~9節
神に赦されない罪はない
私たち人間は神から離れ、神との交わりを失ってしまったので、イエス・キリストの救いにあずかるまでは、だれも自分の罪に気づきません。人や社会に悪いことをしてしまったときには、罪悪感をもつことはあっても、…
使徒 7章
人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。 使徒言行録 7章59節~60節
主に赦されたゆえに人を赦す
ステファノは執事的な働きだけでなく積極的に伝道し、主イエスを証しする人でした。すると、ステファノの教えに反対する人たちが出てきて、激しい議論になりました。 しかし、聖霊に満たされたステファノと論じ合っ…
ローマ 12章
「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。」悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。 ローマの信徒への手紙 12章20節~21節
憎しみから解き放たれる
「われらに罪を犯す者をわれらがゆるすごとく、われらの罪をもゆるしたまえ」と祈るとき、自分ではどうすることもできない怒りや悲しみを自分の心から神に引き受けていただくことができます。神はそのことをご存じ…
ヨハネ 8章
イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」 ヨハネによる福音書 8章11節
これからは、もう罪を犯してはならない
ある朝、主イエスが神殿に行かれると、主を罠にはめようとする人々が女性を連れてきました。彼らは女性が姦淫の罪を犯したところを捕らえて、主に判定を求めました。 旧約の律法では、姦淫の罪は石打ち刑に定められ…
1ヨハネ 4章
わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。 ヨハネの手紙一 4章10節
クリスマスの心・愛
クリスマスは、救い主イエスがお生まれになったことに思いを集中する時です。 この聖書の言葉は、主イエスの誕生に神の愛があると伝えています。クリスマスは、「わたしは神に愛されている」ことを知る時です。神は…
詩編 103編
主はわたしたちを
どのように造るべきか知っておられた。
わたしたちが塵にすぎないことを
御心に留めておられる。 詩編 103編14節
主は私たちを憐れんでくださる
主は私たちの弱さとはかなさをよくご存じです。主がそのように私たちを知っておられるのは、主が人間を土の塵から創造されたからです。そして主は私たちが塵にすぎない者であることをお忘れになりません。 では主が…
ローマ 5章
そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 ローマの信徒への手紙 5章3節~4節
希望を誇り、苦難を誇る
私たちはさまざまな苦難を経験します。だれでも思いがけない病気や考えてもいなかった災いに襲われる可能性をもっています。そして苦難の中から逃れたい、どうにかして元の生活に戻りたいともがきます。 しかし主が…
1テサロニケ 5章
どうか、平和の神御自身が、あなたがたを全く聖なる者としてくださいますように。…わたしたちの主イエス・キリストの来られるとき、非のうちどころのないものとしてくださいますように。 テサロニケの信徒への手紙一 5章23節
全く聖なる者とされるとき
私たちが聖なる者、非のうちどころのない者とされるときが来ます。それは私たちの主イエス・キリストの来られる再臨のときです。主イエスは私たちの罪のために十字架で死なれ、3日目に復活して、天に昇られ、いつか…
ローマ 10章
「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。 ローマの信徒への手紙 10章13節
主の名を呼び求める者はだれでも救われる
私たちは、私たちの罪のために十字架で死なれた主イエスを、神が死者の中から復活させられたと心で信じ、口でイエスは主であると公に告白して神の救いをいただきました。「主の名を呼び求める」とは、心で信じて義…
ヨハネ 14章
わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。 ヨハネによる福音書 14章13節
何でもかなえられるとは?
この御言葉はなんと力強い言葉でしょうか。しかしこの御言葉はよく注意をしないと、文脈を無視して、祈れば願うことは何でもかなえられると読んでしまいます。では主イエスが語られた「何でもかなえてあげよう」と…
2コリント 1章
(キリスト)において「然り」となったからです。それで、わたしたちは神をたたえるため、この方を通して「アーメン」と唱えます。 コリントの信徒への手紙二 1章20節
アーメンを唱えつつ歩む
「アーメン」。この小さな言葉を唱えつつ、私たちは祈りの道を歩んでいます。 「アーメン」とはヘブライ語に由来し、「真実です」という意味です。私たちは祈るとき、「真実です」という真剣な思いをもって「アーメ…
詩編 30編
わたしの魂があなたをほめ歌い
沈黙することのないようにしてくださいました。
わたしの神、主よ
とこしえにあなたに感謝をささげます。 詩編 30編13節
クリスマスの心・感謝
今年を振り返りながら、神に感謝をささげましょう。 感謝は神が与えてくださる恵みです。感謝には正しい出発点があります。それは主イエスによって与えられている救いの恵みを信じる信仰です。 主によって与えられ…
私たちは悪魔との戦いを避けて通ることができません(1ペト5章8節)。確かに神は、人間の堕落の時にすでに女の子孫が蛇の頭を砕くという救いの約束を立ててくださいました(創3章15節)。そして、主イエスは悪魔の…