主イエスは天からの生きたパン | ヨハネによる福音書 6章34-51節

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ヨハネによる福音書 6章34-51節

わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 6章51節

主イエスは天からの生きたパン

主イエスは、ご自分が「天から降ってきたパンである」と、ユダヤ人たちに真理をお語りになられました。しかし、それを聞いたユダヤ人たちはこう言います。「これはヨセフの息子のイエスではないか。我々はその父も母も知っている。どうして今、『わたしは天から降って来た』」などと言うのか」とつぶやいたのです。

このユダヤ人のつぶやきの言葉で気になるのは、「天から降ってきた」というだけで、「パン」が抜けていることです。なぜなのでしょうか。このことはユダヤ人たちの関心が、主イエスの本質ではなく、出生だけに向けられていることを示しているように思われます。つまり、ユダヤ人たちは、自分はもう知っている、わかっていると思い、そこから先には進もうとしないのです。そのために主イエスの本性、この方がどういう方かということがわからないのです。

しかし、主イエスは少しもひるむことなくお語りになられます。「わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる」と。私たちもそれぞれに自分の経験や知識を持ち、それに囚われやすいものです。固定観念や自分の知識を超えて、主イエスの御言葉に聞き、養われて歩ませていただきましょう。

【祈り】

主イエスが永遠の命を与えるパンであることを、まっすぐに受け入れて信じさせてください。

酒井 啓介(坂戸教会)