エレミヤ 20章
主よ、あなたがわたしを惑わし
わたしは惑わされて
あなたに捕らえられました。
あなたの勝ちです。 エレミヤ書 20章7節
あなたがわたしを惑わした
聖書の中で最も衝撃的な一言。それは、人間が神に向かって語る、極めて冒涜的な一言でありつつ、極めて宗教的な一言でもあります。人間エレミヤの絶望的な魂の叫びでありつつ、神の預言者の情熱的な愛の告白でもあ…
レビ 6章
祭壇の上の火は常に絶やさず燃やし続ける。
レビ記 6章6節
変わることのない神の恵みの契約
主はモーセに、焼き尽くす献げ物について、指示を出されました。それは、毎日、朝と夕に献げられるものでした。「わたしはその場所で、あなたたちと会い、あなたに語りかける。…わたしは彼らの神、主である」(出29…
哀歌 1章
なにゆえ、独りで座っているのか
人に溢れていたこの都が。 哀歌 1章1節
なにゆえこれが起こったか
哀歌。哀しみの歌です。その哀しみは、国の滅びの哀しみです。紀元前587年、南ユダ王国はバビロンによって滅ぼされ、民は捕囚となって引いて行かれました。イスラエルの歴史における最も悲惨な出来事です。 今、歌…
ヨハネ 6章16-21節
イエスは言われた。「わたしだ。恐れることはない。」 ヨハネによる福音書 6章20節
主イエスへの信頼をさらに深める
主イエスは、私たちが主イエスへの信頼をますます深められるように働いておられます。ですから、この主イエスの言葉と力を、きょうも信頼しましょう。 ある日の夕方、主イエスは後から行くからということで、先に弟…
エレミヤ 21章
見よ、わたしはお前たちの前に命の道と死の道を置く。 エレミヤ書 21章8節
命の道を選び取るために
エレミヤ書21章では、大国バビロンに迫られたユダの王ゼデキヤが、預言者エレミヤに使者を遣わして主の意向を問うています。王は自らの不信仰を棚に上げ、神が「驚くべき御業」によって助けを与えてくれることを期…
エレミヤ 22章
主はこう言われる。正義と恵みの業を行い、搾取されている者を虐げる者の手から救え。寄留の外国人、孤児、寡婦を苦しめ、虐げてはならない。 エレミヤ書 22章3節
正義と恵みの業を行え
主なる神は、国の政治をつかさどるユダの王や家臣たち、王国の豊かな人びとに対して、弱い立場の人びとを思いやり、配慮するよう命じています。とくに寄留の外国人、保護する者のいない子どもたち、夫がなく経済的…
エレミヤ 23章
お前たちに預言する預言者たちの
言葉を聞いてはならない。
彼らはお前たちに空しい望みを抱かせ
主の口の言葉ではなく、自分の心の幻を語る。 エレミヤ書 23章16節
偽りの預言者のメッセージ
エレミヤの時代、宗教指導者たちの堕落は大きな問題でした。「預言者も祭司も汚れ…」とあります(11節)。彼らは「姦淫を行い、偽りに歩」み、「悪を行う者の手を強め」る始末。さらに彼らは民にへつらい、自分の心…
エレミヤ 24章
わたしは、わたしが主であることを知る心を彼らに与える。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。 エレミヤ書 24章7節
彼らはわたし の民、わたし は彼らの神
主なる神は、良いいちじくと悪いいちじくを用いて、エレミヤに新しいことを示されました。神は、バビロンに捕囚となった民を「良いいちじくのように見なして、恵みを与えよう」と語られます(5節)。「良いいちじく…
レビ 7章
和解の献げ物を主にささげる者は、その中から次のものを主にささげよ。
レビ記 7章29節
感謝を自分の手で自ら献げる
和解の献げ物は、感謝の献げ物(12節)として、あるいは、満願の献げ物や随意の献げ物(16節)として、祈りが応えられたことや、予期せぬ恵みが与えられたことに感謝して、個人的に、また自発的に献げるものでした…
哀歌 2章
主はまことに敵となられた。 哀歌 2章5節
この出来事を正しく理解せよ
廃墟と化し、バビロンに包囲された都エルサレムの惨状を、2章は1章にもまして深刻に描写しています。荒れ果てた都。敵にはずかしめられる民。飢えに苦しむ乳飲み子。歌い手の目は涙でかすみ、胸は張り裂け、はらわ…
ヨハネ 6章22-33節
「朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。」 ヨハネによる福音書 6章27節
永遠の命に至るために働く
主イエスがパンと魚を5千人以上もの人たちに分け与えた翌日、多くの人びとが主イエスをさがして湖の向こう岸までやってきました。主イエスから、食べ物を満腹するほどもらえたことを体験した人、また聞いた人たちが…
エレミヤ 25章
「わたしは、彼らの行いとその手の業に応じて彼らに報いる。」 エレミヤ書 25章14節
裁きよりも憐れみをもたらす神
エレミヤは、ヨシヤ王の第13年から23年間、主の預言者としてユダとエルサレムの人びとに語り続けました。「悪の道と悪事を捨てよ」、「他の神々に従っていくな」と。 しかし、エレミヤの言葉は彼らには届きませんで…
民数記 1章
シナイの荒れ野にいたとき、主は臨在の幕屋でモーセに仰せになった。 民数記 1章1節
荒れ野で主の民として受けた祝福
主の民の歴史を大きく見るならば、荒れ野は豊かで自由な場所です。奴隷の地であるエジプトにいたとき、ファラオに逆らう自由はありませんでした。主の御言葉を守ることは、ファラオによって決定的に妨げられていま…
民数記 2章
イスラエルの人々は、…臨在の幕屋の周りに、距離を置いて宿営する。 民数記 2章2節
臨在の幕屋を中心に宿営し旅を重ねた
荒れ野で、どうして日々の生活が成り立つでしょうか。それぞれの人にも、いろいろな思いがあったでしょう。しかし、一族ごとに民の生活はまとめられました。それは民の心を一つにするように導きます。そして、臨在…
申命記 32章1-44節
遠い昔の日々を思い起こし
代々の年を顧みよ。
あなたの父に問えば、告げてくれるだろう。
長老に尋ねれば、話してくれるだろう。 申命記 32:7
思い起こすは過ぎ去らない遠い昔の日々
最期の日を見据えるモーセに、神は一つの歌を与えられます。荒れ野の40年を思い起こす歌です。告発の言葉が並びます。「不正を好む曲がった世代はしかし、神を離れ、その傷ゆえに、もはや神の子らではない」(5節)…
レビ 8章
アロンとその子らに、…携えて来させなさい。また共同体全員を臨在の幕屋の入り口に召集しなさい。 レビ記 8章2節~3節
破れ口に立つ大祭司の憐れみ
8章には、「祭司の聖別の任職式」という見出しが付いています。「主はモーセに仰せになった」(1節)で始まり、「アロンとその子らは、モーセを通して主が命じられたことすべてを、そのとおり実施した」(36節)で…
哀歌 3章
主の慈しみは深く
懲らしめても、また憐れんでくださる。 哀歌 3章32編
赦しと憐れみの神を仰ぐ
歌い手はなお、廃墟と化したエルサレムの都に座しています。国の滅びと都の荒廃。この出来事がなにゆえ起こったのかを彼はわきまえています。これは背信の民に対する、義の神の正当な審判です。彼は今、主の怒りの…
ヨハネ 6章34-51節
わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。 ヨハネによる福音書 6章51節
主イエスは天からの生きたパン
主イエスは、ご自分が「天から降ってきたパンである」と、ユダヤ人たちに真理をお語りになられました。しかし、それを聞いたユダヤ人たちはこう言います。「これはヨセフの息子のイエスではないか。我々はその父も…
民数記 3章
彼ら(モーセおよびアロンとその子ら)は…聖所を守る。ほかの者がその務めをしようとするならば、死刑に処せられる。 民数記 3章38節
神に近づく畏れと幸いを学びつつ
荒れ野では、神が共におられることの幸いを学び続けます。だから、すべてが良いのです。同時に、神に近づく畏れを学び続けます。神が定めた仕方に従って、神に近づかなくてはなりません。臨在の幕屋のすぐそばには…
民数記 4章
ケハトの子らの仕事は、臨在の幕屋と神聖なものにかかわる。 民数記 4章4節
神に近く仕える光栄を学べるように
ケハトの子らは、聖所とそのすべての聖なる祭具を運搬する務めに召されました。最も聖なる掟の箱も、彼らが運びます。聖なる神に触れるほどに近く仕えて汗を流します。それゆえ、神に仕えるほどに、神への畏れを学…
民数記 5章
主はモーセに仰せになった。
イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。 民数記 5章11節~12節
神に近く仕える幸いを学びながら
主はまず、モーセに仰せになりました。民の生活のあらゆることについて、モーセを通して告げられました。それは、民自身が望んだことでもありました(出20章19節)。また、神を畏れて聞き、心を尽くして理解しなが…
ユダ
しかし、愛する人たち、あなたがたは最も聖なる信仰をよりどころとして生活しなさい。聖霊の導きの下に祈りなさい。 ユダの手紙 20節
終わりまで聖霊により祈りなさい
パウロ書簡にも、この手紙にも、新約聖書には、偽教師についての警告があちらこちらに記されています。これらの問題は、使徒時代の初期の教会にはびこる重大な問題でした。 最近、イエス・キリストの処女降誕や復活…
レビ 9章
モーセとアロンは臨在の幕屋に入った。彼らが出て来て民を祝福すると、主の栄光が民全員に現れた。 レビ記 9:23
神の命令に従うときに現れる主の栄光
アロンが手を上げて民を祝福し、献げ物をささげ終えて壇を下りると、モーセとアロンは臨在の幕屋に入りました。二人が出て来て民を祝福すると、主の栄光が民全員に現れたのです。すると、主の御前から炎が出て、祭…
哀歌 4章
貴いシオンの子ら、金にも比べられた人々が
なにゆえ、土の器とみなされ
陶工の手になるものとみなされるのか。 哀歌 4章2節
金の器から土の器へ
エルサレムの都が栄華をきわめていたとき、そこに住む人びとは黄金のように輝いていた。しかし、今その人びとは土くれのように価値のないものと見なされている。都は荒れ果て、人間も堕ちるところまで堕ちてしまっ…
ヨハネ 6章52-71節
「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。」 ヨハネによる福音書 6章68節
主イエスの真理へ戻りなさい
「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。あなたこそ神の聖者であると、わたしたちは信じ、また知っています」。ペトロのキリスト告白です。 主イエスは、永…
民数記 6章
彼らがわたしの名をイスラエルの人々の上に置くとき、わたしは彼らを祝福するであろう。 民数記 6章27
御名を知り御顔を仰ぎ神の祝福を
祭司が神の御名において民を祝福するとき、神は民を祝福してくださる。これは、神御自身の全能と真実によって約束されたことです。この祝福は、神の御名を知り、神を求め続けて知る祝福です。「主よ、御名を知る人…
民数記 7章
指導者は祭壇奉献のための献げ物を携えて来た。…主はモーセに言われた。
指導者は祭壇奉献のための献げ物を、一日に一人ずつささげなさい。 民数記 7章10節~11節
臨在の主が目に留めてくださる
モーセに率いられた神の民イスラエルは、主が命じられたとおりに幕屋を建てました。それは「臨在の幕屋」と呼ばれ、「人がその友と語るように、顔と顔を合わせて」(出33章11節)主が語られる場所です。 幕屋を建て…
民数記 8章
次に、アロンはイスラエルの人々の奉納物として、レビ人を主の御前に差し出して主に仕える者とする。 民数記 8章11節
主に仕える者とされる幸い
レビ人はイスラエルの他の部族と区別され、特別な務めが任されました。その任務については、3、4章にかけて詳細に記されていたように、臨在の幕屋の警護や祭具の管理など、幕屋の仕事をする祭司職でした。 そのレビ…
民数記 9章
彼らは主の命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。彼らはモーセを通してなされた主の命令に従い、主の言いつけを守った。 民数記 9章23節
主の時に合わせて進むもとどまるも
イスラエルの民がエジプトから救い出されたのは、主に導かれる旅の始まりでもありました。主が離れることなく共におられるしるしとして、昼は雲の柱が先立って進み、夜は火の柱が照らしました。(出13章21節、40章3…
レビ 10章
あなたたちのなすべきことは、聖と俗…を区別すること、…主が命じられたすべての掟をイスラエルの人々に教えることである。 レビ記 10章10節~11節
聖なる神の聖なる民となる
10、11節は、レビ記の要点です。主の願いは、「わたしはあなたたちの神になるために、エジプトの国からあなたたちを導き上った主である。わたしは聖なる者であるから、あなたたちも聖なる者となりなさい」(11章45…
哀歌 5章
あなたは激しく憤り
わたしたちをまったく見捨てられました。 哀歌 5:22
絶望の淵
哀歌は深い哀しみにいろどられた歌ですが、その中には罪の告白の言葉があり、悔い改めと立ち帰りを表明する言葉があり、さらには神を待ち望む歌もあります。 しかし、哀歌の全編は「あなたは激しく憤り、わたしたち…
毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2024年8月は埼玉県越谷市にある「南越谷コイノニア教会」です。