ヨハネによる福音書 14章
わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 14章13節
わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 14章13節
2017年12月の聖書日課をまとめて表示します。
「ヨハネによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
西田 三郎が担当した聖書日課をまとめて表示します。
この御言葉はなんと力強い言葉でしょうか。しかしこの御言葉はよく注意をしないと、文脈を無視して、祈れば願うことは何でもかなえられると読んでしまいます。では主イエスが語られた「何でもかなえてあげよう」とはどういう意味でしょうか。
主イエスは12節で「わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである」と語られました。主イエスはこの言葉で弟子たちを福音伝道に派遣されました。弟子たちはパレスチナの地でなされた主の働きを継続します。弟子たちによって福音が全世界に宣べ伝えられます。
主はこの福音伝道と教会形成の業には、たいへんな困難と弟子たちの苦難があることを予知されて、この御言葉を与えられたのです。伝道の進展を見ることが困難だからこそ、きょうの御言葉の約束を握りしめましょう。
主イエスは復活した後、父なる神のみもとに行かれ、福音伝道で労苦する弟子たちの祈りをとりついでくださいます。主は聖霊によって弟子たちと共に働かれ、弟子たちの祈りは神の栄光となります。