
小宮山裕一(綱島教会牧師)
メッセージ:花火
おはようございます。横浜市港北区、綱島教会の牧師、小宮山裕一です。
夏の思い出には、親戚との集まりがあります。私は山梨で育ちましたが、同じ県内に親戚がたくさん住んでいました。夏になると、よく集まりました。みんなで一緒にご飯を食べたり、夜には花火をしたり。子どもにとって、それはとても楽しい時間でした。
花火のことをよく覚えています。庭先で、線香花火に火をつける。シュッと小さな音がして、火花が散ります。バケツの水を用意して、終わった花火を入れる。あの匂い、あの音、あの夜の空気。今でも目を閉じると、思い出すことができます。
花火は、一瞬で消えてしまいます。あんなにきれいなのに、すぐに終わってしまう。けれども、不思議なことに、その儚さを、誰かと一緒に見たという記憶は、ずっと残るのです。一人で見た花火は、覚えていません。誰かと一緒に見た花火だけが、心に残っています。
聖書の中に、こんな言葉があります。「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」(詩編133:1)「兄弟が共に座っている」…聖書はそれを、「恵み」、「喜び」というのです。
考えてみますと、人と人が共に集まる、それは当たり前のようでいて、実はとても大きな恵みです。一人ひとりは別々に生きている。でも、夏のひととき、同じ庭先で、同じ花火を見上げる。同じ食卓を囲む。
神様は、私たちを一人ぼっちで生きるようには造られませんでした。共に生きる者として、私たちを造ってくださったのです。今日も、あなたの周りに、共にいてくださる方がおられます。その方々と過ごす一日が、恵みの一日となりますように。
※あさのことばのプレゼント締切はその週の土曜日です。




