人か神か従うべきお方はだれか | 使徒言行録 3-5章

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使徒言行録 3-5章

しかし、ペトロとヨハネは答えた。「神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 4章19節

人か神か従うべきお方はだれか

聖霊の力を受けて、キリストの教会は出発しました。ペトロとヨハネは力強く民衆に神の言葉を語っていましたが、そこにユダヤの権力者たちがやってきて、二人は捕らえられてしまいます。こうして早くもキリスト教会への迫害が現実となりました。二人はユダヤの権力者たちの前に立たされ、今後、イエスの名によって教えたりしないようにと厳しく戒められました。そのとき、二人は答えます。「神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです」。

一つ思い出す出来事があります。宗教改革者マルティン・ルターもヴォルムス帝国議会で自説の撤回を要求されたとき、居並ぶ権力者たちの前で「我、ここに立つ!」と宣言しました。神の言葉に立っているからこそ、撤回することはできないと。

「語るな!」と言われても、「話さないではいられない」。それはペトロとヨハネが人ではなく、神に従っていたからです。福音を語ることは神の御心でした。御心への熱意がペトロとヨハネに黙ることを許しません。

人間の言葉に揺さぶられようとも、私たちが立つべきは神の御言葉の上です。

【祈り】

神様。人の言葉に揺さぶられようとも、あなたの御言葉に従っていく信仰をお与えください。

高内 信嗣(山田教会)