あさのことば

「罪の囚人」

放送日
2005年8月10日(水)
お話し
足立正範(日本キリスト改革派教会牧師)

足立正範(日本キリスト改革派教会牧師)

メッセージ: 「罪の囚人」

 ご機嫌いかがですか。日本キリスト改革派教会の牧師、足立です。

 あなたが2冊の本を選ぶならば、それは何と何ですか。私は、聖書と石川啄木の短歌「一握の砂」です。啄木はその本の中で、「人という人のこころに一人ずつ囚人がゐてうめくかなしさ」と、歌っています。

 彼は、パウロのように人の心をよく理解した人です。人の心の悲しみの本質を知っている人です。人という人の心の中に、例外なく罪という囚人がいて、人の心はその罪に囚われうめく苦しみを経験しているのです。

 私も自分の心の醜さに悩んだことがあります。聖書に出会って、人の心に罪があることを知りました。

 新約聖書のローマの信徒への手紙7章19節から20節に、パウロが次のように言っています。

 「私は自分の望む善を行わず、望まない悪を行っている。もし、わたしが望まないことをしているとすれば、それをしているのはもはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです。」

 キリストは、その罪から私たちを救うために身代わりに死なれ、私たちの心を罪の囚人から解放してくださいました。啄木が歌う心の悲しみの歌は、私たちをキリストへと導くのです。

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