
小宮山裕一(綱島教会牧師)
メッセージ:海
おはようございます。横浜市港北区、綱島教会の牧師、小宮山裕一です。
夏になると、海のことを思います。私は山梨県で育ちました。山梨は海のない県です。だから、子どもの頃の私にとって、海はどこか遠い、憧れの場所でした。海というのはこんなにも広いのか。世界はこんなにも広がっているのか。初めて見た海は、そんな驚きを私に与えてくれました。
大人になって、ひたちなか市に住んでいた頃のことです。私はよく、海辺をドライブしました。窓を開けて、波の音を聞きながら走るのです。不思議なことに、海を見ていると、心が静かになっていく。波は何度も何度も、同じように打ち寄せます。寄せては返し、寄せては返し。その変わらないリズムが、なぜか私の心に安心を与えてくれるのです。
聖書の中に、こんな言葉があります。「曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうとも あなたはそこにもいまし 御手をもってわたしを導き 右の御手をもってわたしをとらえてくださる」(詩編139:9-10)。海のかなたまで行っても、神様の御手は私を導いてくださる。聖書はそういうのです。
子どもの頃、私は、海のかなたに憧れていました。あの海の向こうには何があるのだろう。世界はどこまで広がっているのだろう、と。
大人になった今、聖書を通して知りました。海のかなたにも、神様はおられる。波のリズムを造られた方が、海のはるか向こうにも、私の人生の隅々にも、御手を伸ばしてくださっているのです。
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